2016.08.06
デンマークをご旅行中(ご滞在中)の皆様へ(再度の注意喚起)
平成28年8月5日
在デンマーク日本国大使館
■ コペンハーゲン中心部の繁華街において,日本人の方が盗難の被害に遭う事件が,現在もなお散発的に発生しています。繁華街を歩かれる際には,鞄や貴重品は身体の前側に抱えて,肌身離さずに携行してください。飲食店でのご飲食中も鞄や携帯電話,カメラ等の貴重品は身につけておいてください。椅子やテーブルの上にこれらの物を置いておくと非常に危険です。特に道路に面した屋外のテラス席でのご飲食中はご注意ください。
■ 繁華街のほか,コペンハーゲン国際空港到着直後に被害に遭う事例も発生していますのでご注意ください。
■ 旅行者の方だけでなく,長期間デンマークに滞在していらっしゃる日本人の方の被害についてのご連絡も寄せられています。泥棒の目から見れば,旅行者の方も長期滞在者の方も同じ「金を持っていそうな日本人観光客」に映ります。旅行者の方だけが標的となっているわけではありませんので,十分な注意を払っていただくようお願いいたします。
■ デンマークにおける最近の被害事例や防犯上の留意事項等を,外務省海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=164#ad-image-0)に掲載していますので,皆様の安全対策にご活用ください。
【注意点】
○ 旅券や現金,クレジットカード等の貴重品類については,肌身離さず身につけておくとともに,ショルダーバッグやバックパックなどは,体の背面ではなく,前側に抱えてお持ちください。鞄類の肩紐は体の一部に常に掛けておくよう,心がけてください。
○ 財布やパスポートはズボンの後ろポケットには決して入れることなく,前側のポケットに入れて携帯してください。
○ デンマークでは,警察官が路上で所持品検査を求めることは通常ありません。警察官を装って近づいて来た人物から所持品の提出を求められても,決して応じない
ください。
【最近発生している被害事例】
以下は,大使館にご連絡いただいた,最近発生している盗難被害の事例です。
○ 地下鉄ノアポート駅構内において複数の男性に囲まれて,気づいたら財布を盗み取られていた。
○ コペンハーゲン国際空港に到着した際,ターミナルから駐車場に向かう間,背中側に鞄を掛けていたところ,気がついたらファスナーが開けられ,在中の旅券等を盗み取られていた。
○ ニューハウンのボート乗り場付近を散策していたところ,気がついたら財布を盗み取られていた。
○ 急行列車の車内において,網棚に置いていたバッグや,座席の横に置いていたスーツケースが盗み取られていた。
○ ストロイエ周辺の繁華街で買い物をしていたところ,ハンドバッグに入れていたポーチ(旅券等在中)を盗み取られた。
○ 中央駅近くの路上で,「警察官」を名乗る男に呼び止められ,麻薬犯罪の捜査を理由に所持品の提出を求められ,鞄を開けさせられた。