2026.10.14
チリ|サンティアゴ首都圏に対する気象警報の発出

2026年10月13日(火)夕方、チリの首都サンティアゴを含む首都圏州に対し、国家防災対応庁(Senapred)が最も警戒レベルの高い「赤色警報(Alerta Roja)」を発令しました。雷雨・ひょう・短時間の激しい雨により、道路の冠水や停電、地下鉄の駅閉鎖・一部区間の運転見合わせなどの影響が出ています。
サンティアゴに渡航予定の方・滞在中の方は、14日(水)にかけても雷雨が続くおそれがあるため、市内の移動は時間に余裕を持ってご計画ください。また、航空便に遅れが生じる可能性もございますので、空港へ向かう前に航空会社の最新の運航情報をご確認いただくことをお勧めいたします。
国家防災対応庁(Senapred)|Monitoreo Alerta Roja para la Región Metropolitana por evento meteorológico
- 国家防災対応庁が首都圏州全域に「赤色警報」を発令(現地時間13日17時過ぎ)。10月8日に10区へ発令済みの土砂災害向け赤色警報とは別の措置で、「状況が改善するまで」有効とされています。
- 電力・燃料監督庁(SEC)の報告では、17時時点で首都圏州の27,980件が停電(キリクラ区・ランパ区で特に多数)。その後さらに増加し、4万件超と報じられました。
- 地下鉄1号線ペドロ・デ・バルディビア駅が一時閉鎖(18時45分に正常化と発表)。2号線は一部区間のみの運行となり、19時47分時点でも3駅が閉鎖されていました。
サンティアゴへ渡航・滞在される方への注意喚起
現時点(現地時間13日夜)で、サンティアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港での大規模な欠航・閉鎖を伝える報道は確認できていません。
ただし、雷雨やひょうは空の便の遅延につながることがございますので、フライト状況のご確認、空港への早めのご到着、地下鉄が使えない場合の代替手段(タクシー・配車アプリ・バスなど)のご検討をお勧めいたします。
また、10月8日の鉄砲水の影響で地盤が緩んでいる地域があり、地質鉱山庁(SERNAGEOMIN)は山麓部で鉄砲水・土砂崩れの可能性が「中程度から高い」としていますので、以下の点にもご留意ください。
- 河川や山間部、斜面の近くなど危険な場所には近づかないようお願いいたします
- 視界不良や路面のスリップ、渋滞・通行規制が予想されるため、車の運転はできる限りお控えください。やむを得ず運転される場合は、速度を落としてライトを点灯するなど十分ご注意ください
- 不要不急の外出はお控えいただくことをお勧めいたします
- 最新の情報の入手に努め、関連報道にご留意ください
| 項目 | 概要(時刻はいずれも現地時間) |
|---|---|
| 警報の発令 | 13日17時過ぎ、国家防災対応庁が首都圏州全域に赤色警報を発令 同庁は「必要な資源をすべて動員する」としています |
| 気象当局の発表 | 雷雨警報(Alerta AA178): 海岸山脈・盆地・山麓で短時間の強い降水のおそれ(13日) 注意報(Aviso A544-2): 雷雨・ひょう・局地的な強い突風のおそれ(14日夜まで) |
| 停電 | 17時時点で27,980件(キリクラ区7,782件、ランパ区6,396件、レコレタ区2,394件など) 17時20分に36,924件、17時50分には4万件超(キリクラ区10,198件)と報じられました |
| 地下鉄1号線 | ペドロ・デ・バルディビア駅(Pedro de Valdivia)は17時13分時点で閉鎖・列車が停車せず、サルバドール駅(Salvador)は入場不可(降車のみ)。18時45分に両駅の正常化が発表されました。ロス・レオネス駅では入場経路の制限も案内されました |
| 地下鉄2号線 | ホスピタル・エル・ピノ(Hospital El Pino)〜フランクリン(Franklin)間と、ロス・エロエス(Los Héroes)〜ベスプシオ・ノルテ(Vespucio Norte)間のみ運行。フランクリン〜ロス・エロエス間は運転見合わせで、19時47分時点でトエスカ、パルケ・オイギンス、ロンディソーニの3駅が閉鎖されていました |
| 道路・バス | 市内各所で冠水が発生し、7区で立体交差下(アンダーパス)が通行できないと報じられました エスタシオン・セントラルの南バスターミナル(Terminal Sur)では強風による屋根等の損傷が報告されています |
| その他 | タラガンテ区では19時ごろ、マポチョ川の越水により一部地区に避難が要請されました。 |
背景:10月8日の鉄砲水と、続く記録的な多雨
10月8日(木)夕方、ラス・コンデス区で鉄砲水・土石流(現地報道では「aluvión」)が発生し、Senapredは同日、コリーナ、ロ・バルネチェア、ラス・コンデス、ビタクラ、ペニャロレン、ラ・レイナ、ラ・フロリダ、サン・ホセ・デ・マイポ、プエンテ・アルト、ピルケの10区に土砂災害を理由とする赤色警報を発令しました。
その後も10日から14日にかけて前線に伴う降雨や雷雨が予報され、10月はサンティアゴで観測史上最も雨の多い月になっていると現地メディアは伝えています。現地の気象解説者は、春先としては極端な今回の状況について、エルニーニョ現象のような大規模な気候要因との関連に言及しています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月14日、日本時間)における公開情報に基づいています。警報の発令状況や停電・交通機関の運行状況は、今後変更される場合があります。
- 渡航前および滞在中は、Senapred、チリ気象局(DMC)、電力・燃料監督庁(SEC)、サンティアゴ地下鉄(Metro de Santiago)、サンティアゴ空港、ご利用の航空会社の公式サイトで最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。
- 赤色警報の解除・継続、追加の警報の発令、休校や交通規制の内容は、天候の推移によって短時間で変わる場合があります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、運休・遅延・欠航や停電等による影響について、当サイトは一切の責任を負いません。

