2023.09.22
香港|渡航情報(必要な渡航書類、航空券手配、入国・検疫等の手続き手順)
香港への渡航に必要な手続きの手順
香港・マカオへの渡航に際して必要となる渡航書類、航空券手配、海外旅行保険、PCR検査等の手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
◎ 香港の入境制限
2023年3月31日に香港政府は、新型コロナウイルスに係る水際対策の緩和措置を発表しました。
2023年4月1日以降の入国分から、海外 及び 台湾から香港への渡航者に適用されていた 出国前検査の陰性証明書の提示が不要 となりました。
香港政府COVID-19ウェブサイト(COVID-19 Thematic Website)|Inbound Travel
❶ 渡航書類について
香港入境に際しては、有効な渡航書類 及び 査証(必要な場合)をご用意下さい。
香港における日本国籍の方の無査証滞在について
2022年5月1日以降の入国制限緩和により非香港居民の入境再開に伴い、観光・一般商用目的で入境される日本国籍の方は 査証免除措置が適用 されます。
査証電子申請サービス 及び e-Visa について(2021年12月28日~)
香港入境事務處は2021年12月28日より 査証電子申請サービス を開始しました。
これにより各種査証・許可証申請、滞在期間延長申請等の手続は、入境事務所に出向くことなく申請書の提出、支払い、e-Visaの受領など、全プロセスをオンラインで行えるようになりました。
なお2021年12月28日以降に査証を受け取る場合、従来型のシール型ラベルに代わり、入国査証(Notification Slip for Entry Visa / Permit)、在留期間更新 または 在留資格変更許可を証する 滞在条件通知書(Notification Slip for Conditions of Stay)等の e-Visa が発行されます。
香港入境事務處(Immigration Department)|e-Visa
- 申請が許可されると、オンラインで申請料金を支払い後にe-Visaのダウンロードが可能です
e-Visaは入国審査時等当局の求めに応じて提示できるよう、印刷 または デジタルコピーとして保存する必要があります
❷ 香港行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記バナー(別ページ)にて、日本主要都市⇔香港間の直行便フライト運行状況についてご案内しております。(一部抜粋)
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹ 香港入境手続 及び 滞在について
入境者に義務付けられていた入境日の空港におけるPCR検査は 廃止 されました。
入境後は自宅 または ホテル等へ公共交通機関を利用して移動することが可能です。
香港への入境可能ポイント
現在香港への入境ポイントは、下記に限定されています。
詳細に関しては、下記ご参照下さい。
香港入境事務處(HK Immigration Department)|Control Point Locations
入境審査【Immigration】
審査官にパスポート・有効な査証 及び 出入国カードをご提示下さい。
2013年より入出境時に押印されていた入出境スタンプは廃止され、代わりに紙片(Landing Slip)が発行されます。
香港出入国カード
フリークエントビジター・Eチャネル(e-Channel)
頻繁に香港へ訪れる方 及び 航空会社マイレージサービスの上級会員資格保持者等を対象に、香港国際空港での出入境に際し、自動化ゲートをご利用することができるシステムです。
詳細な情報につきましては 香港入境事務處ウェブサイト からご覧いただけます。
(利用可否 及び 申請が受理されるかどうかの判断は香港入境事務處の決定によります)
税関検査・動植物検疫【Customs / Quarantine】
手荷物受取所で荷物引取後に税関申告を行います。
持ち込み荷物が免税範囲を超えず、輸入規制・禁止・制限されている物品を持ち込まない場合は、グリーンライン(Nothing to Declare)にお進み下さい。
香港海關(Hong Kong Customs and Excise Department)|Red and Green Channel System
【参考】香港入境に際しての税関・動植物検疫の注意事項
加熱式たばこ・電子たばこ等の代替喫煙製品の持ち込み禁止について
香港衛生署控煙酒弁公室により、2022年4月30日以降、加熱式たばこ製品、電子たばこ 及び ハーブたばこ等の代替喫煙製品の持ち込みは禁止されています。
これらの代替喫煙製品を持ち込んだ場合、最大5万香港ドルの罰金 及び 6か月以内の禁固刑が科されますのでご注意ください。
香港衛生署控煙酒弁公室(Tobacco and Alcohol Control Office)|Tobacco Control Legislation
香港におけるPHSの所持及び使用禁止について
2016年5月10日以降、香港通信事務管理局の通達に基づき、PHSの所持・使用は禁止となりました。
違反した場合は、最大5万香港ドルの罰金 及び 2年の禁固刑が科されます。
12万香港ドル以上の現金等の香港への持ち込みの申告義務化について
2018年7月16日以降、12万香港ドル以上の現金等(現金、小切手、約束手形、無記名債権、トラベラーズチェック、為替、郵便為替)の香港への持ち込みが申告義務化されました。
12万香港ドル以上の現金等を香港へ持ち込む場合は、専用フォームに記入の上、税関職員にご提出ください。
なお違反した場合は、最大50万香港ドル 及び 懲役2年が課せられる場合があります。
(専用フォームは税関検査場等で入手可能です)
香港海関(Hong Kong Customs and Excise Department)|Currency and Bearer Negotiable Instruments
申告するものが無い方(免税範囲内の携帯品しか持たない入国者)
香港入境時の携帯品が、下記に記載する 免税範囲内で申告するものがない方は 税関検査場で「税関申告なし(Nothing to Declare)」と書かれたレーン を通過 することができます。
持ち込みが禁止されている物品や、より詳しい情報につきましては香港税関ウェブサイト等にてご確認下さい。
香港海關(Hong Kong Customs and Excise Department)|Duty-Free Concessions
申告するものがある方(免税範囲を超過・検疫対象となる物品等をお持ちの入境者)
免税範囲を超過する物品や検疫対象となる物品、12万香港ドルを超える現金等をお持ちの方は、税関検査場で「税関申告あり(Goods to Declare)」と表示されたカウンターで各種申告書を提出・検査等を受けることになります。
申告書の記入方法等、詳しくは香港税関職員にお尋ね下さい。
香港滞在中の防疫措置について
香港入境後の新型コロナウイルスに係る検査措置は全て削除されています。
2023年3月1日以降、病院等のハイリスク施設を除いて、屋内外・公共交通機関でのマスク着用義務が撤廃されました。
また2023年1月30日以降、新型コロナウイルス感染者に対する検疫措置については、以下の通り調整する旨発表されました。
香港特別行政区ウェブサイト|Government lifts all mandatory mask-wearing requirements
香港政府プレスリリース|Government cancels arrangement of issuing isolation orders
香港政府COVID-19ウェブサイト|Points to Note for Persons who Tested Positive
❺ 香港国際空港での乗り継ぎについて
2023年1月8日より、香港国際空港を経由して目的地に向かう乗客の乗り継ぎサービスは完全に再開されました。
(香港経由での中国本土への乗り継ぎも可能となりました)
なお、香港国際空港でのお乗り継ぎの際は最終目的地の入国条件を満たしている必要がございますので、必要書類等をご確認下さい。
香港国際空港(HKIA)|Transfer / Transit
グレーターベイエリア間のフェリー乗り継ぎサービス
2023年1月15日より、香港国際空港SkyPier(スカイピア)とグレーターベイエリア間のフェリー運行、乗り継ぎサービスが再開されました。最新の運航スケジュール等の詳細は、香港国際空港ウェブサイト または 各フェリー運行会社にお問い合わせ下さい。
フェリー運行会社 | 目的地 | 所要時間 |
珠江客運(CKS) Chu Kong Passanger Transport |
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約30分 |
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約50分 | |
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約70分 | |
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約90分 | |
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約120分 | |
金光飛航(コタイジェット) Cotai Water Jet |
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約60~70分 |
噴射飛航(ターボジェット) Turbo Jet |
乗り継ぎ方法
日本出発便から香港国際空港到着後のフェリーターミナルへのお乗り継ぎ
香港国際空港からグレーターベイエリアの各都市へは、香港に入国せず、フェリー乗り継ぎカウンターを経由して空港に隣接した SKyPier(スカイピア)から直接フェリーへ乗り継いでアクセスすることができます。
各フェリーターミナルから香港国際空港経由でフライトへのお乗り継ぎ
日本への帰国時等のフライト利用時も、香港に入国せずに直接乗り継ぎすることができます。
最終目的地までの手荷物のお預け、フライトのチェックイン等のサービスにつきましては、各航空会社等にてご確認下さい。
- 各フェリーターミナルで受託手荷物のバゲージスルー・チェックイン(フェリーチェックイン時に、機内預け入れ手荷物をチェックインできるサービス)を利用しない場合、SkyPier到着後に航空会社のチェックインカウンターで搭乗手続きが必要となります。
香港国際空港スカイピア→マカオ間の直通バスへの乗り継ぎ
2023年8月30日より、香港国際空港Skypier(スカイピア)とマカオ間の直通バス運行 澳門香港機場直達(Macao HK Airport Direct)がサービス開始しています。最新の運行スケジュール等の詳細は、香港国際空港ウェブサイト または バス運行会社にお問い合わせ下さい。
香港国際空港(HKIA)|Skypier Terminal Transfer Coach
❻
マカオへの入境について
2023年4月1日以降、日本を含む海外からマカオに入境する渡航者に対する 出国前検査の陰性証明書の提示義務が撤廃 されました。
また2023年2月27日以降より、屋外でのマスク着用義務は原則撤廃されました。
屋内でも一部の医療機関等を除いて施設管理者の裁量に委ねられます。
マカオ政府の特設ウェブサイト「抗疫専項」では、マカオにおける新型コロナウイルス感染症の感染状況や同政府の取り組みが掲載されています。
マカオ政府新聞局(Government Information Bureau of the Macao SAR)
マカオにおける日本国籍の方の無査証滞在について
2023年4月1日以降の入国制限緩和に伴い、観光・一般商用目的で入境される日本国籍の方は 査証免除措置が適用 されます。
マカオにおける入境可能ポイント
下記記載の入境ポイントは、全ての旅行者に開放されていない場合がございます
詳細に関しては、下記等各出入境ポイントにお問い合わせください。
マカオ政府観光局(Macao Government Tourism Office)|入境ポイント
❼ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証・在留資格、Visit Japan Web等手続き
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。