2025.07.31
ロシア|e-VISAの有効期間と滞在可能日数を延長へ
ロシア外務省は2025年8月23日より、ロシアの電子ビザ(e-Visa)の有効期間が60日から120日に延長され、最大滞在日数も16日から30日に拡大されると発表しました。これまで、e-VISAは発行日から60日間有効で、最大16日間の滞在が認められていましたが、2025年8月23日以降は以下のように改正されます:
・有効期間:60日 → 120日(従来の2倍)
・最大滞在期間:16日 → 30日(従来のほぼ2倍)
この変更は2025年7月23日付でプーチン大統領が署名した大統領令によって正式に決定されたもので、国際的な緊張が続く中でも観光やビジネスを通じてロシアの魅力を高めようとする政策の一環であると発表しており、現状の e-VISAは「一次入国(シングルエントリー)」に限られますが、今後は「数次入国(マルチプルエントリー)」を可能にする方針(未定)で、ロシア外務省及び国境警備当局と協議中としています。
ロシア連邦政府法務情報ポータル(pravo.gov.ru)|ロシア連邦の国境に関する法律第9条および第30条ならびにロシア連邦からの出国および入国手続きに関する連邦法の改正について(ロシア語)
e-VISA取得の手続きと注意事項
ロシアのe-VISAは現在、64か国(日本を含む)の国籍を対象に発給されています。
申請はすべてオンラインで行われ、申請費用は52USD(申請料50USD + システム費用2USD、6歳未満の子供はシステム費用のみ)となっています。
国境通過に関する注意事項
今回のビザ要件緩和如何にかかわらず、ロシアへの入国は105か所の指定国境検問所(空港、鉄道駅、港湾、陸路国境など)からのみ許可されています。 例外的に「指定外ルート」からの入国が可能な場合もありますが、その場合はロシア連邦保安庁(FSB)国境局の事前許可が必要です。
有効な e-VISAを所持していても、どこからでも自由に入国できるわけではありませんのでご注意ください。
この記事は、ロシア外務省 および 各種ニュースサイト等の発表に基づいています。
詳細が変更される可能性がありますので、ご旅行前には必ず最新情報をご確認ください。なお上記内容は予告なく変更となる場合があり、将来に渡ってその内容を保証するものではありません。