2025.07.01
【2025年最新!】ロシア|渡航情報・旅行の準備ガイド(必要な渡航書類、ビザ申請、航空券手配、入国・検疫等の手順)
ロシアへの渡航に必要な手続きの手順
【2025年最新版】ロシア渡航に関するガイド・まとめページです!
渡航前に確認することや必要書類、ビザの取得、航空券やホテルの手配、到着後の入国手順まで、ご旅行・ご出張どちらにも対応した最新情報や注意点等をどこよりも詳しくまとめています。
航空券・ホテル手配や渡航に関することで「面倒だな」と感じたら、当社サービスをお気軽にご利用ください。
日本国籍の方のロシア渡航について
日本国籍の方がロシアに渡航する場合、渡航目的に沿ったビザ 取得が必要となります。
日本国籍以外の方につきましては、ロシア連邦大使館・総領事館 または ロシアビザセンター 等にてご確認ください。
外務省危険情報として レベル3(渡航中止勧告)が発出されています
(ウクライナとの国境周辺地域は レベル4(退避勧告)が発出されています)ロシアへの渡航はどのような目的であれ止めてください
ただし、既に滞在されている方の生活基盤を確保する観点から、真にやむを得ない公益性を有する任務遂行のためにモスクワ市に渡航・滞在する場合は、特別な注意を払うとともに現地大使館と緊密に連絡を取りつつ、十分な安全対策を講じてください
ロシアの入国制限(新型コロナウイルス関連)
ロシア政府は2022年10月21日以降、外国人のロシア入国に際し提示が義務付けられていたPCR検査の陰性証明書の提示義務が撤廃されました。
これにより、これまでロシアへの渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は 撤廃 されました。
外務省危険情報:ロシア全土に渡航中止勧告
2022年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、ウクライナとの国境周辺地域では砲撃等による被害が発生し、危険な状況が続いています。
これらの状況から外務省は、ロシア国内全域に対して 渡航中止勧告 を発出しています。
真にやむを得ない公益性を有する任務遂行のためにモスクワ市に渡航・滞在する場合は、特別な注意を払うとともに、現地大使館と緊密に連絡を取りつつ、十分な安全対策を講じてください。
- 2022年2月25日以降、EU加盟諸国がロシアの航空機が領空を飛行することを禁じ、またロシアも対抗措置として自国の領空飛行を禁じる措置を取りました。
- トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、中国、ウズベキスタン等の航空会社のフライトでロシアとの往復が可能となっておりますが、今後の情勢次第では、ロシア国内からの出国手段が制限される可能性があります。
- ロシア国内では国際クレジットカード(VISA/MASTERなど)の決済事業が停止されており、銀行間の国際送金についても様々な制限があり、外貨現金に関しても日本=ロシア双方において持ち出し・持ち込みの制限が設定されています。
❶ 渡航書類の準備・ロシアビザの申請
ロシアに渡航する場合は、短期間の観光などの目的であっても ビザ を取得することが必要です。
渡航目的に応じて必要なビザをロシアへの渡航前に大使館等の在外公館・ロシアビザセンターから申請・取得するか、ロシア連邦外務省領事部の専用サイトから e-VISA を取得します。
ロシアビザ申請
ロシア入国に際しては渡航目的に応じて、有効なビザ が必要です。
有効なビザをお持ちでない場合は、ロシア連邦大使館・領事館 または ロシアビザセンターにてビザの申請・取得が必要となります。
主なロシアビザの種類
一般旅券所持者のビザ免除措置(日本国籍は対象外)
下記に記載する国籍の一般旅券所持者については、一定期間のビザ免除での滞在が認められています。
なおロシア政府は2025年6月30日より、ビザ免除で入国する外国人旅行者(日本国籍の方は対象外)を対象とした、新しい「電子渡航認証」制度を導入しており、この制度により、対象となる旅行者は QRコード形式の電子認証 を事前に取得する必要があります。
※ 電子渡航認証の実施は、2025年6月30日~2026年6月30日までの1年間は試験運用
※ 試験運用期間中は、QRコードを持参していなくても入国拒否をされることはないとしていますが、事前申請を推奨
ロシア連邦外務省領事部(Консульский департамент)|外国人のロシア連邦への入国及び滞在条件(ロシア語)
ロシア|新しい電子渡航認証制度を1年間試験運用(6/30~)
2025年1月1日以降、ロシア連邦法第260-FZ号「ロシア連邦の特定立法行為の改正について」第7条第2項 及び 第11条第3項が発効し、ロシア入国に際しビザを必要としない外国人のロシア連邦における一時滞在期間は、二国間取り極め等で定められているケースを除き、「1暦年中に合計90日を超えてはならない」と定められました
(ロシア連邦外務省プレスリリース|外国人の一時滞在許可期間を暦年中に合計90日に短縮(ロシア語))
オンラインビザ(e-VISA)
2023年8月1日より、ロシア連邦全域で有効なオンラインビザ(e-VISA)システムが稼働しています。
ロシアへの渡航前にロシア連邦外務省の専用ウェブサイトを通じてビザ申請・取得を行い、所定の国境地点でロシア到着時にe-VISAを提示します。
e-VISAでの入国可能地点は指定国境検問所のみとなります例外的に「指定外ルート」からの入国が可能な場合もありますが、
その場合はロシア連邦保安庁(FSB)国境局の事前許可が必要となります
(ロシア連邦外務省領事部|An e-visa is valid for entry into and exit from the Russian Federation only through the following State border crossing points of the Russian Federation)
2025年8月23日以降、e-VISAの有効期間が60日→120日に延長、最大滞在日数が16日→30日に拡大となります
(ロシア連邦外務省プレスリリース|国境に関する連邦法改正 及び 出国・入国手続きについて(ロシア語))
❷ ロシア行き航空券の手配
各種情勢により航空会社の運行計画・路線運行に影響が出る恐れがございます。
また各航空会社ともに時刻表掲載のスケジュール 及び 機種・機材については、予告無しに変更されることがございます。
なお日本⇔ロシア間の直行便フライト運行状況についてご案内しておりますが、現在運休が続いております。
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
❹ ロシア入国手続 及び 滞在について
空港到着後、案内に従い入国審査場にお進みください。
入国審査【Immigration】
到着後は各ターミナルの入国審査場にお進みください。
モスクワ シェレメチェボ国際空港到着後
ご利用の航空会社によってご利用ターミナルが異なります。
また、国籍や入国方法によって審査カウンターが異なりますので、詳細は審査場内の案内表示等にてご確認ください。
税関申告【Customs】
手荷物受取所で荷物引取後に税関申告を行います。
持ち込み荷物が免税範囲を超えず、輸入規制・禁止・制限されている物品を持ち込まない場合は、グリーンライン(Nothing to Declare)にお進み下さい。
ロシア入国に際しての税関・動植物検疫の注意事項
ロシアへの持ち込みが禁止・規制されている品物
以下に記載するものはロシアへの持ち込みが禁止 及び 規制されております。
禁止・規制品の詳細は税関ウェブサイト等にてご確認下さい
ロシア税関庁(Federal Customs Service)|Welcome to Russia - Tourist Guide
・文化財
・絶滅危惧種の動植物
・車両
・ロシア連邦勲章
・武器や弾薬 及び その主要部品
・麻薬、向精神薬、毒物を含む医薬品
ロシアへの現金・有価証券等の持ち込みについて
10,000米ドル以上 または これに相当する外貨 を持ち込む場合には申告が必要です。
限度額を超える金額を申告せずに入国しようとして発覚し、現金を没収されるケースもありますので十分ご注意下さい。
ロシア税関庁(Federal Customs Service)|Welcome to Russia - Tourist Guide
申告するものが無い方(免税範囲内の携帯品しか持たない入国者)
ロシア入国時の携帯品が、下記に記載する 免税範囲内で申告するものがない方は 税関検査場で「税関申告なし(Nothing to Declare)」と書かれたレーン を通過 することができます。
申告するものがない方は、税関申告書等の記入・提出は不要です。
持ち込みが禁止されている物品や、より詳しい情報につきましてはロシア税関庁ウェブサイト等にてご確認下さい。
申告するものがある方(免税範囲を超過・検疫対象となる物品等をお持ちの入国者)
免税範囲を超過する物品や持ち込み制限・検疫対象となる物品をお持ちの方は税関への申告が必要です。
税関検査場で 税関申告あり(Goods to Declare) と表示されたカウンターへお進み下さい。
持ち込み規制品の持ち込みについては関連当局の許可等が必要です。
詳しくはロシア税関庁等にお問い合わせ下さい。
ロシア税関庁(Federal Custom Service)|Passenger Customs Declaration(ПАССАЖИРСКАЯ ТАМОЖЕННАЯ ДЕКЛАРАЦИЯ)
❺ 日本入国・帰国時の手順
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。弊社では一部の手続きをサポートしています。