2026.07.03
南アフリカ|入出国時のオンライン旅行者申告を義務化(7/1〜)

南アフリカ歳入庁(SARS)は、2026年7月1日より、南アフリカへ入国または出国するすべての渡航者を対象に、オンライン旅行者申告(Customs Online Traveller Declaration)の事前提出を義務化しました。
これまで一部空港を中心に任意で運用されてきた南アフリカ旅行者管理システム(South African Traveller Management System:SATMS)を通して登録を行うこととなり、航空機・陸路・海路・鉄道のすべての出入国経路において必須の手続きとなります。南アフリカへ渡航予定の方、および南アフリカに滞在中で出入国を予定している方は、出発前にオンラインでの事前申告が必要となりますので、余裕を持ってご準備ください。
南アフリカ歳入庁(SARS)|Customs Online Traveller Declaration
- 2026年7月1日より、南アフリカ出入国時のオンライン旅行者申告がすべての渡航者に義務化されました。
- 申告は出発の24時間前以降に、SARSウェブサイト・専用アプリ・QRコードのいずれかの方法で完了する必要があります。
- 10万ランドを超える現金・有価証券等を携行する場合は、マネーロンダリング対策の観点から別途申告義務が課されます。
オンライン旅行者申告の詳細
今回義務化されたオンライン旅行者申告は、南アフリカ国籍者・永住者・外国人渡航者を問わず、南アフリカを航空・陸路・海路・鉄道のいずれかで出入国するすべての方が対象となります。
未成年者や自力での申告が難しい方については、保護者や同行者が代理で申告することも可能です。
なお免税枠を超える物品や通関対応が必要な物品、および10万ランドを超える現金・通貨・持参人払式証券については、申告フォーム上で詳細情報の入力が求められます。
申告完了後はSARSより確認通知が発行されますので、スマートフォン画面またはプリントアウトした状態で、南アフリカ出入国時に提示できるようご準備いただくことをお勧めいたします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 南アフリカ国籍者、永住者、外国人渡航者(未成年者・代理申告が困難な方は保護者等が代理提出可) |
| 対象経路 | 航空機、陸路、海路、鉄道によるすべての出入国 |
| 申告可能 | 出発(出国側の出発地基準)の24時間前以降より登録可能 ※ 南アフリカへ乗り継ぎを伴って渡航する場合は、南アフリカへ直接向かう最後の区間の出発時刻から24時間前以降に申告を提出 |
| 申告方法 | ・SARSウェブサイト内Traveller Management System ・SATMSアプリ ・SARS MobiApp ・QRコード読み取り ・一部拠点のセルフサービス端末 |
| 申告が必要な項目 | 免税範囲を超える物品、通関対応が必要な物品、商用目的の物品、10万ランドを超える現金・通貨・有価証券等 |
| 申告不要な項目 | 自己使用目的の通常の身の回り品 |
| 未申告 虚偽申告の場合 |
手続きの遅延、物品の留置・没収、罰則等の対象となる可能性があります |
鉄道をご利用の場合
鉄道で南アフリカへ出入国される場合も、国内における最初または最後の駅に到着する前に、電子申告を完了しておく必要があります。何らかの事情によりオンラインでの事前申告が難しい場合には、駅にて所定の方法により申告することも可能とされています。
乗り継ぎ(トランジット)の場合
空路・海路で南アフリカを経由するのみで、空港・港湾のトランジットエリアから出ない乗り継ぎ旅客については、本申告の対象外とされています。
制度導入の背景
2022年にキング・シャカ国際空港(KSIA)、ケープタウン国際空港(CTIA)、ORタンボ国際空港(ORTIA)で試験的に導入されて以降、順次すべての出入国拠点へ拡大されてきました。
今回、SARSは関税法(Customs and Excise Act, 1964)第15条・第120条に基づく規則改正を官報告示し、従来の紙申告様式(TC-01、TRD1)に代わる新様式(TD-01「旅行者申告」、TGD1「旅行者物品申告」)を正式に導入しています。
あわせて、ラマポーザ大統領が金融情報センター法(Financial Intelligence Centre Act)第30条の施行を開始したことに伴い、10万ランドを超える現金等の携行についてもSATMSを通じた申告が義務付けられており、国境管理当局(BMA)や金融情報センター(FIC)、南アフリカ準備銀行(SARB)とも連携した、政府横断的な国境管理強化の一環として位置付けられています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年7月3日)における公開情報に基づいています。SATMSの運用状況・申告手続きの詳細は今後変更される場合があります。
- 渡航前に必ず南アフリカ歳入庁(SARS)公式サイトおよび南アフリカ出入国管理当局の最新情報をご確認ください。
- 空港・国境施設によっては、混雑状況等により実際の申告・確認手続きの運用が異なる場合があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、申告手続きによる遅延や入国拒否等について、当サイトは一切の責任を負いません。


