海外

2020.02.13

コンゴ民主共和国 ポリオウイルス感染者の発生

● キンシャサ州を含む複数の州でポリオウイルス感染者の発生報告がありました。
● 世界保健機関(WHO)は,ポリオウイルスの国際的な広がりについて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言しています。
● コンゴ(民)に渡航・滞在する方は,予防接種を検討してください。

1 7日に保健省で開催された,ポリオ専門家諮問グループ会議において,マテテ(キンシャサ州),カフブ(オー=カタンガ州)及びカミナ(オー=ロマミ州)の各保健区で,ポリオウイルス(ワクチン2型由来)感染者の報告がありました。多くの人口が集中するキンシャサ州での発生により,更なる感染の拡大が懸念されます。

2 この事態を受け保健省は,2月末から3月中旬にかけて,キンシャサ州の約200万人の子どもたちを対象に予防接種キャンペーンを実施する予定です。オー=カタンガ州とオー=ロマミ州でも同様の対応が見込まれています。

3 世界保健機関(WHO)は,2014年5月5日,ポリオウイルスの国際的な広がりが,「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC,Public Health Emergency of International Concern)」であることを宣言しました。2019年12月11日,国際保健規則(IHR)緊急委員会の第23回会合を開催し,その結果として,12月20日,現在の状況が引き続きPHEICに該当するとの見解を示すとともに,コンゴ(民)の発生状況を「ポリオウイルス(ワクチン2型由来)の感染があり,国際的に感染を拡大させるリスクがある国」に区分して評価しています。

4 ポリオは経口的にヒトの体内に入り,咽頭や腸管内で増殖し,糞便から環境中に排出されて感染が広がります。発症すると,まれに下肢麻痺などの後遺症が残る可能性があります。主に子どもに発症しますが,大人でも重症化することがあります。予防接種が最も有効な予防手段です。

5 厚生労働省では,ポリオの予防のためにポリオワクチン接種を呼びかけています。コンゴ(民)への渡航を計画されている方は、トラベルクリニックなど医療機関と相談の上,ブースター目的で追加の予防接種を検討してください。また、コンゴ(民)でのポリオワクチン接種を希望される場合は、現地医療機関や在コンゴ(民)日本大使館の以下担当までお問い合わせください。

(参考)

○外務省海外安全ホームページ:ポリオの発生状況(ポリオ発生国に渡航する際は、追加の予防接種をご検討ください。)(その13)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2019C141.html

○厚生労働省検疫所ホームページ:海外渡航のためのワクチン
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html

○厚生労働省ホームページ:ポリオとポリオワクチンの基礎知識
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html

○厚生労働省ホームページ:ポリオについて
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/polio/polio/index.html

 

(本件担当)
在コンゴ民主共和国日本国大使館
医療担当 浅川(+243 81 880 5582)
領事担当 上島(+243 81 880 5912)

 

 

 

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