2026.09.21
タイ|スワンナプーム国際空港での入国時自動化ゲート対象を33か国へ拡大(9/21更新)

バンコク・スワンナプーム国際空港で、外国人向け入国時自動化ゲート(オートゲート)の対象が33の国・地域へ拡大され、2026年9月17日ごろから日本のパスポート保持者も利用できる状態となっています。
利用できるのは、ビザ免除で入国される方のうち、同じパスポートで過去にタイへ入国し生体情報の登録を済ませている方に限られており、初めてタイへ入国される方やビザをお持ちの方は従来どおり有人カウンターでの審査となります。なお、タイ入国管理局およびタイ空港公社(AOT)からは、本記事作成時点(2026年9月22日)で正式な運用開始日の発表は出ておりません。
- スワンナプーム空港では、日本を含む33の国・地域のパスポート保持者が入国時にオートゲートを利用できるようになっています(2026年9月17日ごろから。当局による正式発表は未公表です)
- 利用はビザ免除での入国に限られ、同じパスポートでのタイ入国歴(生体情報の登録済み)とTDACの事前提出が条件です。初回入国の方やビザをお持ちの方は有人カウンターとなります
- 対象国の方でも、生体情報が未登録の場合は有人カウンターでの審査が必要です。パスポートを更新された場合も再登録が必要となります
これまでの経緯と現在の進捗状況
今回の拡大は、2026年8月17日にスパチー・スタムパン副首相兼商務相らがスワンナプーム空港を視察した際に方針が示されたものです。
その後タイ政府広報局が8月26日、入国管理局が33の国・地域のパスポートに対応するようオートゲートの承認命令を出したこと、AOTとシステムの設定・試験を進めていること、1か月以内の運用開始を見込んでいることを発表していました。
実際の運用は2026年9月17〜18日ごろから始まったとみられ、空港を利用された方の報告や動画がSNS上で相次いでいます。
また、日本を含む対象国が掲示された空港内の案内表示が掲出されていると報じられています。
| 項目 | 内容(2026年9月17日時点) |
|---|---|
| 対象の国・地域 | 日本を含む33の国・地域(下表参照) ※米国、中国、インド、ロシアなどは対象外 |
| スワンナプーム国際空港(BKK) | 2026年9月17日ごろから運用中 空港内の案内表示を現地メディアが確認。当局による正式発表は未公表 |
| ドンムアン空港(DMK) | 入国時の利用報告はあるものの裏付け未確認 出国時のオートゲートは2026年3月5日から24時間運用中 |
| プーケット国際空港(HKT) | 2026年9月17日開始との報道あり(当局の正式発表は未確認) 入国時オートゲート自体は2026年6月13日から10レーンで稼働 |
| 利用条件 | ①対象の国・地域の国籍であること ②ビザ免除での入国であること ③同じパスポートで過去にタイへ入国し、有人カウンターで生体情報の登録をされていること ④TDACを事前に提出していること |
| 利用できない方 | 初めてタイへ入国される方、パスポートを更新後に初めて入国される方、観光ビザ・DTV・Non-B・Non-O・教育ビザなどをご利用の方 |
| 入国スタンプ | パスポートへの押印はなく、滞在期限が記載された用紙が渡されるとの報道がございます |
| 想定される効果 | 全面稼働時には入国旅客の約50〜53%がオートゲートを通過できる見込み。審査時間は1人あたり平均24〜30秒 |
対象となる33の国・地域について

バンコク到着時の混雑への備え
スワンナプーム空港では、ローシーズンでも国際線の到着旅客が1日あたり7万〜7万5,000人にのぼり、13時から17時ごろのピーク時間帯には入国審査場に1時間あたり5,000〜6,000人が集中します。11月以降のハイシーズンには到着旅客が1日あたり8万5,000人〜10万人まで増加すると見込まれています。
タイ政府は入国審査の待ち時間が観光客の印象や観光収入に直結するとして、年末年始のハイシーズンに向けた対策を急いでいました。対象の国・地域は、ヘンリー・パスポート・インデックス、入国拒否統計、安全保障上のリスクなどを踏まえて選定されています。
あわせて、タイ入国時に必要なデジタル入国カード「Thailand Digital Arrival Card(TDAC)」について、手数料を請求する非公式サイトによる被害が確認されており、政府が注意を呼びかけています。公式システムでの申請は無料となっておりますので、申請の際は公式サイトまたは航空会社が案内する正規のQRコードからお手続きください。

自動化ゲート対象国拡大の背景と今後の整備計画
スワンナプーム国際空港では、外国人の出国審査については自動化ゲートの利用がすでに可能となっている一方、入国審査では長らく有人カウンターでの審査が中心で、到着便が集中する時間帯の長い行列が課題とされてきました。政府側は、入国審査の待ち時間がタイの観光収入や訪問者の印象に直結するとの認識を示しています。
短期的な対策としてはオートゲートの対象拡大のほか、審査ブースへの人員の重点配置、3つの入国審査ゾーンの併用と旅客分散が進められています。中期的にはサテライトターミナル(SAT-1)への入国審査場新設の可能性をタイ空港公社と協議すること、長期的にはイーストターミナル(East Terminal)の整備加速が計画されています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年9月22日)における公開情報に基づいています。自動化ゲート対象国の範囲、運用開始時期、手続きの詳細は今後変更される場合があります。
- 渡航前に必ずタイ入国管理局およびタイ空港公社(AOT)の公式発表、ならびにご利用の航空会社からの案内をご確認くださいませ。
- 対象となる33の国・地域の具体的な国名は、弊社が確認した時点では当局から正式に公表されておりません。本記事に掲載した国名は現地報道に基づく参考情報であり、日本が含まれるか否かを含め、確定した内容ではございません。
- 本措置は署名手続きの進捗、機器・セキュリティシステム・生体情報の整備状況により、開始時期が前後する、または段階的な運用にとどまる可能性がございます。
- ハイシーズンには入国審査に相応の待ち時間が生じる可能性がございます。国内線・国際線の乗り継ぎをご予定の方は、余裕を持った行程をご検討くださいませ。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、入国審査に伴う遅延や入国拒否等について、当サイトは一切の責任を負いません。

