2026.05.28
香港|天安門事件記念日に関する注意喚起

2026年6月4日(木)は、1989年に中国・北京の天安門広場周辺で発生した民主化運動への武力弾圧(天安門事件・六四事件)から37年目の記念日にあたります。
現時点で大規模な関連集会が行われるとの報道はありませんが、香港では引き続き国家安全維持法が施行されており、当局による警戒態勢が例年同様に強化される見通しです。香港・北京を旅行中または滞在中の方は、当日の外出にあたり周囲の状況に十分ご留意ください。
在香港日本国総領事館|天安門事件記念日に関する注意喚起(2026年5月28日)
- 6月4日は天安門事件37周年にあたり、香港・北京ともに例年、当局による厳重な警戒態勢が敷かれます。
- 香港ではビクトリアパークで追悼集会に替わる「ホームタウン・マーケット」(6月3〜7日)が4年連続で開催され、例年より警察の警備が集中します。
- 国家安全維持法の下、関連するSNS投稿や行動が拘束・逮捕の対象となる場合があるため、外国人渡航者も十分な注意が必要です。
香港・北京に渡航・滞在される方への注意喚起
在香港日本国総領事館は例年、6月4日の前後に天安門事件記念日に伴う注意喚起を発出しており、2025年(36周年)の通知でも、ビクトリアパークや周辺エリアでの突発的な抗議活動・不測の事態の可能性は排除できないとして、外出時の周囲への警戒や身分証明書の携帯を呼びかけていますので、特にお子様連れの場合には、可能な限りの安全確保に努めてください。
香港では2020年に国家安全維持法が施行されて以降、天安門関連の投稿・集会を理由とした逮捕事例が複数報告されています。
2024年6月4日の35周年には、SNS投稿を理由に少なくとも8人が逮捕されました。つきましては外国人旅行者であっても、公共の場での関連行動や投稿が法的リスクを伴う可能性がありますので、疑わしい状況には近づかないよう心がけてください。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 香港の状況 | ビクトリアパーク(銅鑼湾)で「ホームタウン・マーケット」が6月3日〜7日開催予定。 追悼集会は禁止継続。警察による警備強化が見込まれる。 |
| 北京の状況 | 天安門広場周辺での検問・立入規制が例年実施される。 広場・故宮周辺での観光時も身分証明書の提示を求められる場合がある。 |
| SNS・撮影 | 関連する投稿・撮影行為が国家安全維持法等の適用対象となる可能性あり。外国人も例外ではない。 |
| 拘束リスク | 抗議行動に遭遇した場合は接近しない。スマートフォンでの撮影・個人SNSへの投稿は慎重に。 |
天安門事件37周年について
1989年6月4日、中国政府は北京・天安門広場周辺に集結した民主化を求める学生・市民のデモを軍の投入によって武力鎮圧しました。死者数は中国当局により公表されておらず、数百人から数千人に上るとされています。中国本土では事件の記憶は厳しく検閲されており、香港でも2020年以降、大規模な追悼集会が事実上禁止されています。
なお、かつて追悼集会の会場であったビクトリアパークでは2023年から連続して親北京系団体による「ホームタウン・マーケット」が開催されており、2026年は第4回目(6月3〜7日)の開催が予定されています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年5月28日)における公開情報に基づいています。現地の治安状況や当局の対応は今後変更される場合があります。
- 渡航前および滞在中は必ず在香港日本国総領事館・外務省海外安全ホームページ等の最新情報をご確認ください。
- 国家安全維持法の運用は流動的であり、外国人渡航者も適用対象となり得ます。現地当局の指示に従い、抗議活動や人混みには近づかないようにしてください。
- 記念日前後の集会・混乱は予告なく発生する可能性があります。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、速やかに大使館・総領事館へご連絡ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、現地での拘束・入国拒否等について、当サイトは一切の責任を負いません。

