2026.09.11
アフガニスタン|治安情勢に係る注意喚起

アフガニスタンでは、旧アフガニスタン・イスラム共和国関係者らが中心となって結成した国民抵抗戦線(NRF)やアフガニスタン自由軍(AFF)などの反抗勢力が、タリバーン「暫定政権」の検問所やパトロール車両を狙い、手榴弾や即席爆発装置を用いたとみられる攻撃を各地で継続しています。あわせて首都カブール市内では、主に夕刻から夜間にかけて原因不詳の爆発音や発砲音が断続的に確認されており、周辺に居合わせた一般市民が巻き込まれる可能性も否定できません。
日本国外務省はアフガニスタン全土に危険レベル4「退避してください・渡航は止めてください」を継続して発出しておりますので、渡航予定の方はいかなる目的であっても渡航を見合わせていただき、既に滞在中の方は速やかな退避をご検討ください。
- 反抗勢力による「暫定政権」の検問所・パトロール車両への攻撃が各地で継続しており、手榴弾等の使用が指摘されています
- カブール市内では夕刻〜夜間にかけて原因不詳の爆発音・発砲音が断続的に確認されており、外出の際は特にご注意ください
- 中東地域全体で緊張状態が続いており、カブール国際空港を発着する国際線の商用便に遅延・欠航が生じるおそれがあります
最新の治安情勢とカブール国際空港利用時の注意点
NRFやAFFなどの反抗勢力は、2026年に入ってからも北部・西部を中心に「暫定政権」側の治安部隊や検問所への攻撃実施を相次いで発表しており、国連の報告でも一部の攻撃実施が確認されています。また、「IS-KP」を名乗るイスラム過激派勢力によるテロも継続しており、過去には暫定政権メンバーや外国機関関係者、観光客などが標的とされた事例も発生しています。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 危険レベル | アフガニスタン全土 レベル4「退避してください。渡航は止めてください。」(継続) |
| 主な脅威 | 反抗勢力による検問所・パトロール車両への攻撃(手榴弾・IED等) カブール市内での夜間の爆発音・発砲音、IS-KPによるテロの可能性 |
| カブール国際空港 航空便への影響 |
空港周辺では過去に迫撃砲着弾等の被害事例があるほか、中東地域全体の緊張状態を背景に国際線の遅延・欠航が生じるおそれ |
| 在アフガニスタン 日本国大使館の対応 |
治安情勢や行政対応の不透明さ、移動制限等により、邦人保護業務は著しい制約下にあり、十分な救援活動が困難な状況 |
カブール国際空港をご利用の予定がある方への注意事項
カブールのハーミド・カルザイ国際空港には、フライドバイ、トルコ航空、エティハド航空、エミレーツ航空、カタール航空、エア・アラビアなど、主に中東・トルコ系の航空会社が就航しています。これらの就航先を含む中東地域全体では2026年に入り緊張状態が続いており、2026年9月上旬にも湾岸地域やトルコの主要空港で多数の遅延・欠航が発生しました。
また、カブール周辺の空域は2021年以降、国際的な航空管制業務が行われていない状態が続いており、通常時から運航状況が不安定になりやすいことに加え、中東情勢の影響でさらに遅延が生じやすい状況にあります。
背景:「暫定政権」と反抗勢力の対立、揺れる周辺地域情勢
2021年8月のタリバーンによる実権掌握以降、アフガニスタンでは「暫定政権」による統治が続く一方、旧共和国関係者らが結成した反抗勢力や、シーア派住民などを標的とするIS-KPによるテロが断続的に発生してきました。
2026年に入ってからは、隣国パキスタンとの間で越境攻撃の応酬が生じるなど周辺地域の情勢も不安定化しており、あわせて中東地域全体でも緊張状態が続いています。こうした複合的な要因により、アフガニスタン国内の治安情勢および同国を発着する国際線の運航の両方について、引き続き予断を許さない状況が続いています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年9月11日)における公開情報に基づいています。アフガニスタンの治安情勢および航空便の運航状況は、今後変更される場合があります。
- 渡航予定の方・滞在中の方は、渡航前に必ず外務省海外安全ホームページの最新情報をご確認いただくとともに、「たびレジ」への登録をお願いいたします。
- 反抗勢力による攻撃やIS-KPによるテロの発生状況、カブール国際空港発着便の運航状況は流動的であり、実際の状況は時期や地域によって異なる場合があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益について、当サイトは一切の責任を負いません。

