2026.08.28
インド|出国審査の搭乗券スタンプ廃止で電子搭乗券の提示が可能に(9/1〜)

インド内務省入国管理局は、2026年9月1日よりインド国内のすべての国際空港において、出国審査(イミグレーション)時に搭乗券へスタンプを押す取り扱いを廃止すると発表いたしました。
対象となるのは、インドから国際線で出国されるすべての旅客です。
9月1日以降は、スマートフォンに表示した電子搭乗券(e-Boarding Pass)を提示することで出国審査の手続きが可能となります。
(紙の搭乗券も引き続き受理されますが、スタンプは押印されません)
インド内務省入国管理局(Bureau of Immgration)|公式アドバイザリー(Facebookページ)
- 2026年9月1日より、インド国内の全国際空港で出国審査時の搭乗券へのスタンプ押印が廃止されます
- スマートフォンに表示した電子搭乗券で出国審査を受けられるようになりますが、紙の搭乗券も引き続き受理されます(押印はされません)
- 搭乗券そのものが不要になるわけではなく、保安検査や搭乗手続きでは従来どおり必要となりますのでご注意ください

インドから出国される方への注意喚起と変更内容の詳細
今回の変更は、出国審査カウンターにおける「搭乗券への押印」という手続きのみを対象としたものです。
搭乗券の提示そのものが不要になるわけではなく、航空会社のチェックイン、保安検査、搭乗ゲートでの手続きでは従来どおり搭乗券が必要となります。
電子搭乗券をご利用の場合は、空港内の通信環境に左右されないよう、機内モードでも表示できる形で保存しておくことや、端末の充電を十分に確保しておくことをおすすめいたします。
なお、外国籍の方のパスポートへの出入国スタンプについては、現時点で廃止は発表されておりません。
またインド当局は、インド国籍の旅券保持者を対象としたパスポートの出入国スタンプ廃止についても試験運用(パイロットプロジェクト)を計画していると報じられていますが、実施時期や対象範囲は明らかにされておりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施日 | 2026年9月1日〜 |
| 対象空港 | インド国内のすべての国際空港 |
| 対象者 | インドから国際線で出国するすべての旅客 |
| 主な変更点 | 出国審査時の搭乗券へのスタンプ押印を廃止 |
| 電子搭乗券の取り扱い | スマートフォンに表示した電子搭乗券で出国審査の手続きが可能 |
| 紙の搭乗券の取り扱い | 引き続き受理されるものの、スタンプは押印されない |
| パスポートの出入国スタンプ | 現時点で変更なし(インド国籍者向けの廃止は試験運用を計画中との報道) |

e-Gate(FTI-TTP)をご利用の方について
インド内務省入国管理局の公式アドバイザリーでは、Fast Track Immigration – Trusted Traveller Programme(FTI-TTP)に登録済みの旅客は、e-Gateにおいても電子搭乗券を利用できると案内されています。
ただしFTI-TTPは、インド国籍のパスポート保持者およびOCI(海外インド市民)カード保持者を対象とした制度です。
日本国籍の方でOCIカードをお持ちでない場合は対象外となりますので、通常の出国審査カウンターをご利用いただくことになります。
FTI-TTPの対象空港や申請方法につきましては、インド内務省のFTI-TTP公式サイトをご確認くださいませ。
インド内務省(Ministry of Home Affairs)|Fast Track Immigration - Trusted Traveller Program
入国時のe-Arrival Cardは引き続き必須です
今回の措置は出国時の手続きに関するものであり、インドへの入国手続きに変更はありません。
インドでは2026年4月1日より入国カード(Arrival Card)が電子版(e-Arrival Card)へ完全移行しており、外国籍の方はインド到着前72時間以降に専用ウェブサイトで必要情報を登録する必要があります。
この点につきましては、在インド日本国大使館からも案内が出ておりますので、インドへご渡航予定の方はあわせてご確認ください。
また、有効なビザ または e-VISAの保持が引き続き求められる点にも変更はありません。
インド|渡航情報 - オンライン入国カードの登録(e-Arrival Card)

搭乗券へのスタンプ押印廃止の背景
現地報道によりますと、入国管理局は搭乗券への押印が旅客にとって手間となっているとの指摘を受け、手続きの見直しを進めてきたとされています。押印の位置や状態が適切でない場合に、搭乗券の情報が正しく読み取れなくなる事例が確認されていたことも、廃止の理由として挙げられています。
また、空港の保安検査を担う中央産業保安部隊(CISF)は、数年前に国内線・国際線を問わず搭乗券への押印を取りやめており、今回の措置により、インドの空港における搭乗券への押印は実質的に解消されることになります。インドでは近年、e-Arrival Cardの導入やFTI-TTPによる生体認証e-Gateの拡大など、出入国手続きのデジタル化が段階的に進められており、今回の変更もその流れに沿ったものと位置づけられます。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年8月28日15時)における公開情報に基づいています。運用開始日および手続きの詳細は今後変更される場合があります。
- ご出発前に、インド内務省入国管理局(BoI)の公式発表およびご利用の航空会社・空港運営会社の最新情報をご確認いただくことをおすすめいたします。
- 今回の変更は出国審査時の搭乗券への押印に関するものであり、搭乗券の提示そのものが不要になるわけではありません。保安検査や搭乗手続きでは従来どおり搭乗券が必要となります。
- 電子搭乗券をご利用の際は、端末の充電切れや通信状況により表示できない場合に備え、オフラインでの表示手段や紙の搭乗券をあわせてご用意いただくと安心です。
- 空港や時期によっては、運用開始直後に窓口での案内が統一されていない場合や、混雑が生じる可能性があります。時間に余裕を持ってご移動くださいませ。
- パスポートへの出入国スタンプの取り扱い、およびFTI-TTPの対象範囲につきましては、各制度の公式サイトにて最新の内容をご確認ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、出国手続きによる遅延や搭乗不可等について、当サイトは一切の責任を負いません。

