2026.10.21
イタリア|全土での抗議デモに伴う交通機関等への影響に関する注意喚起(10/21更新)

2026年10月17日(土)から18日(日)にかけて、イタリア北部のミラノ、トリノ、ボローニャ、ブレシア、ベルガモなどで、物価高や学校環境への抗議デモの一部が暴徒化し、警察との衝突や店舗の破壊・略奪が発生しました。
ミラノのサラ市長は、特に24日(土)に再び混乱が起きることへの強い懸念を示しており、併せて今後10月24日(土)にミラノ、トリノ、ローマでデモが告知されているほか、10月29日(木)夜から30日(金)にかけて全国規模のゼネラルストライキ(ゼネスト)が予定されています。
イタリアへ渡航・滞在予定の方は、デモや集会が行われる場所には近づかず、また29日夜から30日の鉄道・地域公共交通のご利用については、時間に余裕を持った移動をお勧めいたします。
- 政府は10月20日の閣議で、未成年にも広げる予防的拘束などを含む政令を承認し、ミラノに軍人500人を増派すると報じられています
- 10月24日(土)にミラノ・トリノ・ローマでデモが告知されています。ミラノ市長は特に24日への懸念を表明しています
- 10月30日(金)の全国ゼネストは、鉄道が29日(木)21:00から30日(金)20:59まで登録されていますが、航空と地域公共交通はスト免除期間との関係で扱いが確定していません
ミラノ等各地へ渡航・滞在される方への注意喚起
デモや集会は、告知された日時・場所以外でも人が集まり、状況が急変することがあります。
現地報道によると、ミラノでは21日朝から警察官と軍人が配置され、主要駅や、サン・バビラ、ドゥオーモ、カステッロ周辺、ポルタ・ヴェネツィア、ガリバルディ地区などで警戒が強化されていますので、これらのエリアでは、特に24日(土)を中心に、ご移動をできるだけ避けることをお勧めいたします。
また、10月29日(木)夜から30日(金)にフライトや鉄道のご利用を予定されている方は、運航・運行状況を事前にご確認いただき、空港へ早めにご到着ください。
| 交通機関 | 内容 |
|---|---|
| 鉄道 (Trenitalia、Italo、 Trenordなど) |
ストにより、10月29日(木)21:00〜30日(金)20:59に、高速列車、インターシティ、地域列車で運休や遅延が生じる可能性があります ・平日の地域列車は6:00〜9:00、18:00〜21:00が保証時間帯です ・長距離列車の運行保証列車は各社サイトで公表されます ・払戻しは、フレッチェ・インターシティが出発時刻まで、地域列車が前日24:00までとされています(Trenitalia) |
| 地域公共交通 (バス、トラム、地下鉄) |
ストは、時間帯が地域ごとに決まります ヴェネツィアのActv(バス・水上バス等)は終日と発表されています |
| タクシー・高速道路・港湾 | タクシーは10月30日0:01〜23:59、高速道路関連は29日22:00以降、港湾労働者は30日の24時間ストが登録されています |
| エミリア・ロマーニャ州鉄道 | 10月28日(水)21:00〜29日(木)21:00、Trenitalia旅客対応部門のボローニャ、レッジョ・エミリア、リミニの拠点でストが登録されています |
今後のデモ予定(10月分)
| 日付・都市 | 内容 |
|---|---|
| 10月24日(土) 14:30 ミラノ |
地下鉄M1 Conciliazione駅付近に集合 アナキストへの捜査・取締りへの抗議、監視・治安政策への反対等を掲げるデモ行進 |
| 10月24日(土) 15:00 トリノ |
Piazza Castelloに集合 軍備拡大への反対、医療・教育・住宅への予算拡充、燃料高やデータセンター開発への反対等を掲げるデモ行進 |
| 10月24日(土) 14:00〜18:00 ローマ |
レプッブリカ広場、カブール通りを経て、コロッセオ付近へ向かうデモ行進 イタリアの戦争参加への反対や軍事費への批判等を掲げています |
デモが広がった背景
一連の動きは10月16日の学生デモに始まっており、学校環境の改善や、軍備拡大への反対を訴える学生が各地で行進し、トリノでは一部が警察に投石しました。翌17日には、物価高や低賃金への抗議を掲げる「Italia in piazza」がSNSでの呼びかけを発端に13都市で開かれ、ミラノでは顔を覆った集団が学生らに混じって衝突を起こしたと報じられています。18日のミラノは、主にTikTokなどSNSでの自発的な呼びかけで若者が集まり、多くが未成年だったとされています。
政府は20日、取り締まりと少年犯罪対策を強める政令を閣議で承認したと報じられています。一方、サラ市長は「取り締まりだけでは足りない」とも述べており、対応をめぐる議論が続いています。24日のデモは軍備拡大や治安政策への反対等が、30日のゼネストは物価高対策や賃金改善、戦争・軍備拡大への反対等が主な目的とされています。主催者や掲げる目的はそれぞれ異なり、今後の動向を見通すことは難しい状況です。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月21日11:30時点)における公開情報に基づいています。デモやストライキの日時・場所・実施内容、交通機関の運行状況、政府の措置は今後変更される場合があります。
- 渡航前に、外務省海外安全ホームページ、イタリア運輸省(MIT)、ENAC、各鉄道会社・航空会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- ストライキは、中止・延期・時間帯の変更となる場合があります。10月30日のストについては、スト免除期間との関係で、鉄道・航空・地域公共交通の扱いが変わる可能性があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、デモやストライキによる遅延・欠航・安全上の問題等について、当サイトは一切の責任を負いません。

