2025.06.27
台湾|外国人旅行者の入国手続きがオンライン化へ(10/1~)
台湾内政部移民署は、2025年10月1日より外国人旅行者の台湾入国時に、オンラインでの入国登録表の記入が必須となることを発表しました。現行の紙ベースの入国登録票は廃止され、旅行者は台湾到着前3日以内に公式ウェブサイトで申請を完了する必要があります。これにより手続き時間の短縮が実現されます。
中央通訊社(中華民国の国家通信社)|入国カードをオンライン登録に一本化へ 10月1日から 紙版は廃止
新システム「TWAC」で入国手続きをスムーズに
移民署によると、現在外国人旅行者の台湾入国時の入国登録表記入は、紙 また はオンラインのいずれかを選択できる方式となっています。効率向上を図るため、移民署は2025年5月5日から新しい電子Aカードインターフェース「TAIWAN ARRIVAL CARD(TWAC)」を導入しました。運用開始以来、各方面から好評を得ており、今年10月1日から全面実施される予定です。
申請時は中国語 または 英語で記入でき、各入力欄には中国語、英語、日本語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語の7言語で説明が表示され、旅行者が理解しやすく簡単に申請を完了できるようになっています。 さらに、パスポートの基本情報ページを撮影してアップロードすると、パスポートの個人情報が自動的に入力され、記入時間を大幅に短縮できます。
台湾内政部移民署(NIA)|Taiwan Arrival Card(TWAC)
家族・団体旅行にも便利な機能
家族や団体で台湾を訪れる場合、代表者1名が同行者の分もまとめて記入することができ、最大16名分の旅行者情報を一度に申請できます。これにより団体旅行の申請手続きが簡素化されます。
申請時はまず電子メールアドレスで認証を行い、記入完了後、システムが自動的に申請成功証明書を登録したメールアドレスに送信します。入国審査時には、審査官が旅行者のパスポートを読み取ると、システムが自動的にAカードの記入データを表示し、手続きがより簡単かつ迅速になります。