2026.10.30
ドイツ|全土における大規模デモに関する注意喚起(10/30更新)

2026年10月31日(土)の14時ごろから夕方にかけて、ドイツ国内の21都市で、若者世代の市民団体「Gen Z steht auf(Gen Z regelt/立ち上がるZ世代)」の呼びかけにより、ドイツ国内の23都市で同時にデモが予定されています。
フランクフルトでは、午後に中心部を通る2件のデモが届け出られており、警察は約2,000人を見込んでいます(SNS上の参加表明は1万1,000人超)。ミュンヘンではゲシュヴィスター・ショル広場で14時から、1,000人の届出で集会が行われる予定です。ベルリンではブランデンブルク門で14時から、主催者が1万人を見込む集会が予定されています。そのほか、ハンブルク、ケルン、マインツ、シュトゥットガルト、ニュルンベルクなどが予定地に挙げられています。
当日はハロウィンにあたるうえ、ミュンヘンでは18時30分からアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)でブンデスリーガ:バイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムントの試合(デア・クラシカー)も予定されており、市内中心部やスタジアム周辺では通常以上の混雑が見込まれます。
フランクフルト、ミュンヘン、ベルリンなど各都市に渡航・滞在予定の方は、デモが行われそうな場所に近づかないこと、混雑時のスリ・置き引きに注意すること、夜間の外出を控えめにすること等をご留意ください。
在ミュンヘン日本国総領事館|【安全情報】10月31日(土)ドイツ全土における大規模デモに関する注意喚起
- 10月31日(土)午後、全国23都市でデモが予定されています。フランクフルトは14:15と14:45に、東部のヴェーゼラー・ヴェルフト(Weseler Werft、欧州中央銀行の近く)から出発し、旧市街を周回する2件のデモが届け出られています。ミュンヘンは14:00から、ゲシュヴィスター・ショル広場です。ベルリンは14:00から、ブランデンブルク門周辺で約1万人規模の集会が予定されています
- 同日はハロウィンに加え、18時30分からミュンヘンでバイエルン対ドルトムント戦(約7万5,000人来場見込み)が行われます。フランクフルトでは花火・ガラス瓶・アルコールの持ち込みが禁止され、中心部では交通障害が見込まれています
- 警察は、ミュンヘンでは「具体的な暴力行為の兆候はない」としつつ、各地で強い態勢を敷きます。デモ会場や騒がしい集団には近づかず、貴重品の管理にご注意ください
ドイツ各地へ渡航・滞在される方への注意喚起
ベルリンでは、14時からブランデンブルク門周辺で、「Gen Z regelt」による集会が予定されています。
フランクフルトでは、「Generation Aufbruch」(14:15)と「Gen Z」(14:45)の2件のデモが、いずれもオストエンド地区のヴェーゼラー・ヴェルフトから出発し、19時ごろの終了が予定されています。
ミュンヘン中心部ではデモ、ハロウィンの人出、サッカーの試合が重なります。
デモに伴う交通規制や混雑により、地下鉄・トラム・バスなどの公共交通機関に影響が出る可能性もありますので、時間に余裕を持ってご移動ください。
また、在ミュンヘン日本国総領事館は、次のような点に留意するよう案内しています。
- 新聞、ラジオに加え、警察の公式SNSなどで最新情報の入手に努めてください
- 警察とデモ参加者の衝突や突発的なデモの可能性もあるため、デモが起きそうな場所には近づかないことをお勧めいたします
- ハロウィンの仮装の方々とデモ参加者の見分けがつきにくくなる可能性があります。混雑した場所や騒がしい集団とは一定の距離を保つようお勧めいたします
- 多額の現金や貴重品は持ち歩かず、バッグは閉じて身体の前で持つなど、スリ・置き引きにご注意ください
- 単独・夜間の外出、人通りの少ない道はなるべく避け、夜間の移動にはタクシーや配車アプリのご利用をご検討ください
| 項目 | フランクフルト | ミュンヘン |
|---|---|---|
| 日時 | 10月31日(土)14:15/14:45 | 10月31日(土)14:00〜21:30 |
| 会場 | ヴェーゼラー・ヴェルフトから出発し、マイン川北岸と旧市街周辺を周回(デモ行進) | ゲシュヴィスター・ショル広場 (ルートヴィヒ・マクシミリアン大学本館前) ※当初予定のマリエン広場が既に使用されていたため、主催者と合意のうえ変更 |
| 規模 | 主催者の見込みは2,000人 SNS上の参加表明は1万人超 |
届出は1,000人 SNS上の登録は約7,700人 |
| 当局の見解・対応 | ヘッセン州内務大臣が「強力な態勢で臨み、暴力は許さない」と表明 早い段階から目に見える警戒を行う方針 花火、ガラス瓶、アルコールの持ち込みは禁止 店舗は通常どおり営業の見通し |
ミュンヘン警察は「具体的な暴力行為の兆候は確認していない」としつつ、SNS上の呼びかけを継続的に評価。州内務大臣は「大規模な警察力で臨む」と表明 |
シュトゥットガルト・フライブルク・ウルム・カールスルーエ・マインツ等にご滞在の方へ
バーデン・ヴュルテンベルク州では、シュトゥットガルト(シュロス広場で14:00から。集会後に中心部でデモ行進)、フライブルク(旧シナゴーグ広場で14:00から)、ウルム(ヒルシュ通りで14:00から)、カールスルーエ(ヨーロッパ広場で16:00から)で予定されています。
マインツ(ラインラント・プファルツ州)では、14時からグーテンベルク広場で集会が予定されていると報じられていますが、行政による確認や参加人数の情報は確認できていません。在フランクフルト日本国総領事館の管轄では、主催者が同州内の他都市での開催も模索しているとの見方もあり、今後開催地が増える可能性があります。詳細は、ラインラント・プファルツ州刑事警察局(LKA)などの公式Xでご確認くださいませ。
シュトゥットガルトでは、500人が届け出た行進が予定されており、警察は混乱が生じる可能性を示す情報があるとして、その程度を精査しています。カールスルーエやフライブルクも予定地として報じられていますが、会場や時刻の詳細は確認できていません。
背景:フランス・イタリアの抗議活動と、ドイツで高まる警戒
今回の呼びかけは、フランスで学生による抗議として始まり、生活費の高騰への抗議へと広がった動きを受けたものです。フランスやイタリアでは先日来、抗議活動が一部で激しい衝突に発展したと報じられています。ドイツの主催者は、教育・医療への投資や生活費の負担軽減、徴兵制への反対を掲げ、「抗議は例外なく平和的に行う」と表明しています。
一方、連邦内務省は、暴力を辞さない過激な勢力が抗議を利用する可能性があるとして状況を注視しており、バイエルン州内務大臣も、勢力の出自を問わず早期に抑える考えを示しています。全国の学生団体である連邦生徒会議(BSK)は、運営体制が不透明であることなどを理由に、10月24日付で呼びかけへの支持を取り下げました。また、ハロウィンの夜はこれまでも治安部隊への攻撃が起きてきたことから、警備が抗議の現場に集中する間に別の地区で騒ぎが起きることを懸念する声も報じられています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月30日)における公開情報に基づいています。デモの開催場所・時間・規模、警備体制、サッカーの試合運営、公共交通機関の運行状況などは、今後変更される場合があります。
- 渡航前および滞在中は、在ドイツ日本国大使館、在フランクフルト・在ミュンヘン日本国総領事館、現地警察の公式SNS、ご利用の交通事業者の最新情報を必ずご確認くださいませ。
- デモや試合は、中止・延期、開催場所や時間の変更、規模の拡大・縮小となる場合があります。突発的なデモが行われる可能性もあります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、デモや混雑・犯罪等による被害について、当サイトは一切の責任を負いません。

