2026.08.10
オーストラリア|クイーンズランド州におけるe-bike・e-scooter等の新たな運転免許要件に関する注意喚起

オーストラリア・クイーンズランド(QLD)州で、電動キックボードや電動自転車等の Personal Mobility Device(PMD)の利用に関する新たな運転免許制度が、2026年8月31日から導入されます。対象となるのは、QLD州内でPMDを利用されるすべての方で、原則として16歳以上であること、かつ有効な運転免許を保有していることが新たに求められます。
日本からブリスベンなどのQLD州へ渡航予定で、現地でレンタルの電動キックボード等のご利用を検討されている方は、「e-scooterは自転車と同じだから運転免許は必要ない」という従来の認識は、2026年8月31日以降は適用されませんので、渡航前に本制度の内容をご確認ください。
クイーンズランド州政府公式サイト(Queensland Government)|Rules for personal mobility devices
- 2026年8月31日から、QLD州内でPMD(電動キックボード、電動自転車、電動一輪車等)を利用する場合、原則として16歳以上であること、かつ有効な運転免許(学習運転免許以上)を保有していることが必要となります
- 日本の運転免許(普通自動車免許・原付免許)も有効な免許として認められる見込みですが、認定された英語翻訳又は国際運転免許証(IDP)の携帯が推奨されています
- 12~17歳の保護者同伴での利用や医療上の理由による例外規定の詳細は、2026年8月31日に向けてQLD州政府が公表する予定です

新制度の内容
クイーンズランド(QLD)州では、電動キックボード、電動自転車、電動一輪車、電動スケートボード等が「PMD」として一つの車両区分に分類されており、道路や歩道、公共の場所での利用にあたり道路交通法規の遵守が求められています。
2026年8月31日からは、これらのPMDを補助者なしで利用する場合、原則として16歳以上であること、かつQLD州発行、又は州外・海外の同等の運転免許(学習運転免許以上)を保有していることが必要となります。
また、海外の運転免許を使用してPMDを利用される場合は、QLD州政府が案内する認定された英語翻訳(NAATI認定翻訳者又は総領事館発行の自動車運転免許証抜粋証明等)又は国際運転免許証(IDP)の携帯が推奨されています。なお、一時的にQLD州を訪問する旅行者については、PMD利用のためにQLD州の運転免許へ切り替える必要はありません。
在ブリスベン日本国総領事館によると、日本の運転免許については、普通自動車免許だけでなく原付免許も対象に含まれると案内されていますが、詳細や最新情報につきましては、在ブリスベン日本国総領事館またはQLD州政府ウェブサイト等にてご確認ください
海外安全ホームページ領事メール|【注意喚起】クイーンズランド州におけるe-bike・e-scooter等の新たな運転免許要件について
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施行日 | 2026年8月31日(年齢・免許要件) |
| 対象デバイス | 電動キックボード、電動自転車、電動一輪車、電動スケートボード等のPersonal Mobility Device(PMD)全般 |
| 年齢要件 | 原則16歳以上(12~17歳は保護者同伴等の条件付き例外あり、詳細は8月31日までに公表予定) |
| 免許要件 | QLD州発行の運転免許(学習運転免許以上)、又は州外・海外の同等の運転免許 |
| 日本の運転免許の取り扱い | 普通自動車免許及び原付免許も対象に含まれると案内されていますが、詳細は今後の公式発表でのご確認をお勧めいたします ※日本の原付免許でQLD州のオートバイ等を運転できることを意味するものではありません。今回の取扱いは、PMDの利用に必要な運転免許要件に関するものです |
| 海外免許使用時に 推奨される携帯書類 |
認定された英語翻訳(NAATI認定翻訳者又は総領事館発行の自動車運転免許証抜粋証明等) または 国際運転免許証(IDP) ※QLD州政府は車両の運転に海外の(日本を含む)運転免許証を使用する場合、上記を携帯するよう案内しています |
| 短期渡航者 (観光客等)の扱い |
QLD州免許への切り替えは不要 有効な海外免許及び上記の翻訳書類等の携帯が推奨されます |
例外規定について
12~17歳による保護者同伴での利用や、医療上の理由等により運転免許を取得できない方向けの例外規定が検討されていますが、2026年8月時点では詳細が確定しておらず、QLD州政府は8月31日に近い時期に詳細情報を公表する予定としています。該当する可能性のある方は、渡航前に最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。
既に施行されているその他のルール
年齢・免許要件に先立ち、2026年7月1日から、
・最高速度25km/hを超える機器の使用禁止
・歩行者に接近する際の速度制限(区間により10~12km/h)
・警察によるPMDの押収・破棄権限
・飲酒運転(呼気検査対象、基準値0.05)
に対する罰則等が既に施行されています。ヘルメットの着用、定員(1台につき1名)の遵守、走行中の携帯電話使用制限なども引き続き適用されますので、あわせてご注意ください。
クイーンズランド州政府公式サイト(Queensland Govnment)|E-bikes, E-scooters and Personal Mobility Devices (PMDs)
制度改正の背景
クイーンズランド(QLD)州では、PMDの利用拡大に伴い安全上の懸念が高まっていました。
州議会の調査委員会による報告では、2025年にPMD関連の事故で12人が死亡、6,300人以上が負傷したとされており、これを受けて調査委員会は28項目の提言を行いました。
QLD州政府はこれらの提言をすべて受け入れる方針を示し、2026年6月に関連法が州議会で可決されています。新制度は2026年7月1日から段階的に施行されており、年齢・免許要件については同年8月31日から適用される予定です。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年8月10日)における公開情報に基づいています。QLD州における年齢・免許要件、例外規定及び運用の詳細は、今後変更される場合があります。
- 渡航前に必ずクイーンズランド州政府公式サイト及び在ブリスベン日本国総領事館(在ケアンズ領事事務所)の最新情報をご確認ください。
- 例外規定を含む制度の詳細は2026年8月31日に近い時期に公表される予定であり、実際の運用は発表内容により変更される場合があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、罰則の適用等について、当サイトは一切の責任を負いません。


