2026.10.20
タンザニア|全ての旅行者に健康監視フォーム記入を義務付け

タンザニア保健省は2026年10月17日、コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱の流行と、コンゴ民主共和国から渡航した患者によるケニアでの症例確認を受け、「旅行勧告第18号」を発出しました。
これにより、タンザニアへ入国される全ての旅行者が、オンラインの「旅行者健康監視フォーム」の記入と、空港・陸路国境・港での体温測定を含む健康スクリーニングの対象となります。
渡航予定の方・滞在中の方は、出発前にフォームを記入し、確認用QRコードまたは参照番号を保存しておくことをお勧めいたします。
タンザニア保健省(Ministry of Health)|Travel Advisory No.18 of 17th October on threat of ebola outbreak
- 全ての入国者が「旅行者健康監視フォーム」を記入し、確認用QRコードまたは参照番号を保管する必要があります
- 全ての入国地点で体温測定を含む健康スクリーニングが行われ、高リスクと判断された方は21日間の毎日モニタリング(出国後も応答が必要)の対象となります
- 旅行保険(本土は2026年10月1日から義務化、1人44USD)と入国ビザも引き続き必要です

ダルエスサラーム等へ渡航・滞在される方への注意喚起
フォームの確認画面(QRコードまたは参照番号)は、スクリーンショットや印刷でもご用意いただくと安心です。
また、到着時のスクリーニングで待ち時間が生じる可能性があるため、乗り継ぎがある場合にはご注意ください。
旅行者健康監視フォーム(travelers' health surveillance)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発出主体・日付 | タンザニア保健省 / 2026年10月17日(即時適用) |
| 対象 | 空港・陸路国境・港から入国する全ての旅行者 |
| フォームの記入 | オンラインの「旅行者健康監視フォーム」(afyamsafiri.moh.go.tz)を記入 確認用QRコードまたは参照番号を保管 記入時期は、現地報道では「出発前または到着時」とされています。 |
| 健康スクリーニング | 全ての入国地点で、体温測定を含む健康スクリーニングを実施 |
| 高リスクの方 | 21日間、自動メッセージ等による毎日の健康モニタリングの対象となります タンザニアを出国した後も応答が求められます |
| 症状が疑われる場合 | 入出国スクリーニング標準手順に沿って対応されます 感染の疑いがある車両・船舶・貨物等は、入国地点で消毒の対象となります |
| その他 | 手指衛生・消毒剤の使用、不必要な身体接触を避けることが求められています タンザニアから出国される方は、渡航先・経由国の入国要件にもご留意ください |
今回の勧告に至った背景
コンゴ民主共和国では2026年5月にブンディブギョウイルスによるエボラ出血熱の流行が確認され、世界保健機関(WHO)は同月17日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると決定しました。WHOによると、コンゴ民主共和国では10月6日時点で確認症例が8,728例、死亡が4,205例に達しています。
タンザニア政府は5月18日の旅行勧告第17号で、コンゴ民主共和国・ウガンダからの到着者を中心に入国時の対策を開始していました。その後、10月上旬にコンゴ民主共和国から陸路でウガンダを経て空路でケニアに入った患者が死亡し、同国での症例は10月18日時点で8例と報じられています。隣国での感染拡大を受け、タンザニアは今回、対象を全ての入国者へ広げた形です。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月20日)における公開情報に基づいています。タンザニア政府の旅行勧告は、状況に応じて見直される場合があります。
- 渡航前に必ず、タンザニア保健省、在東京タンザニア大使館、在タンザニア日本国大使館、外務省海外安全ホームページ等の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 健康監視フォームの記入時期(出発前・到着時)や、スクリーニングの運用は、渡航先の入国地点や時期によって異なる場合があります。ザンジバルでは本土と異なる要件が設けられています。
- 旅行保険の補償内容・適用条件、入国査証(ビザ)の要否や申請方法は、タンザニア政府、各保険会社、駐日タンザニア大使館等へ直接ご確認ください。
- ご利用の航空会社の運航状況や、乗り継ぎ国(ケニア等)の入国要件は、各社・各国の公式情報で併せてご確認ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、入国時の手続きによる遅延や入国拒否等について、当サイトは一切の責任を負いません。

