2026.09.29
中国|ホテル以外の宿泊登録が全国でオンラインで可能に

2026年9月21日から、中国全土で外国人が友人・親族宅、民泊、賃貸物件などホテル以外の場所に滞在する際の「宿泊登録」を、警察署へ出向くことなくオンラインで行えるようになりました。
対象はホテル以外に滞在される渡航予定の方と、その受け入れ先(ホスト)で、登録が必要である点は従来と変わらず、滞在先に入居してから24時間以内の手続きが求められます。
なお、ホテルのみに滞在される場合は、これまでどおりホテル側が登録を行うため、ご自身での手続きは通常不要です。
友人宅や民泊への滞在を予定されている方は、事前に手続きの方法をご確認ください。
国家移民管理局(NIA)|网上办理外国人旅馆以外住宿登记政策解读
- 2026年9月21日から全国で利用可能となり、国家移民管理局の政務サービスサイト、「移民局12367」アプリ、WeChatまたはAlipayのミニプログラムから登録できます
- 登録は外国人本人またはホストが行うことができ、オンライン登録は窓口での登録と同等の法的効力があります(警察窓口での登録も引き続き可能です)
- 登録義務がなくなったわけではなく、未登録の場合は警告や罰金の対象となる可能性があります

オンライン宿泊登録の詳細
宿泊登録は、国家移民管理局の政務サービスプラットフォームで利用者登録と本人確認を行ったうえで、「外国人サービス」内の宿泊登録モジュールの案内に従って進めます。完了後は「登録記録照会」から登録内容を確認できます。
宿泊登録の根拠となる出境入境管理法第39条は「外国人」を対象としており、ビザ免除で入国した旅行者も含まれると報じられています。たとえば、ホテルに滞在したあとで友人宅や民泊に移る場合は、その住所に入居してから24時間以内の登録が必要です。
なお初めて他人名義の住居で登録する場合は、住所情報の誤りを防ぐため、ホストの協力を得て行うこととされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始日 | 2026年9月21日 |
| 対象 | ホテル以外(友人・親族宅、民泊、賃貸物件など)に居住・滞在する外国人 |
| 登録期限 | 入居後24時間以内(中国への入国後ではなく、その住所へ入居してからの時間です) |
| 登録できる方 | 外国人本人 または ホスト(中国人・外国人のいずれも可) |
| 本人が単独で 登録しやすいケース |
過去に同じ住所を同プラットフォームで登録したことがある場合、または自己所有の住居に滞在する場合 |
| 登録方法 | ・国家移民管理局の政務サービスサイト ・「移民局12367」アプリ ・「移民局12367」WeChatミニプログラム ・「移民局12367」Alipayミニプログラム |
| 法的効力 | オンライン登録は窓口での登録と同等です。警察窓口での対面登録も引き続き利用できます |
| 問い合わせ先 | 登録ページ内の「オンライン宿泊登録ガイド」、国家移民管理局12367サービスホットライン、または居住地の公安機関の窓口 |
| 再登録の簡素化 | 自己所有の住居や、居留許可の有効期間中の常住先へ戻る場合などは、再登録が不要とされています (主に中国在住の方が対象です) |
登録を怠った場合の罰則について
出境入境管理法第76条により、宿泊登録を怠った外国人またはホストには、警告が与えられ、罰金が併科される可能性があります。
国家移民管理局が公表している処罰裁量基準では、期限超過や未登録の程度に応じて罰則が段階的に定められています。
なお、国家移民管理局の政策解説自体は「警告、罰金を併科することがある」との記載にとどまり、具体的な金額は示されていません。下記は同局が別途公表している処罰裁量基準に基づく内容です。
国家移民管理局(NIA)|《违反〈中华人民共和国出境入境管理法〉的行为名称及其认定》和《违反〈中华人民共和国出境入境管理法〉行为的处罚裁量基准》
| 違反の程度 | 罰則 |
|---|---|
| 登録期限(入居後24時間)を超過してから3日以内に登録した場合 | 警告のみ |
| 超過が3日を超え10日以内、または未登録が2回以上5回未満の場合 | 警告および1,000元以下の罰金 |
| 超過が10日を超える場合 未登録が5回以上の場合 または過去に処罰を受けてから1年以内に再度違反した場合 |
警告および1,000元以上2,000元以下の罰金 |
宿泊登録制度とオンライン化の背景
ホテル以外に滞在する外国人に24時間以内の登録を求める規定は、出境入境管理法第39条に定められており、従来は居住地の公安機関での手続きが基本でした。国家移民管理局は2025年7月、外国人ネットユーザーからの電子化の要望に対し、北京、上海、海南、重慶などで既にオンライン自助登録が導入されていることを説明し、全国共通のプラットフォームを開発中であると回答していました。
その後、2026年3月20日から河北、遼寧、浙江、湖北、広西、重慶、四川の7つの省・自治区・直轄市で試行が始まりました。7月10日の記者会見で同局の報道官は、試行以来システムは安定して運用されていると述べ、全国への段階的な展開を進める方針を示していました。今回の公告は、その試行結果を踏まえて全国展開を決定したものです。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年9月29日)における公開情報に基づいています。宿泊登録の運用状況・手続きの詳細は今後変更される場合があります。
- 滞在前に必ず国家移民管理局の公式サイトおよび公式アプリ、居住地の公安機関の最新情報をご確認くださいませ。
- オンラインの登録画面や必要書類、利用できる言語などは、地域や時期によって異なる場合があります。オンラインで登録が完了しなかった場合は、公安機関の窓口での登録が必要となることがあります。
- 登録の要否や罰則の適用は、滞在先の形態やご状況によって異なる場合があります。ご不明な点は、国家移民管理局の12367サービスホットラインまたは居住地の公安機関にご確認くださいませ。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、宿泊登録の遅れや不備による罰則・トラブル等について、当サイトは一切の責任を負いません。

