2025.07.31
カナダ|電子渡航認証(eTA)に「顔写真などの生体情報」提出が必要に?
2025年7月現在、カナダは電子渡航認証(eTA)の申請条件に大きな変更を検討しています。今後は、ビザ免除国の旅行者であっても、顔写真などのバイオメトリクス(生体情報)の提供が必要になるかもしれません。本記事では、カナダ政府の発表と各国の動向をもとに、変更の背景や旅行者への影響をわかりやすく解説します!
eTAとは?現在の申請方法
カナダのeTA(Electronic Travel Authorization)は、ビザ免除対象国の渡航者がカナダへ空路で渡航する際に必要なオンライン認証です。現在は以下のような簡易な手続きで取得できます:
・オンライン申請フォームに入力(数分で完了)
・手数料は 7カナダドル(約800円)
・書類提出なし、身分証や写真のアップロード不要
しかし、この「非常に簡易な仕組み」が、近い将来、変更される可能性があります。
生体情報の提出がeTA申請で必要になる?
カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)は、2025〜2027年の規制計画(Forward Regulatory Plan)で、ビザ免除国のeTA申請者にも顔写真などのバイオメトリクス提出を義務付ける方針を示しました。
- 顔認証による本人確認精度の向上
- なりすましや身元詐称のリスクを軽減
- アメリカ(ESTA)、イギリス(ETA)、韓国(K-ETA)などの制度と整合性を取る
この変更が導入されれば、eTA申請時にパスポートのスキャン画像や顔写真のアップロードが求められるようになると見られます。
旅行者への影響は?
IRCCは「この措置は現在開発初期段階であり、導入時期は未定」としています。
今後、官報(Canada Gazette)への事前公表とパブリックコメントを経て、正式な導入が検討される見込みです。
項目 | 現在のeTA制度 | 今後の変更案(予定) |
提出書類 | なし | パスポート画像、顔写真などの生体情報 |
所要時間 | 数分 | やや増加の可能性あり |
手数料 | 7カナダドル | 増額の可能性あり? |
【まとめ】旅行準備は早めに&最新情報をチェック!
今後、ビザ免除国の旅行者でも、eTA申請時に生体情報を提出する必要が出てくる可能性があります。
現時点ではあくまで「計画段階」ですが、アメリカ・ヨーロッパ諸国の動向を見ても、こうした流れは国際的なトレンドです。
弊社といたしましては、お客様に対してこうした変化をいち早く伝え、安心・安全な渡航準備をサポートしてまいります。
この記事は、 カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)および 各種ニュースサイト等の発表に基づいています。
詳細が変更される可能性がありますので、ご旅行前には必ず最新情報をご確認ください。なお上記内容は予告なく変更となる場合があり、将来に渡ってその内容を保証するものではありません。