2019.12.24
デンマーク 年末年始に向けた注意喚起（大晦日の花火など）
・デンマーク各地では，大晦日に大勢の方が花火を打ち上げますが，毎年，失明者や負傷者が多数出ていますので，周囲の状況に気を配り，ご自身の安全確保に十分注意を払ってください。
・クリスマスや年末・年始には各地で多くの人が集まるイベントが予定されており，同イベントを標的としたテロやスリ・置き引きなどの各種犯罪の発生が懸念されます。
１ デンマーク国内各地においては，クリスマスマーケットが開催されており，年末年始に向けて数々のイベントが行われます。例年，大晦日には多くの方が花火を打ち上げますが，当地報道によりますと昨年末の花火により４名の子どもが失明したほか，花火の爆発による指切断などで22名が重軽傷を負ったということです。年末年始の花火に関しては，デンマーク市民生活情報サイト（Borger.dk）が注意喚起を行っていますので，以下の点に注意してください。（同サイトから一部抜粋）
・花火が許可されているのは12月27日（金）から１月１日（水）まで
・ゴーグルを着用すること
・自家製花火や違法花火は使用しないこと
・個人が所有できる火薬は５キログラムまで
詳細は同ホームページ（デンマーク語）↓を参照ください。
https://www.borger.dk/kultur-og-fritid/Fyrvaerkeri
２ クリスマスや年末年始の各イベントは，テロの標的になり得ます。11月29日には英国のロンドン橋付近において凶器を使用したテロ殺傷事件が発生したほか，デンマーク国内でも12月11日，テロを計画していたとして22名が逮捕される事件が発生するなど，デンマークを含め欧州のテロ・治安情勢は依然として予断を許さない状況です。イベントを標的としたテロに関しては，次のような対策をお願いいたします。
・最新の治安情報の入手に努める（新聞やラジオ，警察のTwitterなどソーシャルメディアの情報も有益です）
・人が多く集まる場所はテロの標的になりやすいことを認識する
・周囲の状況に注意を払い，不審な人物や何か変だと感じたらすぐにその場を離れる
・テロに遭遇した場合は，自身の身の安全を確保するとともに，現場警察官などの指示に従って落ち着いて避難する
３ また，多くの人が集まるイベント会場では，その混雑に紛れてスリや置き引きなどの盗難被害に遭うリスクも高まります。
・貴重品は衣服の内ポケットに入れ，体から離さない
・財布を人前では出さない。多額の現金を持ち歩かない。
・歩きスマホなど注意散漫になることはせず，携行品から目を離さない
・空港や駅，観光地，ホテルのレストランはスリ・置き引きの多発地帯
以上の点に留意して，身の回り品の管理には十分お気をつけください。
４ 当大使館は12月24日（火）から26日（木）及び12月28日（土）から明年１月５日（日）までは休館日となります。この間，人命に関わる事件・事故・災害などが発生した場合には，下記の当館代表電話までご連絡ください。
【参考】
●外務省海外安全ホームページ（デンマーク）
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_164.html
●在留届（３か月以上滞在される方）／「たびレジ」（３か月未満の渡航の方）
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/
●スマートフォン用 海外安全アプリ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html
【連絡先】
在デンマーク日本国大使館領事部
電 話：3311-3344 （閉館時はまず緊急電話対応業者につながります）
メールアドレス：ryoji.han@ch.mofa.go.jp
