2026.04.16
台湾|台北松山空港が顔認証「One ID」を正式導入

台北松山空港(TSA)は2026年4月より、顔認証技術を活用したスマート搭乗サービス「One ID」の正式運用を開始しました。
台湾交通部民用航空局台北国際航空站が定例記者会見で明らかにしたもので、台湾の空港としては初めての正式導入となります。
これにより利用旅客は一度の生体認証登録を行うことで、チェックイン・手荷物預け入れ・ラウンジ利用・搭乗といった一連の手続きを顔認証のみで通過できるようになります。なお、出国審査(パスポート確認を含む)については、従来どおりの手続きが引き続き必要です。
Focus Taiwan(CNA)|Songshan Airport now offering 'One ID' facial recognition system
- 台北松山空港が台湾初の「One ID」顔認証サービスを2026年4月より正式運用開始。
→ 一度の登録でチェックインから搭乗まで顔パスで通過可能に。 - セルフチェックイン機18台・手荷物自動預け機12台・eゲート6基・搭乗ゲート端末12台など合計48台の専用機器を整備。
→ 待ち時間を約30%短縮する見込み。 - 生体情報(顔画像データ)はフライト出発後24時間以内に自動削除され、プライバシー保護にも配慮した設計に。
One IDサービスの詳細
「One ID」は、国際民間航空機関(ICAO)が推進する生体認証技術の国際標準に準拠したサービスです。
利用者はチェックインカウンターまたはセルフチェックイン機でパスポートのICチップをスキャンして生体情報を登録します。事前に航空会社のアプリでウェブチェックインを済ませている場合は、制限区域内のeゲートでも登録が可能です。登録後は、パスポートや搭乗券を繰り返し提示することなく、顔認証のみで各プロセスをスムーズに通過できます。
なお、4月14日の記者会見では、顔認証ゲートに表示された日本語案内の表記(「上を見てみろ」)が不自然だとSNS上で話題となったことについても言及があり、同日時点で「カメラを見てください」へと修正済みであることを明らかにしています。
台湾交通部民用航空局(Civil Aviation Administration)|報到、託運、登機,刷臉時代來了!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | One ID(顔認証スマート搭乗サービス) |
| 運用開始 | 2026年4月(正式運用) |
| 対象フライト | 国際線出発便 |
| 対応プロセス | チェックイン・手荷物預け入れ・ラウンジ利用・搭乗ゲート通過 |
| 対象外プロセス | 出入国審査・パスポート確認(従来の手続きが必要) |
| 設置機器(合計48台) | セルフチェックイン機 18台、手荷物自動預け機 12台、eゲート 6基、搭乗ゲート端末 12台(6ゲート各2台) |

One ID導入の背景
台北松山空港が実施したアンケート調査では、旅客の85%以上が生体認証を活用したセルフサービスへの期待を示しており、空港側は2019年よりシンガポール・チャンギ空港や香港国際空港、東京・羽田空港などを参考にOne IDサービスの試験導入を重ねてきました。今回の本格運用は、ICAOが推進するグローバルなバイオメトリクス活用の潮流に沿ったものであり、台湾の他の空港への展開に向けた実証の役割も担っています。従来、ピーク時には10分以上を要していたチェックイン待ち時間の短縮を目指すとともに、コンパクトな国際線ターミナルにおける運用効率の向上が期待されています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年4月16日)における公開情報に基づいています。
One IDサービスの運用状況・対応航空会社・登録手順等は今後変更される場合があります。
- ご利用の際は、必ず台北松山空港公式サイトおよびご搭乗の航空会社の最新情報をご確認ください。
- 出国審査(パスポート確認)については、One IDの対象外となります。従来どおりパスポートのご提示が必要です。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、手続き上の遅延等について、当サイトは一切の責任を負いません。


