2022.04.12
オランダ|渡航情報(必要な渡航書類、乗り継ぎ、航空券手配、入国・検疫等の手続き手順)
オランダへの渡航に必要な手続きの手順
オランダへの渡航に際して必要となる入国制限、乗り継ぎ、渡航書類、航空券手配、海外旅行保険等の手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
外務省海外安全ホームページ|新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置
IATA(国際航空運送協会)|新型コロナウイルス旅行規制マップ(COVID-19 Travel Regulations Map)
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、現在各国で入国時の検疫の強化(隔離措置)や入国、ビザ発給制限を行っています。
各国の対応は予告無しに入国制限が実施・変更される場合があります。
都度渡航先 及び 経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか最新情報を必ずご自身でご確認下さい。
全ての情報を網羅しているものではありません。最新情報、情報の詳細は必ず各自でご確認下さい。
航空機搭乗時に搭乗拒否、または渡航国の出入国管理局の審査で入国拒否された場合も、当社は一切その責任を負いません。
最終的に入国を認めるかどうかの判断は、入国時の入国審査官によって決定されます。
政府の規制は予告無く変更されており、各地空港係官・航空会社への通告も公表されている規制と異なる場合があります。
航空便を利用する際、マスク等の着用を各国政府や航空会社により義務付けられていることがありますのでご注意ください。
手配代行を伴わないご質問は、大使館・総領事館等にお問い合わせ下さい。
◎ オランダの入国制限
2022年3月23日より、オランダへの入国要件の規則が変更となりました。
オランダ入国時に適用される規則は、下記の通り渡航国によって異なります。
日本からオランダに渡航する場合、入国制限の例外に該当する方(滞在許可を持つ方や特定の職業の方など)を除き、オランダに入国することはできません。(ただし、ワクチン接種証明書がある場合、入国目的による入国制限はありません)
オランダ政府ホームページ(Government of Netherlands)|Coronavirus and rules for entering the Netherlands
在オランダ日本国大使館|新型コロナウイルス感染情報(オランダ渡航条件の一部変更)
EU/シェンゲン協定加盟国以外の国からオランダへ渡航する場合、安全国からの渡航 及び オランダ政府が定める入国制限の例外以外の方は制限措置の対象となります。
EU/シェンゲン協定加盟国 EU旅行規則スキーム参加国 EU/Schengen country Country participating in the EU travel rules scheme |
渡航目的による入国制限・必要書類無し | |
EU/シェンゲン協定 加盟国以外 Country outside EU/Schengen |
安全国・地域 EU入国禁止措置対象外 |
渡航目的による入国制限なし (ただし、ワクチン接種証明書 または 回復証明書が必要) |
安全国・地域以外 ( ![]() |
ワクチン完全接種者 または 滞在許可所持者等の例外を除いて入国不可 |
入国制限措置の例外
現在制限措置の対象とはならない条件は下記となっております。
入国制限の例外 | 内容 |
安全国 Safe Country |
オランダ政府が定める新型コロナウイルスに感染する可能性が低い国(安全国)からの入国は制限されません ※2021年9月16日付けで、日本は安全国リストから除外され、入国制限の対象となっています (オランダ政府ホームページ|Safe countries with a low COVID-19 risk) |
新型コロナウイルス感染回復者 Recoverd from coronavirus |
下記条件を満たす新型コロナウイルス感染症からの回復者も入国可能です ・少なくとも11日前までに新型コロナウイルス感染症から回復 ・オランダ等で発行されたEUデジタル証明書(DCC)か、オランダ政府が指定する条件を満たす感染回復証明書を持っていること ※回復証明書の有効期間は180日間です ※併せて感染回復に関する申告書の携行が必要です |
ワクチン完全接種者 Full Vaccination |
ワクチン完全接種者は、「ワクチン接種証明書」を持って入国可能です (日本の市区町村等で発行したワクチン接種証明書も現在有効です) ※接種証明書の有効期間は270日間です ※ワクチン接種証明書は、オランダ等で発行されたEUデジタル証明書(DCC)か、下記オランダ政府が指定する条件を満たすこと (Travelling to the Netherlands: Requirements for proof of vaccination) ※ワクチン接種証明書を使用する場合は、併せてワクチン接種に関する申告書の携行が必要です |
乗り継ぎ・経由 Transit, transfer |
例①:日本からオランダを経由してEU・シェンゲン域外へ渡航する場合 →下記の条件に合致していれば乗り継ぎ可能です。 ・アムステルダム到着後、48時間以内にEU・シェンゲン域外への乗り継ぎ便があること ・乗り継ぎの間、空港のトランジットエリアから離れないこと |
例②:日本からオランダを経由してEU・シェンゲン域内へ渡航する場合 →最終目的地が欧州域内の場合は、オランダで入国手続きを行うことになります。 (最終目的地への入国に必要な書類があることが条件です。必要書類等が証明できない場合、オランダ入国管理局がオランダ経由での渡航を許可するか判断します) |
|
該当する国籍・居住権保持者 Nationality and right of residence |
・EU または シェンゲン協定加盟国籍者 ・ノルウェー、アイスランド、スイス、リヒテンシュタイン、モナコ、アンドラ、サンマリノ、またはバチカン市国国籍、または居住者 ・EU理事会指令2003/109/EEC(concerning long-term residents)に基づき、滞在カード又は滞在許可を保有している非EU国籍者 ・その他欧州指令又はある加盟国の国内法に基づく滞在に係る権利を保有している非EU国籍者 ・長期滞在査証の保持者(仮滞在許可(MVV)保持者を含む) ・長期滞在に係る入国管理局からの通知書を持っている方 ・オランダにおける有効な居住許可を持っている方 |
就学・学術・研究 Study, knowledge and research |
・入国管理局に認証された教育機関における在籍証明を持つ3ヶ月未満の短期滞在の学生 ・熟練移民、及びオランダでの労働許可を持つ3ヶ月未満の短期滞在者 ・文化・創造分野の専門家における入国禁止免除に該当する研究者、または科学者 |
重要な機能又は必要性を有する者 For Work |
下記一例を記載しております。 詳しくはオランダ政府ホームページをご確認ください。 ・医療従事者 ・越境労働者 ・物品輸送に従事する者 ・エネルギー分野(石油・ガス・風力発電等)従事者 ・外交官 ・軍 ・国際機関及び人道支援機関職員 |
自身の家族を訪問する重要な理由を有する者 Compelling reasons to visit your family |
詳しくはオランダ政府ホームページをご確認ください。 |
国際的保護・人道的見地から認められる者 International protection and humanitarian reasons |
・国際的な保護が与えられている方 ・人道上の理由でオランダに入院している方 ・遠距離恋愛のパートナーの一時的な取り決めに適用される条件に該当する非オランダ国籍者 |
入国規則適用に際しての国・地域リスト(2022年3月23日現在)
オランダ政府が定める入国規則の適用に際しての国・地域リストは下記となっております。
(日本は現在「安全国・地域以外」に指定されています)
オランダ政府ホームページ(Government of the Netherlands)|Coronavirus and rules for entering the Netherlands
EU/シェンゲン協定加盟国 EU/Schengen country |
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EU旅行規則スキーム参加国・地域 Countries/Areas participating in the EU travel rules scheme |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・アルバ ・ボネール ・キュラソー ・サバ ・セントユースタティウス ・セントマーチン |
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EU/シェンゲン協定加盟国以外 from outside the EU/Schengen Area |
安全国・地域 EU入国禁止措置対象外 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
安全国・地域以外 | 上記安全国・地域を除くEU/シェンゲン協定加盟国以外の 全ての国・地域 ( ![]() |
◎ アムステルダム・スキポール空港での乗り継ぎについて
2021年6月1日以降、オランダで乗り継ぎを行う場合のPCR検査陰性証明書は不要となりました。
オランダ政府ホームページ(Government of the Netherlands)|Checklist for transit or short stay in the Netherlands
日本 ➡ ![]() (入国を伴わない場合) |
最終目的地までの航空券をお持ちであれば制限エリア内で乗り継ぎは可能 (オランダ到着→乗継便出発までは48時間以内かつ、制限エリアから離れないこと) |
---|---|
日本 ➡ ![]() |
日本からの渡航者は、オランダで入国した上で、シェンゲン域内の国に渡航 |
❶ 渡航書類について
2021年9月16日以降、日本は 安全国・地域 の指定から外れました。
オランダ入国に際して必要な書類等は、渡航国によって下記の通り異なります。
オランダ政府観光局(Holland.com)|COVID desk: Information for visitors to The Netherlands
- 2022年3月23日より、オランダへの渡航に際して陰性証明書の提示は不要となりました
(オランダ政府ホームページ|Further easing of coronavirus measures)
カテゴリー | 必要書類等 | 健康申告書 | ||
EU/シェンゲン協定加盟国 EU旅行規則スキーム参加国・地域 |
特になし | 必要 | ||
EU/シェンゲン協定 加盟国以外 |
安全国・地域 | 特になし | ||
安全国・地域以外 ( ![]() |
ワクチン接種証明書有り | 有効なワクチン接種証明書 | ||
ワクチン接種証明書無し | 入国制限措置の例外に該当する理由が必要 |
❷ オランダ行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記に日本-オランダ/アムステルダム間のフライト運行状況についてご案内しております。
経由便等の運行・空席状況、航空券代金等につきましては弊社にお問い合わせ下さい。
- 新型コロナウイルス感染症の影響により、減便検討中あるいは各国当局の制限により、一部フライトで航空会社が新規予約受付を見合わせている場合がございます
- 航空会社都合等により下記記載のフライト運行状況は予告無く変更となる場合がございます
詳しくは各航空会社ホームページ等にてご確認ください - 当情報は、コンテンツの正確性・妥当性について細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません
本ホームページ掲載情報で利用者に何らかの損害が発生しても、かかる損害について当社は一切その責任を負いません
- KLMオランダ航空は、2022年3月14日以降~当面の間 ソウル経由 にて運航いたします
- 日本発着 KLMオランダ航空便のソウル(仁川国際空港)経由におけるご案内について
★仁川国際空港にて★
お乗り継ぎの際、お客様は全員仁川国際空港で降機し、保安検査を受けた後に再び航空機に搭乗となります
(その際のフライトは第2ターミナルに到着し、そのまま第2ターミナルに滞在することになります)
★必要書類★
仁川国際空港での保安検査時にパスポートと搭乗券の提示が必要となります
また、国籍等によってはご自身に適用される韓国での乗り継ぎ条件等を別途ご確認ください
★受託手荷物ついて★
受託手荷物は仁川国際空港での引き取りはせずに、アムステルダム⇔成田/関空へ直接輸送されます
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹ ワクチン接種証明書の取得 及び ワクチン接種に関する申告書の記入
ワクチン接種証明書
日本(安全国・地域以外)から渡航する場合、有効なワクチン接種証明書 を所持している場合は入国制限措置の例外としてオランダに入国可能です。
なお、有効なワクチン接種証明書・ワクチン完全接種の条件等は下記となります。
- 日本の市区町村等で発行したワクチン接種証明書も現在有効です
ただし2022年2月1日以降、ブースター接種を行っていない場合、ワクチン接種証明書の有効期間は 270日間 となります
オランダ入国時に有効なワクチン接種証明書 | ||
有効な証明書 | 下記に該当するオランダ等で発行された EUデジタル証明書(DCC)または オランダ政府が指定するワクチン接種証明書 ※ ワクチン接種証明書の有効期限について上記 update欄 もご確認ください
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|
証明書タイプ | 紙(EUデジタル証明書(DCC)の場合はデジタル) | |
証明書言語 | オランダ語、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語 または スペイン語で記載されていること | |
証明書形式 | 下記内容が記載されていること ・接種者を特定する情報 ・ワクチンが完全接種されたことを示す情報 ・ワクチン名 及び 製造業者/販売業者 ・ワクチン接種日 ・ワクチン接種国 ・証明書の発行者を特定する情報 |
|
有効なワクチン | 2回接種型 | アストラゼネカ(AstraZeneca) コバクシン(Covaxin) コボバックス(Covovax) ノババックス(Novavax) ファイザー/ビオンテック(Pfizer/BoiNTech) モデルナ(Moderna) コビシールド(Covishield) シノファーム(Sinopharm) シノバック(Sinovac) |
1回接種型 | ヤンセン(Janssen) |
ワクチン接種に関する申告書(Vaccine Declaration COVID-19)
ワクチン接種証明書にてオランダに渡航する場合は、ワクチン接種に関する申告書(Vaccine Declaration COVID-19)の記入・入国時の提示が必要です。
オランダ政府ホームページ(Government of Netherlands)|Vaccine Declaration COVID-19
❺ 健康申告書(Health Declaration Form)の記入
空路でオランダに渡航する方やオランダから他国に渡航する方については、フライト搭乗前に健康申告書を記載し、携帯する必要があります。
健康申告書は航空会社等から配付されますが、以下のリンクから事前にダウンロードすることも可能です。
❻ オランダ入国に際しての検疫手続 及び 滞在について
2022年2月25日以降、オランダ入国後の自己隔離は不要となりました。
(到着日 及び 到着5日目にセルフテストが推奨されています)
オランダ政府ホームページ(Government of Netherlands)|Self-quarantine requirement lifted as of 25 February 2022
オランダ国内の滞在・移動制限等について
2022年2月15日、オランダ政府は新型コロナウイルス措置の緩和について発表しました。
緩和措置の内容につきましては、在オランダ日本国大使館 及び オランダ政府ホームページ等にてご確認ください。
在オランダ日本国大使館|新型コロナウイルス関連情報(感染防止措置のさらなる緩和)
オランダ政府ホームページ(Government of Netherlands)|Further easing of coronavirus measures
❼ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証制限、陰性証明書、スマートフォンアプリ、誓約書等必要な手続き
日本政府は、変異ウイルスの感染拡大を受け、新規感染者の減少傾向を継続させ、再拡大(リバウンド)を防止すべく、日本に入国されるお客さまに対する入国制限と検疫体制の一層の強化を発表しております。
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
- ◎ 日本の入国制限(入国拒否対象国・地域)
- ◎ 水際対策に係る新たな措置について
- ◎ 検疫の強化
- ◎ ワクチン接種証明書による待機期間の短縮・免除措置
- ❶ 現地出国前72時間以内に実施した検査の陰性証明書の取得
- ❷ 質問票Webの事前登録
- ❸ スマートフォンのアプリ3種類のインストールと設定
- ❹ 検疫措置を遵守する旨の誓約書の提出
- ❺ 降機後の検査
- ❻ 入国後の自宅等での待機
- ★ 対象国・地域リスト(査証免除措置停止/効力停止・上陸拒否対象国)
- ★ 日本入国用の検査の代行手配(予約)サポートについて
- ★ 日本入国後の待機宿泊手配について|帰国者に対する検疫の流れと待機宿泊について
- ★ 自主待機期間の移動手段(ハイヤー)手配について