2026.08.24
ベネズエラ|コロンビアとの国境付近の緊張に関する注意事項

コロンビア北東部ノルテ・デ・サンタンデル県のカタトゥンボ地域において、2026年8月10日以降、コロンビア軍が国民解放軍(ELN)等の武装組織を標的とした空爆を複数回実施しており、これに伴う死傷者の発生が報じられています。
同地域はベネズエラとの国境に近接しており、これまでも武装組織が国境地帯を移動に利用しているとの指摘がありました。
当地域やベネズエラ・コロンビア間の国境地帯への渡航・滞在を予定されている方は、引き続き最新の治安情報の入手に努めていただき、特に陸路での国境地帯の移動については、その必要性を十分にご検討いただくことをお勧めいたします。
外務省海外安全ホームページ|コロンビア 危険・スポット・広域情報
- コロンビア軍は2026年8月10日以降、カタトゥンボ地域(ティブ市、サンカリスト市等)でELN等の武装組織を標的とした空爆を複数回実施しています
- 空爆に伴う被害状況については、コロンビア国防省と同国人権オンブズマン(Defensoría del Pueblo)の発表内容に相違があり、民間人被害の有無をめぐって見解が分かれています
- 外務省は、ベネズエラ・コロンビア間の国境地帯(ノルテ・デ・サンタンデル県北部等を含む)に 危険情報レベル3(渡航は止めてください)を継続して発出しています
カタトゥンボ地域における軍事作戦の詳細
2026年8月7日に就任したデ・ラ・エスプリエジャ大統領は、就任直後の8月10日夜から11日未明にかけて、カタトゥンボ地域のティブ市およびサンカリスト市の農村部において、ELNの拠点に対する軍事作戦「オペラシオン・ベータ」の実施を命じました。
2026年8月13日未明には、カタトゥンボ地域のコンベンシオン市において、ELNによるものとみられるドローンを用いた軍施設への攻撃が発生し、コロンビア軍兵士2名が負傷しました。コロンビア軍第2師団によれば、爆発物を搭載したドローン約43機が使用されたとのことです。同地域では、こうした軍と武装組織との衝突が断続的に発生しており、情勢は依然として流動的です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生期間 | 2026年8月10日以降、複数回にわたり実施 |
| 主な発生場所 | ノルテ・デ・サンタンデル県 ティブ市、サンカリスト市、コンベンシオン市(カタトゥンボ地域) |
| 実施主体 | コロンビア軍(陸軍第2師団、ブルカノ任務部隊、コロンビア空軍) |
| 標的 | 国民解放軍(ELN)等の武装組織 |
| 主な結果(軍発表) | ELN構成員の死亡、爆発物・武器の押収、拠点の破壊 |
| 越境に関する懸念 | 同地域はベネズエラとの国境に近く、武装組織の移動経路になっているとの指摘あり |
カタトゥンボ地域を巡る情勢の背景
カタトゥンボ地域では、2025年初頭からELNと元FARC(コロンビア革命軍)の残存勢力である「第33戦線」との間で武力衝突が続いており、これまでに多数の死者と、12万人以上ともされる住民の避難・移動制限が発生してきました。
コロンビア軍はこの間、「オペラシオン・カタトゥンボ」として同地域に1万1,000人規模の部隊を継続的に展開してきましたが、2026年8月に就任したデ・ラ・エスプリエジャ大統領は就任前から武装組織に対する強硬姿勢を示しており、就任直後から空爆を含む軍事作戦を実施している状況です。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年8月24日)における公開情報に基づいています。コロンビア国内の治安情勢は今後変化する可能性があります。
- 渡航予定の方は、外務省海外安全ホームページおよび在コロンビア・在ベネズエラ日本国大使館の最新情報を必ずご確認ください。
- コロンビア軍とELN等武装組織を巡る被害状況の説明は情報源により相違があり、今後の続報により内容が変更される可能性があります。
- 危険情報レベル2以上の地域、特にベネズエラとの国境地帯を陸路で移動することは避け、必要な場合は十分な安全対策をご検討ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益について、当サイトは一切の責任を負いません。

