2026.09.21
中東情勢を受けた注意喚起

現地時間2026年9月19日、米国国務省と中東各地の米国大使館は、中東情勢が引き続き複雑で、予期せぬ事態の悪化の可能性があるとして、米国民向けに注意喚起を行いました。
航空便の欠航や一時的な空域閉鎖への備えに加え、中東への渡航および中東を経由する旅行の再検討が呼びかけられています。中東へ渡航・滞在予定の方や、湾岸のハブ空港を経由してアジア・欧州・アフリカ方面へ移動予定の方にも影響が及ぶ可能性があります。ご出発前に、航空会社の運航状況と渡航先の最新の安全情報を、複数の情報源でご確認ください。
外務省 海外安全ホームページ|中東情勢を受けた注意喚起(9月20日)
米国国務省(Travel.State.Gov)|Consular Information for Americans in the Middle East
- 米国国務省が9月19日、中東への渡航および中東経由の旅行の再検討を呼びかけ、欠航や一時的な空域閉鎖への備えを促しています
- 同日、サウジアラビアの首都リヤドがホーシー派の弾道ミサイルの標的となり、キング・ハーリド国際空港では一時運航が乱れました(翌20日朝には回復傾向と報じられています)
- 外務省は、UAE、カタール、サウジアラビア、イスラエルなど14の国・地域を対象に注意喚起を発出しており、軍事施設や被害状況の撮影を控えるよう求めています
リヤド等中東各地へ渡航・滞在される方への注意喚起
サウジアラビア主導の連合軍は、9月19日未明にイエメンの武装勢力ホーシー派がリヤドに向けて発射した弾道ミサイルを、空軍が迎撃したと発表しています。リヤドではサイレンによる警報が出され、キング・ハーリド国際空港(RUH)では、約2時間にわたり運航が停止していたとしています。
その後、20日朝には遅延が平均12分程度まで改善したと伝えられていますが、地域の緊張は続いており、再び運航が乱れる可能性は否定できません。また、在サウジアラビア米国大使館の警報は、ホーシー派が民間空港を含むサウジアラビア国内への攻撃を行っており、事態が急速に拡大する可能性があると指摘しています。
リヤド発着便等をご利用の方は、空港へ向かう前に航空会社の公式サイトやアプリで最新の運航状況をご確認いただくことをお勧めいたします。空港では手続きに時間がかかる場合がありますので、余裕を持ってご到着くださいませ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体・日付 | 米国国務省および中東各地の米国大使館(現地時間2026年9月19日) 日本国外務省は9月20日に広域情報として周知 |
| 呼びかけの内容 | 欠航や一時的な空域閉鎖への備え、中東への渡航および中東経由の旅行の再検討 |
| 直接の契機 | ホーシー派によるリヤドへの弾道ミサイル攻撃(迎撃)と、サウジアラビアへの攻撃の継続 |
| 運航への影響 | リヤド空港で約2時間の運航停止、欠航・遅延が発生(20日朝には回復傾向) |
影響を受ける空港
- リヤド(キング・ハーリド国際空港):
9月19日に運航が一時停止し、複数の欠航と多数の遅延が発生しました。現在は通常運航に戻りつつありますが、遅延が続く可能性があります。 - サウジアラビア南部(アブハ、ジャザーン、ナジュラーン等):
ホーシー派による攻撃の対象となってきた地域として、運航が乱れるリスクが高いと指摘されています。 - 湾岸のハブ空港(ドバイ、ドーハ、アブダビ等):
現時点で今回の件に伴う具体的な運航停止は確認できていませんが、空域の状況が急変する可能性があるため、米国国務省が運航状況の確認を促しています。
米国の注意喚起が続く背景
米国国務省は、2026年2月28日の米国によるイランへの軍事作戦開始を受けて、全世界の米国民向けに注意喚起を行って以降、中東情勢について繰り返し警戒を呼びかけてきました。
外務省によると、7月8日(日本時間)以降は米国とイランとの間で攻撃の応酬が続いています。サウジアラビアについては、米国務省が9月15日付で「渡航を再検討」に当たる情報を出しており、今回の発表以前から同水準でした。報道によると、9月に入ってからもホーシー派によるサウジアラビア南部への攻撃が続いており、今後の見通しは不透明な状況です。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年9月21日)における公開情報に基づいています。中東情勢および各国の空域・空港の運用状況は、短時間で変化する場合があります。
- 渡航前に、外務省 海外安全ホームページ、各国の在外公館、航空会社および空港運営会社の公式サイトで最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。
- 運航の停止・再開、欠航、空域閉鎖の状況は予告なく変更される場合があります。ご搭乗前に必ず航空会社へ運航状況をご確認くださいませ。
- 払い戻し・振り替え・宿泊費等の補償条件は、航空会社、運賃の種類、旅行保険の内容によって異なります。ご利用の航空会社・旅行会社・保険会社に直接ご確認ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、運航の遅延・欠航・空域閉鎖等による損害について、当サイトは一切の責任を負いません。

