2026.10.15
サウジアラビア|空港を標的とした攻撃に関する注意喚起(10/15更新)

サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港は、10月10日と11日の攻撃を受けて運航停止が続いており、民間航空当局は17日(土)現地時間24時まで閉鎖するとしています。
14日にはリヤドに向けた弾道ミサイルが迎撃され、ホーシー派は、今後も空港や石油関連施設への攻撃を続けると表明しました。また日本の外務省は14日、サウジアラビア全土を危険レベル2以上(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げ、真に必要な場合を除き、空港の利用や空港付近への接近を避けるよう呼びかけています。
サウジアラビアへの渡航は延期を含めて慎重にご検討いただき、滞在中の方は空港や石油関連施設に近づかないようご注意ください。
外務省海外安全ホームページ|サウジアラビアの危険情報【一部地域の危険レベル引上げ】
- 外務省は14日、サウジアラビアのレベル1の地域をすべてレベル2に引き上げ、全土がレベル2以上になりました。マッカ州、マディーナ州などが含まれます。イエメン国境地帯はレベル3です
- リヤド空港は運航停止が続き、通知では17日(土)24時まで閉鎖とされており、再開日の公式な発表は確認できていません
- ホーシー派は、空港と石油関連施設への攻撃を続けると表明しています。外務省と大使館は、真に必要な場合を除き、空港や石油関連施設に近づかないよう呼びかけています
リヤド等へ渡航・滞在される方への注意喚起
リヤドへ渡航・経由を予定されている方は、日程の延期や、他国の空港を使う代替ルートをご検討ください。
キング・ハーリド国際空港の閉鎖は少なくとも17日(土)までと報じられており、その後も再開が遅れる可能性があります。
ジェッダやダンマーム、アブハーの便にも欠航が出ており、サウジアラビア全土が危険レベル2以上となりましたので、他の都市への渡航予定の方も、必要性を慎重にご検討ください。
滞在中の方は、真に必要な場合を除き、空港や石油関連施設には近づかないようご注意ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 影響を受けている空港 | リヤド(キング・ハーリド国際空港): 民間航空当局は、安全と運用体制の点検が完了するまで運航停止を続けるとしており、17日(土)現地時間24時(日本時間18日午前6時)まで停止すると報じられています。再開の日時は、公式には示されていません ダンマーム(キング・ファハド国際空港): 運航していますが、遅延や欠航が出ています ジェッダ(キング・アブドゥルアジーズ国際空港): 運航していますが、遅延や欠航が出ています アブハー、ネオム、ジャウフ、ハーイル、ホフーフなど: flydubaiやエア・アラビアなどが一部の便を欠航としています(詳細は下記) 報道ではサウジアラビア全体では、8〜14日に、定期便の出発7,705便のうち3,129便が欠航または飛行禁止の対象になったと報じられています |
| その他の交通機関 | 鉄道・バスなどへの影響について、確認できた情報はありません |

影響を受けている航空会社
報道で確認できた主な航空会社の対応です。
運休や欠航の期間は、延長または変更される可能性がありますので、ご利用の航空会社の最新情報を必ずご確認くださいませ。
また、表にない航空会社でも、リヤド空港の閉鎖により欠航や遅延が生じている可能性があります。
| 航空会社 | 対象路線・便 | 欠航・運休の期間 (報道ベース) |
|---|---|---|
| エティハド航空 | アブダビ–リヤド便 アブダビ–ダンマーム、ジェッダ便 |
リヤド便:18日(日)まで全便欠航 ダンマーム便:18日(日)まで全便欠航 ジェッダ便:EY601、EY602は18日まで、EY603、EY604は19日(月)まで欠航 |
| エミレーツ航空 | ドバイ–リヤド便 ドバイ–ダンマーム、ジェッダ便 |
リヤド・ジェッダ便:14日・15日に欠航 ダンマーム便:14日・15日に欠航(15日はEK825、EK826が加わっています) メディナ便:14日はEK810が欠航 |
| flydubai | ドバイ–リヤド便 ドバイ–アブハー、ネオム便 ドバイ–ジャウフ、ハーイル、ホフーフ便 |
リヤド便:14日・15日に欠航 アブハー、ネオム:14日・15日に欠航 ジャウフ、ハーイル、ホフーフ便:15日に欠航 |
| エア・アラビア | シャルジャ–リヤド、アブハー、ダンマーム、ターイフ便 シャルジャ–タブーク便 |
リヤド、アブハー、ダンマーム、ターイフ便:14日・15日に欠航 タブーク便:14日に欠航 |
| サウディア | ドバイ–リヤド便の一部 | 14日に一部の便が欠航と、ドバイ空港の情報に掲載されています 全体の運休期間は、明記されていません |
| カタール航空 | ドーハ–リヤド便の一部 | 欠航(期間は明記されていません) |
| クウェート航空 | クウェート–リヤド便 | 欠航(期間は明記されていません) |
| ルフトハンザグループ | リヤド便 | 16日(金)まで運休 |
| エア・インディア | リヤド、ダンマーム、ジェッダ発着便 | 17日(土)まで運休 |
| ガルフ航空 | リヤド便 | 17日(土)の深夜0時まで欠航 |
| スリランカ航空 | リヤド便 | 18日(日)まで運休 |
| KLMオランダ航空 エールフランス |
リヤド便(KLMはダンマーム便も) | 10月末まで運休 |
| パキスタン国際航空 | リヤドなど、サウジアラビア発着の便 | 運休(再開時期は明記されていません) |
| フィリピン航空 | マニラ–リヤド便 | 11月29日まで運休 |
各国・当局の対応
外務省は14日、サウジアラビア全土を危険レベル2以上に引き上げました。
米国務省は空港で「最大限の注意」を払うよう呼びかけ、米国の政府職員にはサウジアラビアのすべての空港の利用に許可を求めています。
英国は、リヤドを含むサウジアラビアの広い地域への不要不急の渡航を控えるよう勧告しています。また、ドイツは空港での乗り継ぎを避けるよう助言し、カナダ、アイルランド、オーストラリアも注意を呼びかけています。
米連邦航空局(FAA)は11日、米国の航空会社にサウジアラビアの空域で「最大限の注意」を払うよう通知しています。
欧州航空安全機関(EASA)は、サウジアラビアの空域に関する指針を拡大しています。
#Statement | Extending suspension of operations at King Khalid International Airport in Riyadh. https://t.co/O6Ua5y9un5
— هيئة الطيران المدني (@ksagaca) October 12, 2026
Security Alert: U.S. Mission Saudi Arabia (October 12, 2026) U.S. government employees working in Saudi Arabia require special authorization to use any airport in Saudi Arabia. U.S. citizens should be aware of potential flight cancellations, airspace closures, and travel disruptions. We recommend checking your flight departure status directly with the airline and with the airport. Please take extreme caution if you choose to use airports in Saudi Arabia. Private car, train, and bus options may provide alternatives to air travel. Below are some transportation resources for your consideration. Please confirm availability and schedules directly with the providers. - Saudi Arabia Railways: https://t.co/aXJ0z4Qcwy - SAT Transportation: https://t.co/WP25alCywq - SAPTCO: https://t.co/ZadKUfSCgq Saudi Arabia’s Ministry of Interior continues to warn that “filming, publishing, or sharing information related to counter missiles and drones and their impact sites exposes you to legal liability.” American citizens have been detained for taking photos of recent events. Visitors and residents are subject to local laws while in Saudi Arabia. U.S. Government Employee Travel Restrictions: U.S. government employees working in Saudi Arabia require special authorization to use any airport in Saudi Arabia. U.S. government employees working in Saudi Arabia are not allowed to travel within 20 miles of the Yemen border due to safety risks and need special authorization for travel to the provinces of Jizan, Asir, Najran, and the cities of Qatif, Yanbu, and Taif. Read more: https://t.co/ngJV0dd1Yu
— U.S. Embassy Riyadh (@USAinKSA) October 12, 2026
ホーシー派とサウジアラビアの緊張が高まる背景
イエメンでは2026年7月、ホーシー派がサウジアラビアへの海上封鎖を宣言したことなどを機に、約4年間続いた小康状態が崩れ、戦闘が再燃しました。10月4日にイエメン政府が支配地域の奪還を目指す大規模作戦を始めると、5日にホーシー派はサウジアラビアの空域を飛ぶ航空会社に飛行をやめるよう警告し、6日以降はアブハーとリヤドの空港への攻撃が続いています。
リヤド空港は、5日間で4回の攻撃を受けたと報じられており、これを受け連合軍は13日にサヌアの石油施設への軍事行動に踏み切り、ホーシー派はアラムコ社の施設と空港への攻撃を続けると表明しています。
攻撃の対象が空港から石油関連施設へ広がるなか、日本の外務省も警戒を強め、サウジアラビア全土の危険レベルを引き上げました。2月末に始まった米国・イスラエルとイランの戦争も背景に、地域の緊張が続いています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月15日午前9時30分〈日本時間〉)で確認できた公開情報に基づいています。空港の運航状況、航空会社の運休期間、空域の閉鎖状況、各国・当局の対応は、今後急に変更される場合があります。
- ご出発前に、ご利用の航空会社、各空港、サウジアラビア民間航空総局(GACA)、外務省 海外安全ホームページ、在サウジアラビア日本国大使館の最新情報を必ずご確認ください。
- 空港の閉鎖が延長される可能性があります。欠航・遅延・空域閉鎖は予告なく発生・解除されるほか、航空会社の運休期間も延長または変更される可能性があります。本記事に記載の欠航数などの数値は、報道時点のものです。
- 代替便・払い戻しなどの補償条件は、航空会社や旅行会社、ご加入の旅行保険によって異なります。紛争地域の扱いで保険の対象外となる場合もありますので、詳細は各社へ直接ご確認ください。
- 一部の内容は、報道各社が関係者の話として伝えているもので、当局による確認が取れていません。本記事は、当局発表を優先して記載しています。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、運航の遅延・欠航、その他一切の事象について、当サイトは責任を負いません。

