2026.11.02
ロシア|モスクワ市内南東部ツァリツィノ博物館・保護区と周辺のテロ脅威に関する注意喚起

2026年10月31日、ロシア連邦保安庁(FSB)は、パートナー間のルートを通じて米国側から「モスクワでのテロ攻撃の準備に関する情報を受け取り、適切な措置を講じている」と発表しました。
同日、在モスクワ米国大使館は、モスクワ南部のツァリツィノ博物館・保護区(Dolskaya Ulitsa 1)で「大量の死傷者が出る事態の信頼できる脅威」を把握しているとして、自国民に同日の立ち入りを避けるよう呼びかけました。
ツァリツィノは同日夜に閉鎖され来園者が退避しましたが、11月1日朝には通常営業を再開し、FSBは同日、同公園に関する脅迫を行ったとして未成年者を拘束したと発表しています。
モスクワへ渡航・滞在予定の方は、人が多く集まる場所では周囲の状況にご留意いただき、当局の指示や最新の報道を逐次ご確認ください。
- 米国大使館は10月31日、ツァリツィノ博物館・保護区での「大量の死傷者が出る事態の信頼できる脅威」を警告し、ロシア連邦保安庁(FSB)も米国からの情報受領を認めました
- 同公園は10月31日夜に閉鎖・来園者が退避しましたが、11月1日朝に通常営業を再開し、FSBは未成年のロシア国籍者を拘束したと発表しました
- 11月1日深夜〜2日にかけ、無人機への警戒によりモスクワの空港で運航制限や遅延が出ています(テロ警告とは別の事象)
モスクワへ渡航・滞在される方への注意喚起
米国大使館の警告は10月31日当日を対象としたもので、ツァリツィノは11月1日朝から通常営業に戻っています。
ただし、ロシア当局は拘束の経緯以外の詳細を明らかにしておらず、状況が変わる可能性もございます。
渡航予定の方は、出発前に在ロシア日本国大使館や外務省の海外安全情報で最新情報をご確認いただき、人が多く集まる場所では周囲にご注意ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体 | ロシア連邦保安庁(FSB)/ 在モスクワ米国大使館 |
| 対象場所 | ツァリツィノ博物館・保護区(モスクワ南部、Dolskaya Ulitsa 1) |
| 米国大使館の警告 (10月31日) |
同日、同保護区で大量の死傷者が出る事態の信頼できる脅威があるとして、同地域を避け、警戒を保ち、人混みを避けるよう推奨。米国政府はロシア当局と対応を調整中と説明 |
| 10月31日の動き | 夜に公園が閉鎖され来園者が退避 FSBによると、予定されていた文化・大衆イベントを中止し、周辺の警備を強化 |
| 11月1日の状況 | 朝に通常営業を再開 FSBは、TikTokに武器に似た物を持つ姿と同公園内で撮影した写真を「I found a place」の文言とともに投稿していた未成年のロシア国籍者を拘束したと発表(拘束は脅迫を理由とするもので、具体的な攻撃計画や背後関係は公表されていません) |
| その他の動き | 報道によると、ドイツ大使館も自国民に同公園を訪れないよう注意喚起 |
Security Alert: Threat to Tsaritysyno Museum Reserve in Moscow The U.S. Embassy in Moscow is aware of a credible threat of a mass casualty event TODAY October 31, at the Tsaritsyno Museum Reserve in Moscow at Dolskaya Ulitsa 1, Moscow, Russia 11569. The U.S. government is coordinating with appropriate Russian authorities on a response. Actions to take: Avoid the Tsaritsyno Museum Reserve location TODAY, October 31, 2026. Avoid the area, stay alert, and avoid crowds. Be aware of your surroundings. Review your personal security plan. Keep your cellphone charged in case of emergency. Carry proper identification. Monitor local media for any further information Enroll in the Smart Traveler Enrollment Program (STEP ) to receive health and security updates. Assistance: U.S. Embassy Moscow, Russia +7 495 728-5577 MoscowACS@state.gov U.S. Embassy Moscow web page State Department – Consular Affairs (+001) 888-407-4747 or (+001) 202-501-4444 Russia Country Information Follow us on Facebook and Twitter State Department – Consular Affairs 1-888-407-4747 or 1-202-501-4444
— Посольство США в РФ/ U.S. Embassy Russia (@USEmbRu) October 31, 2026
ニュースの背景:2024年の警告とクロッカス事件
米国大使館がモスクワでの攻撃について警告を出したのは、今回が初めてではありません。
2024年3月7日、同大使館は「過激派が大規模な集まりを狙う差し迫った計画がある」として48時間の注意を呼びかけ、約2週間後の3月22日にモスクワ郊外のクロッカス・シティ・ホールで襲撃事件が起き、140人以上が亡くなりました。
当時、ロシア連邦保安庁(FSB)長官は米国から情報提供があったことを認めつつ、内容は「一般的なもの」だったと説明しています。今回、FSBが米国からの情報に謝意を示したことについて、報道では、ウクライナ情勢を巡る安全保障対話が停滞するなかでも、テロ情報を伝える連絡ルートが維持されていることを示すものと伝えています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年11月2日)における公開情報に基づいています。現地の状況や当局の発表内容、空港の運航状況は今後変更される場合があります。
- 渡航前に、在ロシア日本国大使館、外務省海外安全ホームページ、ご利用の航空会社・空港の公式サイトで最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。
- ツァリツィノ博物館・保護区の開園状況やイベントの開催は、当局の判断により急に変更・中止となる場合があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、遅延・欠航、安全上のトラブル等について、当サイトは一切の責任を負いません。

