2026.09.23
ネパール|大雨・洪水に関する注意事項

ベンガル湾で発生した低気圧の影響により、ネパール全土で2026年9月24日(木)から28日(月)にかけての5日間、大雨が見込まれています。
現地報道によると、ネパール水文気象局(DHM)は9月25日から27日にかけて影響が最大化するとの見通しを示しており、特にガンダキ州・ルンビニ州では非常に激しい降雨が予想されています。これを受け、ネパール航空事業者協会(AOAN)は災害対応に備えてヘリコプターを待機体制に置くよう加盟各社に指示したほか、カブレパランチョク郡のBPハイウェイでは9月24日から28日にかけて夜間(21時~翌5時)の通行が禁止されるなど、関連機関による具体的な対応が始まっています。
特に、本年8月26日に大規模な洪水・土石流が発生したラスワ郡・ヌワコット郡のボテコシ川・トリスリ川流域では、堆積した大量の土砂・岩石・砂礫が残っており、中程度の雨でも再び土砂が流出し二次災害が発生する危険性があると指摘されています。ネパールへの渡航を予定されている方、また現地に滞在中の方は、山岳地帯・渓谷部・河川沿いへの移動を控えるとともに、ネパール水文気象局(DHM)等からの最新の気象情報を随時ご確認いただくことをお勧めいたします。
- ベンガル湾の低気圧の影響で、9月24日(木)~28日(月)の5日間、ネパール全土で大雨に警戒。DHMは25~27日に影響が最大化し、ガンダキ州・ルンビニ州で非常に激しい降雨になると予想。
- 8月洪水の被災地であるラスワ郡・ヌワコット郡のボテコシ川・トリスリ川流域は、堆積した土砂により二次的な土砂災害のリスクが特に高い状態が継続。
- ネパール航空事業者協会(AOAN)がヘリコプターを待機体制に配置、BPハイウェイ(カブレパランチョク郡)は夜間通行止めを決定するなど、関連機関による具体的な対応が始まっている。
大雨予測の詳細と対象地域
9月24日以降、大雨が予想されている期間中、特に影響が最大化するとされる25~27日頃は、山岳地帯・渓谷部・河川沿いへの不要不急の移動をお控えください。
また、ご移動・トレッキング等を予定されている方は下記にも十分ご注意ください。
- 期間中に夜間通行止め等の規制が実施される道路区間もあるため、陸路で移動される方は最新の規制情報を出発前にご確認ください。
- ネパール水文気象局(DHM)や現地ガイド・旅行会社等から発信される最新の気象情報を随時ご確認ください。
- トレッキングや登山を予定されている方は、出発時期の見直しをご検討いただくことをお勧めいたします。
- 雨が降り始める前の早めの避難・行動を心がけていただくとともに、増水した河川や損傷した橋、不安定な斜面には近づかないようご注意ください。
- 航空機を利用される方は、ティルブバン国際空港(カトマンズ)を含め、大雨・視界不良により国内線を中心に遅延や欠航が生じる可能性があるため、搭乗予定の航空会社へ事前に運航状況をご確認いただくことをお勧めいたします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 想定期間 | 2026年9月24日(木)~28日(月)の5日間(DHMは25日~27日に影響が最大化すると予測) |
| 想定累計降雨量 | 一部モデルで4日間に400~600ミリ、最大で741ミリとする予測も (地域・モデルにより大きく変動) |
| 特に警戒が呼びかけられている地域 | ガンダキ州・ルンビニ州(非常に激しい降雨) マデシ州・コシ州・バグマティ州・スドゥルパスチム州(激しい降雨) カルナリ州の一部 |
| 特に危険性が高いとされる被災地 | ラスワ郡・ヌワコット郡(ボテコシ川・トリスリ川流域): 8月26日の洪水・土石流の堆積物により、中程度の雨でも二次災害のリスクあり |
| 関連機関の対応 | ネパール航空事業者協会(AOAN)がヘリコプターを待機体制に配置 BPハイウェイ(カブレパランチョク郡)は9/24~28夜間(21時~5時)通行止め |
| 想定される影響 | 河川の増水・氾濫、土砂崩れ、山岳地帯での雪崩・鉄砲水、道路・航空便の遅延や運休の可能性 |
背景:8月26日の洪水・土石流とその後の状況
ネパールでは本年8月26日、中国国境に近いランタン・リルン峰付近で発生した氷河・岩盤の大規模崩落を発端として、ボテコシ川・トリスリ川流域のラスワ郡・ヌワコット郡・ダディン郡等で大規模な洪水・土石流が発生しました。現地報道によれば、これまでに1,000名を超える死者が確認され、多数の行方不明者の捜索が依然として続いています。
プリトビ・ハイウェイのクリシュナビル地区では道路が約100メートルにわたり崩落し、9月17日に仮設路の開通により両方向通行が再開されたものの、周辺の複数区間は依然として幅員が狭く、地滑りや落石のリスクがあるとして注意が呼びかけられています。また、ラスワ郡北部(シャフルベシ、ティムレ、ラスワガディ方面)へ向かう道路も引き続き復旧作業が続いている状況です。
こうした被災地では土砂・岩石・砂礫が斜面や河床に大量に残されているため、今回のような新たな大雨が加わることで、土砂の再流出や河川の急激な増水といった二次災害が発生しやすい状態にあるとされています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年9月24日9時30分)における報道等の公開情報に基づいています。低気圧の進路や勢力、実際の降雨量・影響範囲は今後変更される可能性があり、本記事執筆時点でネパール水文気象局(DHM)自身による正式な警戒レベルの公表は確認されていません。
- 渡航前に必ずネパール水文気象局(DHM)、ネパール国家災害リスク削減管理庁(NDRRMA)、道路局(Department of Roads)等の公式サイトおよび、外務省海外安全ホームページ「たびレジ」等の最新情報をご確認ください。
- 降雨の規模・進路・到達時期については気象モデルや報道により予測に幅があり、実際の状況と異なる場合があります。
- 道路の通行止めや航空便の運休・遅延等の状況は随時変化するため、現地移動の前には必ず最新の運行情報をご確認ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、災害による被害等について、当サイトは一切の責任を負いません。

