2026.10.26
アメリカ(米国)|米国行き国際線の全乗客にエボラ対策の宣誓書提出を義務化(11/3〜)

米国疾病予防管理センター(CDC)は2026年10月22日、米国行きのすべての国際線の乗客に対し、「搭乗前21日間にコンゴ民主共和国(DRC)に滞在していない」ことを署名で申告する宣誓書(ATTESTATION)の提出を義務づける命令を発出しました。
2026年11月3日午後11時59分(米国東部標準時)以降に外国を出発する便から適用され、国籍を問わず、米国市民や永住権保持者、米国で乗り継ぐ方も対象となり、宣誓書がない場合は搭乗できません。
米国への渡航を予定されている方は、ご利用の航空会社の案内を事前にご確認ください。
- 対象は、2026年11月3日午後11時59分(米国東部標準時)以降に外国を出発して米国へ向かうすべての旅客です(日本時間では、11月4日午後1時59分以降の出発便が目安となります)
- 宣誓するのは「搭乗前21日間にコンゴ民主共和国に滞在していない」ことです。空港での乗り継ぎだけでも「滞在」に含まれます
- 航空会社は宣誓書のない方を搭乗させられません。措置は2026年12月18日までとされており、延長・変更される可能性があります

アメリカへ渡航・滞在される方への注意喚起
入力方法は航空会社ごとに異なります。
出発前に航空会社の案内をご確認いただき、空港には余裕を持ってお越しくださいませ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 適用期間 | 2026年11月3日午後11時59分(米国東部標準時)以降の出発便から、2026年12月18日まで(延長・変更あり) |
| 対象 | 米国行きの全旅客です。乗り継ぎのみの方や、グアムなど米国領行きの便も含まれます |
| 「滞在」の範囲 | 入国のほか、空港での乗り継ぎ(機内に留まった場合を含む)も該当します。上空通過のみは含まれません |
| 提出方法 | 紙またはデジタルで、1人1通提出が必要とされています (18歳未満の方は保護者等が代理で署名します) |
| ご注意 | コンゴ民主共和国に滞在している場合、出国日から数えて22日目以降でなければ搭乗できません 虚偽の申告は、搭乗拒否や刑事罰の対象となる可能性があります |
チェックイン時の手続き遅延や搭乗拒否にご留意ください
宣誓書の確認は出発地の空港で行われます。
航空会社は全員分の確認ができないと米国到着後に乗客を降ろす許可を得られないため、確認が厳格になることも考えられます。
施行直後は手続きに時間がかかる可能性もありますので、早めの空港到着をお勧めいたします。
すでに実施されている関連する入国・搭乗制限について
出発前21日以内にコンゴ民主共和国に滞在された方は、米国市民を含め米国行きの便に搭乗できません。
ウガンダ・南スーダンに滞在された方は、米国市民・国籍保持者以外(永住権保持者を含む)は入国できず、米国市民等はダレス・アトランタ・JFKの各空港での健康スクリーニングが必要です。
背景:拡大を続けるブンディブギョ株エボラの流行
今回の措置の背景には、2026年5月に公表された中央アフリカでのブンディブギョ株エボラの流行拡大があります。
米国疾病予防管理センター(CDC)の命令文によると、2026年10月18日時点でDRCは確定症例9,455例、死亡4,561例を報告し、東部イトゥリ州を中心に8つの州へ広がっています。10月にはケニアでも初の症例が確認されました。
この株には広く承認されたワクチンや特効薬がなく、潜伏期間は最長21日に及ぶため、空港での問診や検温だけでは発症前の渡航を見つけにくいと、CDCは説明しています。そこで、旅程から分かりにくい直近の滞在歴も含め、全旅客に自己申告を求める仕組みが導入されました。なお、CDCは10月22日時点で、米国内に今回の流行に関連する症例はなく、全体的なリスクは低いとしています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月26日)における公開情報に基づいています。宣誓書の運用の詳細や適用期間は、今後変更・延長・終了される場合があります。
- 渡航前に必ずCDC(米国疾病予防管理センター)の公式サイト、およびご利用の航空会社の最新情報をご確認ください。
- 宣誓書の入力方法や案内の時期は航空会社によって異なります。搭乗拒否となった場合の払い戻しや変更の条件は、ご利用の航空会社または予約された旅行会社にお問い合わせください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、宣誓書手続きによる遅延や搭乗拒否等について、当サイトは一切の責任を負いません。

