海外

2026.06.26

オランダ|猛暑による気象警報コード・レッドの発令に関する注意喚起

オランダ王立気象研究所(KNMI)は、2026年6月26日(金)午前0時から午後11時59分まで、北部4州とゼーラント州を除くオランダ国内の8州に対し、気象警報の最高レベルである「コードレッド」を発令しました。猛暑を理由にコードレッドが発令されるのは、オランダにおいて史上初めてのことです。

対象地域では最高気温が35〜40度に達し、夜間も気温が下がりにくい状況が続く見込みです。
オランダへの渡航・滞在を予定されている方は、熱中症などの健康被害に十分ご注意いただくとともに、鉄道をはじめとする公共交通機関への影響にもご留意ください。

オランダ王立気象研究所(KNMI)|WEERALARM extreme hitte in grote delen van het land

ここがポイント!
  • KNMIが6月26日(金)、猛暑を理由とする「コードレッド」をオランダ史上初めて発令しました。対象は北ブラバント州、ヘルダーラント州、ユトレヒト州、リンブルフ州、北ホラント州、南ホラント州、フレヴォラント州、オーファーアイセル州の8州です。
  • ゼーラント州、フリースラント州、フローニンゲン州、ドレンテ州は「コードオレンジ」、ワッデン諸島は「コードイエロー」となっています。内陸部では最高気温が40度に達する可能性があります。
  • 高温と高湿度の影響で、オランダ鉄道(NS)は一部区間で減便を継続しています。スキポール空港も冷却対策を実施中です。渡航・滞在中は水分補給や屋内での休息など、熱中症対策をお願いいたします。

オランダ全土への渡航・滞在を予定の方への注意喚起

今回のコードレッドは、高温に加えて湿度の高さによる「暑さ指数(hittekracht)」の高さと、夜間も気温が下がりにくいことが特に問題視されています。

オランダ王立気象研究所は「健康な人でも体調不良を起こす可能性がある」として、不要な外出を避けるよう呼びかけています。
あわせて、鉄道の運行調整やスキポール空港での猛暑対策など、移動にも影響が出ていますので、最新の運行情報を確認しながら移動することをお勧めいたします。

項目 内容
警戒レベル コードレッド(最高レベル):北ブラバント州、ヘルダーラント州、ユトレヒト州、リンブルフ州、北ホラント州、南ホラント州、フレヴォラント州、オーファーアイセル州
コードオレンジ:ゼーラント州、フリースラント州、フローニンゲン州、ドレンテ州
コードイエロー:ワッデン諸島
発令期間 2026年6月26日(金)午前0時〜午後11時59分(少なくとも27日(土)まで厳重な暑さが続く見込み)
予想最高気温 北部・西部沿岸:33〜36度/内陸部:36〜39度(一部地域で40度に達する可能性)
夜間の気温 15〜26度。中部・南部の都市部では「熱帯夜」となる地域もあり、6月としては記録的な暑さとなっています
国の対応 RIVMの「国家熱中症対策プラン」が全土で発動中(少なくとも27日まで継続予定)
鉄道(NS)の運行への影響

オランダ鉄道(NS)は猛暑の影響により、2026年6月24日(水)から27日(土)にかけて、一部区間でインターシティの運行本数を減らしています。

対象となっているのは、ロッテルダム〜ライデン〜スキポール、アルンヘム〜ユトレヒト〜スキポール、デンハーグ中央〜アムステルダム、アルクマール〜シッタルト、ロッテルダム〜ユトレヒトなどの区間です。特に二階建て車両は高温で機器の不具合が起きやすいため、優先的に運行調整が行われています。

運行状況は当日変わる可能性があるため、移動前にNS公式サイトやアプリで最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。

スキポール空港など主要空港の対応

アムステルダム・スキポール空港では、ターミナル内の空調・換気を強化し、必要に応じて簡易冷却機や送風機を追加設置しています。日除けの活用やドアの開閉を最小限にすることで外気の侵入を防ぎ、気温が高い時間帯には飲料水の配布も行っています。

また、誘導路(タクシーウェイ)のアスファルトが高温で軟化・損傷することを防ぐため、最も気温が上がる時間帯には散水による冷却も実施されています。

現時点で、猛暑そのものを直接の理由とする大規模な欠航・運休は確認されていませんが、フライトの遅延・欠航が生じる可能性もありますので、出発前に各航空会社・空港の公式サイトで最新のフライト状況をご確認いただくことをお勧めいたします。

史上初の「コードレッド」発令とヨーロッパ全体の猛暑

オランダ王立気象研究所によるコードレッドの発令は、危険な気象現象により社会的な混乱が生じる可能性がある場合に発令される最高レベルの警報で、猛暑を理由とした発令は今回が初めてです。

2019年にデ・ビルトで40.7度という観測史上最高気温を記録した際も、警戒レベルはコードオレンジが最高でした。
今回は気温の高さに加え、湿度の高さによる「暑さ指数」の高さや、夜間も気温が下がりにくく身体が回復しにくい点が特に問題視されています。

なお、今回の猛暑はオランダだけでなく、フランス、ベルギー、ドイツ、英国、クロアチアなど欧州各国でも記録的な高温となっており、広域的な熱波がヨーロッパ全体を覆っている状況です。


免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年6月26日)における公開情報に基づいています。気象状況や公共交通機関の運行状況は、今後変更される場合があります。

  • 渡航・滞在予定の方は、オランダ王立気象研究所(KNMI)公式サイトおよびご利用予定の航空会社・鉄道会社(NSなど)の公式サイトで最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 気象状況により、警戒レベル(コードレッド/コードオレンジ等)の対象地域や、公共交通機関の運行計画は予告なく変更される場合があります。
  • 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、運行の遅延や中止等について、当サイトは一切の責任を負いません。

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