海外

2026.08.26

タイ|スワンナプーム国際空港での入国時自動化ゲート対象を33か国へ拡大予定

タイ入国管理局は、バンコク・スワンナプーム国際空港の入国審査で外国人が利用できる自動入国審査ゲート(AutoGate)の対象を、現行のタイ・シンガポール・香港の3か国・地域から31の国・地域を追加し、合計33か国・地域へ拡大する方針を明らかにしました。

2026年8月17日に実施された政府関係閣僚による同空港の現地視察の場で示されたもので、入国管理局は原則承認済み、署名手続きを経て運用開始が見込まれています。各種報道によると、33の対象国の中に日本が含まれているとされておりますが、現時点で対象国・地域の正式な国名リストは当局から公表されておらず、確定情報は正式発表を待つ必要がございますのでご注意ください。

タイ入国管理局(Immigration Bureau)

THE STANDARD「ศุภจี นำทีมแก้คอขวด ตม. สุวรรณภูมิ จ่อเพิ่ม Auto Gate 33 สัญชาติ รับนักท่องเที่ยวไฮซีซั่น」(2026年8月17日)

ここがポイント!
  • スワンナプーム国際空港の入国用自動化ゲートが、現行のタイ・シンガポール・香港に、31の国・地域を加えた計33の国・地域へ拡大される方針です
  • 対象国であっても、タイ入国が初めての方(ファースト・ビジター)は従来どおり入国審査官による対面審査を受ける必要があり、生体情報の登録済みが利用の前提となります
  • 各種報道によると、対象となる33か国・地域の中に日本が含まれているとしていますが、正式な国名リストは当局から未公表となっています

自動化ゲート対象国拡大と現時点で確認できる内容について

2026年8月17日、スパチー・スタムパン副首相兼商務相を筆頭に、スラサック・パンチャルーンウォラクン観光・スポーツ相、シリポン・アンカサクンキアット運輸副大臣、パッタラポン・パッタラプラシット運輸副大臣、入国管理局、観光警察、タイ空港公社(AOT)などの関係者がスワンナプーム空港に集まり、旅客の受け入れ体制に関する協議が行われました。

この場で入国管理局第2方面隊長のカタトーン・カムティアン警察准将が、外国人向け入国自動化ゲートの対象を33の国・地域へ拡大する準備を進めていることを説明しています。

対象国の選定は、

ヘンリー・パスポート・インデックスの順位
・入国拒否統計の低さ
・安全保障上のリスクの小ささ
・法令上の考慮

などを踏まえて行われたと説明されています。

自動化ゲートの審査所要時間は、安全保障上の問題がない場合で1人あたり平均24〜30秒とされ、体制が整った段階で入国旅客のおよそ50〜53%が自動化ゲートを通過できるようになると見込まれています。また、政府側の説明では、新たに約650万人の旅客と、長期滞在ビザ保持者およそ90万人が利用対象に加わる見通しとしています。

項目 内容
対象空港 スワンナプーム国際空港(BKK)入国審査(到着)側
現行の対象国・地域 タイ国籍のほか、シンガポール・香港の対象旅券所持者
拡大後の対象 31の国・地域を追加し、合計33の国・地域(正式な国名リストは未公表)
手続きの状況 入国管理局が原則承認済み、署名手続き中
機器・セキュリティシステム・生体情報の整備状況に応じ段階的に運用開始
審査所要時間 1人あたり平均24〜30秒(安全保障上の問題がない場合)
想定される効果 入国旅客の約50〜53%が自動化ゲートを通過可能に
約650万人+長期滞在ビザ保持者約90万人が対象に加わる見通し
初回入国の方の扱い ファースト・ビジターは従来どおり入国審査官による対面審査
生体情報登録後、次回以降にオートゲートを利用可能の予定
対象となる33の国・地域について(現時点では未確定)

現地報道では、対象となる33の国・地域として、日本を含む下記を対象国として挙げています。
ただし、政府発表 および 各種報道では、対象国の具体的な国名は「未確定」とされております。

下記のリストは当局の公式文書によって確認できたものではなく、あくまで現地報道 および 関係者の発言に基づく情報となっており、日本のパスポートが対象に含まれるかどうかについても、公式な確定情報ではございませんので、タイ入国管理局またはタイ空港公社の公式発表をあらためてご確認ください。

バンコク到着時の混雑への備え

スワンナプーム空港では、ローシーズンでも国際線の到着旅客が1日あたり7万〜7万5,000人にのぼり、13時から17時ごろのピーク時間帯には入国審査場に1時間あたり5,000〜6,000人が集中します。

11月以降のハイシーズンには到着旅客が1日あたり8万5,000人〜10万人まで増加すると見込まれており、自動化ゲートの拡大運用後も一定の待ち時間が生じる可能性がございます。バンコクで国内線や近隣国への便へ乗り継がれる場合は、乗り継ぎ時間に余裕を持ってご予約ください。

あわせて、タイ入国時に必要なデジタル入国カード「Thailand Digital Arrival Card(TDAC)」について、手数料を請求する非公式サイトによる被害が確認されており、政府が注意を呼びかけています。公式システムでの申請は無料となっておりますので、申請の際は公式サイトまたは航空会社が案内する正規のQRコードからお手続きください。

自動化ゲート対象国拡大の背景と今後の整備計画

スワンナプーム国際空港では、外国人の出国審査については自動化ゲートの利用がすでに可能となっている一方、入国審査では長らく有人カウンターでの審査が中心で、到着便が集中する時間帯の長い行列が課題とされてきました。

政府側は、入国審査の待ち時間がタイの観光収入や訪問者の印象に直結するとの認識を示し、短期的な対策として自動化ゲートの対象拡大、審査ブースへの人員の重点配置、3つの入国審査ゾーンの併用と旅客分散などを進める方針です。

中期的な対策としては、現在は出入国審査設備を持たないサテライトターミナル(SAT-1)に入国審査場を新設できるかどうかをタイ空港公社(AOT)と協議することが示されており、長期的にはイーストターミナル(East Terminal)の整備を加速させる計画としています。


免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年8月26日)における公開情報に基づいています。自動化ゲート対象国の範囲、運用開始時期、手続きの詳細は今後変更される場合があります。

  • 渡航前に必ずタイ入国管理局およびタイ空港公社(AOT)の公式発表、ならびにご利用の航空会社からの案内をご確認くださいませ。
  • 対象となる33の国・地域の具体的な国名は、弊社が確認した時点では当局から正式に公表されておりません。本記事に掲載した国名は現地報道に基づく参考情報であり、日本が含まれるか否かを含め、確定した内容ではございません。
  • 本措置は署名手続きの進捗、機器・セキュリティシステム・生体情報の整備状況により、開始時期が前後する、または段階的な運用にとどまる可能性がございます。
  • ハイシーズンには入国審査に相応の待ち時間が生じる可能性がございます。国内線・国際線の乗り継ぎをご予定の方は、余裕を持った行程をご検討くださいませ。
  • 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、入国審査に伴う遅延や入国拒否等について、当サイトは一切の責任を負いません。

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