中東地域において事態が急速に悪化する可能性も排除されないことから、最新情報を複数の情報源から収集して確認するなど、十分注意してください。また、今後仮に情勢が急速に悪化した場合には、すみやかに安全な地域に退避するなど自らの安全確保に努めてください。さらに、携行品や備蓄用物資の準備を再確認してください。

---

中東地域の外務省危険情報

外務省危険情報は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報で、中・長期的な観点からその国の治安情勢をはじめとした、政治社会情勢等を総合的に判断し、それぞれの国・地域に応じた安全対策の目安をお知らせするものです。

危険情報では、対象地域ごとに 4つのカテゴリー による安全対策の目安が冒頭に示されます。また、本文中には危険情報を出している地域ごとの詳細な治安情勢や具体的な安全対策などのきめ細かい情報を掲載しています。

• 
• 

---

各国別の海外安全情報（新着情報）

外務省海外安全ホームページ 及び 各国にある日本国大使館・総領事館等から発出されたスポット情報を記載しています。
特定の国や地域にて日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際、あるいは生じる可能性がある場合に速報的に出される情報です。

 イスラエル

10月に入ってからテルアビブ及びベルシェバにおいて銃撃事案が発生しており、いずれも多数の死傷者が出ています。

イスラエルを取り巻く情勢は昨今より緊迫化しつつあり、ユダヤ教の祝祭日期間中を含め、今後も同様の事案が発生する可能性は排除されません。 特にイスラエル治安部隊によって管理されている検問所の付近や、ショッピングモールや野外イベント会場等の人が多く集まるところでは、このようなテロ事案が発生する可能性があることを念頭に置き、外出の際は周囲の状況に十分注意するとともに、常にニュース等から最新の情報を入手するよう努めてください。

【現地公館連絡先】
在イスラエル日本国大使館
住所：Museum Tower 19th & 20th Floor, 4, Berkowitz St, Tel-Aviv, 6423806, ISRAEL
電話：(市外局番03）695-7292 国外からは（国番号972）3-695-7292
FAX：（市外局番03）691-0516 国外からは（国番号972）3-691-0516
ホームページ https://www.israel.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

テルアビブ ベン・グリオン国際空港への運行状況等について

イスラエル情勢悪化に伴い、テルアビブ ベン・グリオン国際空港発着フライトに影響が出ております。
詳しい運行状況等については各航空会社ウェブサイト等にてご確認ください。

ベン・グリオン国際空港ウェブサイト（英語）
https://www.iaa.gov.il/en/

 レバノン

10月10日午後8時頃、ベイルート県Ras El Nabaa地区付近に攻撃があった旨の報道があります。攻撃はレバノン国内の複数地域で断続的に発生しており、多くの被害が発生している模様です。

現在、当地ベイルートのラフィト・ハリリ国際空港を出発する多くの商用便が欠航となっており、予約の取得も難しくなっておりますが、滞在されている方は安全を確保した上で商用便が運航されている間に直ちに退避してください。

レバノンに既に滞在中の方は、細心の注意を払うとともに、今後不測の事態が生じた際は、速やかに安全な地域・場所に退避する等、自らの安全確保に努めてください。万が一被害に遭われた場合には、最寄りの警察署（ISF）へ被害届を提出すると共に、邦人が被害に遭ったとの情報に万が一接した場合には、在レバノン日本国大使館にご一報いただきますようご協力をお願いします。

ベイルート ラフィト・ハリリ国際空港（Beirut Rafic Hariri International Airport）ウェブサイト

【現地公館連絡先】
在レバノン日本国大使館
代表電話番号：＋961-1-989751～3
領事直通：＋961-1-989856/01-989855
領事携帯：＋961-3-366018/03-345977
領事緊急：＋961-3-362540
FAX番号：＋961-1-989754
Ｅメール：consular.section@bt.mofa.go.jp

 ヨルダン

ヨルダン軍は10/1日夜、イランがイスラエルに対して数百発のミサイル攻撃を実施したと発表しました。
また、市民に対し、安全のために自宅等に留まるよう呼びかけています。報道によれば、更なるミサイルの発射の可能性が示唆されています。

イランによるミサイル攻撃により、クィーン・アーリア国際空港を離発着する一部商用便に欠航を含め運 航に影響が発生しています。
商用便をご利用される場合は、航空会社等から最新の情報を収集し、計画を立てられますようお願いいたします。

ヨルダン各地で、迎撃されたミサイルの破片の落下が確認されています。今後も攻撃が継続される可能性があることから、閃光が見えたり、爆音が聞こえたりした際には屋外に出ることを避け、頑丈な建物の屋内に留まる、窓のシャッターを閉めるなど、自身の安全確保に努めるようお願いします。また、当面の間、不測の事態に備え、政府発表・報道から最新情報を収集するよう努めてください。

クィーン・アーリア国際空港（Queen Alia International Airport）ウェブサイト

【現地公館連絡先】
在ヨルダン日本国大使館　領事・警備班
TEL:962-6-593-2005
住所:P. O. Box. 2835 Amman 11181 Jordan consular@am.mofa.go.jp
https://www.jordan.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 イラン

現地時間10/1に、イランはイスラエルに対して大規模なミサイル攻撃を実施しました。
この攻撃に対して、イスラエルは報復を示唆する発言をしています。今後、中東地域において更に事態が急速に悪化する可能性も排除されません。

イラン全土の危険情報はレベル3（渡航中止勧告）またはレベル4（退避勧告）となっています。イランへの渡航は止めてください。

イラン民間航空機関は、10/6日午後9時 から10/7日午前6時まで の間の国内の航空便をキャンセルしたと発表しています。
イマーム・ホメイニ国際空港においては、10/2からターキッシュエアラインズ、エミレーツ航空、カタール航空等中東系の航空会社が欠航しています。今後、情勢に応じて更に欠航や減便の可能性があります。

イランからの出国（一時帰国を含む）を希望される方は、定期商用便が運航されている間の早期の出国をご検討ください。
出国の際には、必ず在イラン日本国大使館領事班宛に出国者の人定情報、退避日時、フライト情報等をお知らせ下さい。

テヘラン イマーム・ホメイニ国際空港（Imam Khomeini International Airport）ウェブサイト

【現地公館連絡先】
在イラン日本国大使館領事班
電話：+98-21-22660710(代表)
FAX ：+98-21-22660746
e-mail： consular@th.mofa.go.jp
HP： http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html

 イラク

報道等によれば、10月1日未明、バグダード国際空港に隣接するBDSC（Baghdad Diplomatic Support Center（米軍が管理するバグダード外交支援センター））に向け、少なくとも3発のロケット弾が発射され、内2発は迎撃され、1発は近辺に着弾したとのことです。現時点で背景は不明です。

在イラク日本国大使館からバグダード国際空港に確認したところ、1日午前8時現在、フライトの運航は通常どおり行われており、今後も通常どおり行われる予定とのことです。

上記事案の背景は不明ですが、レバノンでの情勢を受け、中東地域全体で事態が急速に悪化する可能性も排除されません。
また、イラクではひとつの小さなきっかけで急速に治安が悪化することがあり得ますので、引き続き、報道や警備会社等を通じて安全に関する情報を収集し、万全な安全対策にご留意ください。

【現地公館連絡先】
●在イラク日本国大使館
住所：International Zone，Baghdad，Iraq
電話：（870-772）-582-564（衛星電話）
緊急連絡先：+964-(0)77-0494-2018
E-mail：embjp.ryoji.iraq@bd.mofa.go.jp
大使館HP：https://www.iraq.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

●在エルビル領事事務所
住所：Erbil Rotana Hotel, 8F, Gulan Street, Erbil, Kurdistan, Iraq
電話：+964-(0)66-210-5555（内線819,827）
緊急電話先：+964-(0)750-080-4116, +964-(0)751-740-6716, +964-(0)751-740-6711
領事事務所HP：https://www.iraq.emb-japan.go.jp/itpr_ja/erbil.html
E-mail：conjp.erbil@bd.mofa.go.jp