2024.12.02
台湾|渡航情報・旅行の準備ガイド(必要な渡航書類、ビザ申請、航空券手配、入国・検疫等の手順)
台湾への渡航に必要な手続きの手順
台湾への渡航に際して必要となる書類・手続やビザ申請、航空券手配、入境手順等の情報をまとめました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
台湾の入境制限
台湾中央流行疫情指揮センター(CECC)は 、下記の通り検査・検疫措置等の緩和を発表しました。
2023年3月20日以降、新型コロナウイルス陽性となった軽症者 及び 無症状者について隔離措置を撤廃し、通報も免除されています。
また、下記の通り新型コロナ感染防止対策 及び 水際対策が緩和されております。
❶ 渡航書類の準備・台湾ビザの申請
2023年2月6日より、これまで台湾への渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は撤廃 されました。
台湾入境に際しては、有効な渡航書類 及び 査証(必要な場合)をご用意下さい。
台湾交通部観光署(Tourism Administration)|出入国案内
台湾における日本国籍の方の無査証滞在について
入国制限撤廃に伴い、コロナ以前の入国条件が適用となります。
日本国籍の方は観光等の目的で台湾に入境する際は 査証免除 となり、最大で90日間の滞在許可が付与されます。
日本国籍以外の方の査証免除対象国、査証免除スキーム・二国間協定対象国等につきましては、台湾外交部領事事務局ウェブサイト等にてご確認下さい。
一般的には台湾への入境に際し、パスポートの有効残存期間が6か月以上必要とされていますが、
日本国パスポート保有者は残存期間が 予定滞在日数以上 でも渡航が可能とされています
一般旅券保持者の入国査証免除措置(Visa-Exempt Entry)
2022年9月29日より、入国査証免除措置が再開されております。
米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、欧州 及び 台湾と国交のある対象国・地域の方は、観光やビジネス・展示館参加等の目的での無査証渡航が可能です。
中華民国外交部領事事務局(BOCA)|Visa-Exempt Entry
入国審査官の判断により、実際の滞在可能日数は下記と異なる場合があります
(下記対象国の無査証滞在については別途条件が付随している場合がございます)
査証免除措置での入境が可能な空海港
2024年3月21日現在、中華民国外交部領事事務局ウェブサイト掲載されている査証免除措置にて入境が可能な空港・海港は下記17港となっています。
台湾査証申請について
無査証滞在可能な渡航目的以外で渡航する場合は、有効な査証(ビザ)が必要です。
渡航目的に関する事業等を主管する、台湾当局の許可を事前に取得する必要がある活動を行う場合は、事前に許可を取得した上で、台湾大使館 または 代表処 において目的の査証申請・取得が必要となります。
台北駐日経済文化代表処(Taipei Economic and Cultural Representative Office in Japan)|査証(ビザ)
主な台湾査証の種類
居留査証は台湾渡航後、外国人居留証(外僑居留證)に切り替える必要があります
入国後15日以内に居住地の内政部入出国移民署所属のサービスセンターで申請を行って下さい
(切替後の出入国は外国人居留証を持っていれば再入国扱いとなります。詳しくはこちら)
❷ 台湾行き航空券の手配
各種情勢により航空会社の運行計画・路線運行に影響が出る恐れがございます。
また各航空会社ともに時刻表掲載のスケジュール 及び 機種・機材については、予告無しに変更されることがございます。
下記バナー(各航空会社の運行状況)より、日本-台湾間のフライト運行状況についてご案内しております。
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
❹ 台湾入境手続 及び 滞在について
入境後の隔離措置 及び 検査義務はございません。
空港到着後、案内に従い入国審査場にお進みください。
入境審査【Immigration】
入国審査官にパスポート・搭乗券、必要書類等をご提示下さい。
(場合により帰国・第三国行きの航空券や十分な滞在費の証明を求められる場合がございます)
なお台湾に入出境する満14歳以上の外国人は、審査時に指紋 及び 顔写真の個人識別情報を提供する必要があります。
桃園国際空港(TPE)到着時の入国手続き
ご利用の航空会社によってご利用ターミナルが異なります。
国籍、入国方法によって入境審査カウンターが異なりますので、詳細は審査場内の案内表示等にてご確認下さい。
台北松山空港(TSA)到着時の入国手続き
到着後、案内表示に従って入境審査エリアにお進みください。
審査後は1Fにて荷物受取、税関検査をお受け下さい。
高雄国際空港(KHH)到着時の入国手続き
到着後、案内表示に従って入境審査エリアにお進みください。
審査後は荷物受取、税関検査をお受け下さい。
台湾入国カード
台湾入境に際して入国カードの提出が必要です。
オンライン または 紙のカード のいずれかでの提出となります。
オンラインで事前に提出する場合(網路填寫入國登記表)
入国前までにオンラインフォームから提出します。
なお、オンラインで入国カードを提出した場合、別途紙での提出は不要です。
(入境審査時に入国カードをオンライン申請したことをお申し出下さい)
台湾内政部移民署(NIA)|Online Arrival Card
入国審査時に紙の入国カードを提出する場合(入國登記表)
外国人快速検査通関(Speedy Immigration)
過去12か月間に3回以上台湾を訪問した外国人旅行者を対象として、入出国時に専用レーンを利用することができるサービスを運用しています。
対象となる方は、事前にオンラインにて申請・申し込みを行います。
認証された方には 常客証(外籍商務人士使用快速査験通関証明)が発行され、台湾入出境時に Speedy Immigration Counter を利用可能となり、迅速に手続きを行うことができるようになります。
台湾内政部移民署(NIA)|Speedy Immigration Inspection Certificate for Foreign Frequent Visitors
税関申告【Customs】
手荷物受取所で荷物引取後に税関申告を行います。
持ち込み荷物が免税範囲を超えず、輸入規制・禁止・制限されている物品を持ち込まない場合は、グリーンライン(Nothing to Declare)にお進み下さい。
台北税関(Taipei Customs)|Must Know
台湾入境に際しての税関・動植物検疫の注意事項
【重要】加熱式たばこ・電子たばこ等の持ち込み禁止について
2022年3月22日付けの台湾財政部国庫署のプレスリリースによると、同年2月15日付に改正された 菸害防制法(たばこ危害防止法)が同年3月22日に施行され、加熱式たばこの取り扱いが下記の通り変更となりました。
台湾の入境旅客の加熱式たばこの携帯に関して、日本で広く使用されている加熱式たばこは、台湾に携帯品として持ち込むことができませんのでご注意下さい。なお誤って持ち込んでしまった際は、空港到着時に税関申告カウンター(レッドライン)で申告し、税関職員の指示に従って下さい。
【重要】台湾へ持ち込みが禁止・規制されている物品について
以下に記載するものは台湾への持ち込みが禁止 及び 持ち込みが制限されています。
禁止・規制品の詳細は下記ウェブサイト等にてご確認ください。
半熟ゆで卵等の卵・卵製品の携帯品としての持ち込みについて
現在日本から台湾へ卵・卵製品を持ち込むことは厳しく制限されています。
日本のコンビニ等で販売されている半熟ゆで卵や半熟ゆで卵を使ったサンドイッチ等の卵・卵製品を税関等への申告なしに台湾へ持ち込み、高額な罰金を科される事案が度々発生しています。
肉製品と同様に卵・卵製品も動物検疫の観点から持ち込みが厳しく制限されていますので、台湾入境の際はご注意下さい。
申告するものが無い方(免税範囲内の携帯品しか持たない入国者)
台湾入境時の携帯品が、下記に記載する 免税範囲内で申告するものがない方は 税関検査場で「税関申告なし(Nothing to Declare)」と書かれたレーン を通過 することができます。
申告するものがない方は、税関申告書等の記入・提出は不要です。
持ち込みが禁止されている物品や、より詳しい情報につきましては台湾税関ウェブサイト等にてご確認下さい。
台北税関(Taipei Customs)|Must Know
申告するものがある方(免税範囲を超過・検疫対象となる物品等をお持ちの入国者)
以下をお持ちの方は、税関申告書をご記入の上で 税関申告あり(Goods to Declare) と表示されたカウンターへお進み下さい。
持ち込み規制品や各制限量を超える物品の持ち込みについては関連当局の許可等が必要です。
詳しくは台湾税関等にお問い合わせ下さい。
台北税関(Taipei Customs)|Duty Free Exemptions and Payment of Taxes
一定額以上の外貨・現金等を所持している場合
マネーロンダリング防止対策として、以下の現金等を所持・携帯している場合には申告が必要です。
申告に際しては 税関申告書 及び 旅客または乗組員が携帯する 現金、有価証券、金、物品等の出入国登録表 を提出します。
台北税関(Taipei Customs)|Money Laundering Controlled Items
下記の制限は有効なパスポートを持って台湾に入境する個人に適用されます
家族の場合は共同で申告できますが、税関検査の際に家族全員が揃っている必要があります
税関申告書(中華民國海關申報單)
台湾滞在中の注意事項
宿泊施設におけるアメニティの無償提供の終了(2025年1月1日~)
台湾政府は地球環境の負荷低減を目的として、宿泊施設におけるプラスチック製品使用削減策のため、客室内における使い捨てアメニティの無償提供等を禁止する法律を制定しました。
2025年1月1日より、台湾の全宿泊施設(ホテル・民宿など)の客室内には、ミニボトルのアメニティ、歯ブラシ・歯磨き粉、ひげそり用カミソリ、ヘアコーム、シャワーキャップなどの衛生用品の設置は完全に停止となり、厳守しない施設にはペナルティとしての罰金が科せられます。
台湾観光庁・台湾観光協会|台湾の宿泊施設におけるアメニティの無償提供の終了について
❺ 日本入国・帰国時の手順
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。