2026.10.13
パプアニューギニア|ポートモレスビーにおける公共交通機関のストライキ等に関する注意喚起

パプアニューギニアの首都ポートモレスビーでは、2026年10月8日の燃料小売価格の引き上げを受け、乗合バス(PMV)の運転手による運行停止や抗議活動が報じられており、今後もストライキや運賃をめぐる混乱により、バスやタクシーの運行が不安定になる可能性があります。
ポートモレスビー市内およびその周辺に渡航・滞在予定の方におかれましては、バスやタクシーが利用しづらくなる、運賃が通常より高く請求される、道路が混雑するといった影響が想定されますので、最新情報を逐次ご確認ください。
- 10月8日にガソリン・ディーゼル・灯油の小売価格が1リットルあたり4.90キナから5.90キナに引き上げられ、これに抗議する一部のPMV運転手が運行を停止したと報じられています
- 10月13日付の現地紙は、一部のバス・タクシー事業者が政府の承認を得ずに運賃を引き上げていると伝えており、独立消費者・競争委員会(ICCC)は認められていない値上げであるとしています
- 警察当局は、ストライキを行うバス運転手の逮捕と車両の押収を指示しており、抗議活動の現場周辺では混乱が生じるおそれがあります
ポートモレスビーへ渡航・滞在される方への注意喚起
空港やホテルへの移動にバスやタクシーをご利用予定の方は、通常より早めに出発されることをお勧めいたします。
ホテルの送迎や事前に手配した車両など、代替手段をあらかじめご検討いただくと安心です。
ストライキの実施日時については、2026年10月8日に一部のPMV運転手が運行を停止したと伝えられています。
ゴードンズ(Gordons)、ボロコ(Boroko)、フォーマイル(4 Mile)、ビジョンシティ(Vision City)および工業地区周辺で、PMVやタクシーの運転手によるストライキが計画されているとの情報もありますが、具体的な日時や規模は確認できていません。また参加組織についても、特定の労働組合などの名称は確認されておらず、個々のPMV・タクシー事業者や運転手による動きとみられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 空港への アクセスについて |
ジャクソンズ国際空港(ポートモレスビー)への往復にバスやタクシーを利用される場合は、運行状況や運賃にご注意ください |
| その他の交通機関 | PMV(乗合バス)は一部で運行停止や運賃の引き上げが報じられています タクシーでも、承認を得ていない運賃の引き上げが報じられています |
| 運賃と当局の動き | ICCCは、政府が承認した現行の運賃が引き続き有効であり、無承認の値上げは認められないとしています 暫定的な運賃調整の可否は現在検討中で、決定次第、公表される予定です |
燃料補助の縮小とPMV運賃をめぐる背景
中東情勢の長期化で国際的な燃料価格が高止まりする中、パプアニューギニア政府は約6か月にわたり補助金で小売価格を3月の水準に抑えてきました。しかし、政府は10億キナの支援枠を使い切ったとしており、閣議決定(NEC決定第225/2026号)により、商品サービス税(GST)の免除は2026年12月31日まで継続する一方、直接補助は今後2か月ほどで段階的に廃止される方針です。
PMVとタクシーの上限運賃は独立消費者・競争委員会(ICCC)が定めており、燃料費の上昇分を運賃に反映するには同委員会の承認が必要です。ICCCは2027年向けの年次見直しを約2か月後に控え、現在の燃料費上昇への対応を検討しています。
2026年1月にはPMV・タクシー運賃を20%引き上げる措置が承認されており、同年4月にも燃料高を理由にバス運転手が運行を見合わせた例があります。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月13日)における公開情報に基づいています。ストライキや抗議活動の実施状況、運賃や取り締まりの内容は今後変更される場合があります。
- 渡航前に必ずICCCの公式サイト、現地報道、外務省・在外公館の最新情報をご確認ください。
- ストライキや抗議活動は、突然の実施や中止・延期、規模の変更が行われる場合があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、交通の遅延や予定の変更等について、当サイトは一切の責任を負いません。

