2026.05.25
ベトナム|電子たばこ及び加熱式たばこ等の持ち込み・使用禁止について

ベトナムでは2025年1月1日に国会決議第173/2024/QH15号が施行されて以来、電子たばこ 及び 加熱式たばこ(IQOSなどを含む)の製造・販売・輸入・保管・輸送・使用が全面的に禁止されています。
2025年12月31日には政令第371/2025/ND-CP号によって使用者に対する罰則が明文化され、さらに2026年5月15日施行の政令第90/2026/ND-CP号(保健分野の行政罰に関する政令)によって、電子たばこ及び加熱式たばこを使用した場合の罰金は300万〜500万ドン(日本円で約1万8,000〜3万円相当)と正式に規定されました。
また、在ホーチミン日本国総領事館の情報によると、ホーチミンシティのタンソンニャット国際空港において、第三国への乗り継ぎのみを目的とした邦人旅行者が、預入荷物に入れていた電子たばこをめぐり空港職員とのトラブルになった事例が報告されています。ベトナムに入国しないトランジットの場合であっても、電子たばこ 及び 加熱式たばこ等を持ち込むことがないようご注意ください。
在ホーチミン日本国総領事館|ベトナムへの電子たばこ及び加熱式たばこ等の持ち込み及び使用禁止について
- 2026年5月15日施行の政令第90/2026/ND-CP号により、電子たばこ・加熱式たばこの使用に対する罰金が300万〜500万ドン(約1万8,000〜3万円)に定められました。また、使用を容認した施設の管理者個人は500万〜1,000万ドン、法人はその2倍の罰金が科されます。
- 罰則はベトナム在住者だけでなく旅行者にも等しく適用されます。電子たばこ・加熱式たばこを海外から持ち込む行為は、使用の場合よりも重い罰則の対象となる可能性があります。
- ホーチミンシティのタンソンニャット国際空港では、ベトナムに入国しない乗り継ぎ旅行者であっても、預入荷物内の電子たばこをめぐり空港職員とのトラブルになった事例が報告されており、トランジット旅行者も注意が必要です。
ベトナムに訪問される方・ベトナムで乗り継ぎされる方への注意喚起
ホーチミンシティのタンソンニャット国際空港(SGN)では、ベトナム国内に入国しない乗り継ぎ(トランジット)旅行者であっても、預入荷物に電子たばこや加熱式たばこが入っていた場合に空港職員からの指摘を受けるトラブルが発生しています。
ベトナムにおける禁止品目の管理は預入荷物にも適用されるリスクがあることから、ベトナムを経由する旅程を予定されている方は、電子たばこ 及び 加熱式たばこ(IQOS・glo・Ploomなど含む)が含まれていないよう十分ご留意ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 禁止品目 | 電子たばこ(ベイプを含む)・加熱式たばこ(IQOS、glo、Ploom等)全般 |
| 根拠法令 | 国会決議第173/2024/QH15号(2025年1月1日施行) 政令第371/2025/ND-CP号(2025年12月31日施行) 政令第90/2026/ND-CP号(2026年5月15日施行) |
| 使用に対する罰金(個人) | 300万〜500万ドン(約1万8,000〜3万円)+製品の没収・廃棄 |
| 使用を容認した管理者(個人) | 500万〜1,000万ドン(約3万〜6万円) |
| 使用を容認した管理者(法人) | 個人の2倍(最大2,000万ドン) |
| 輸入・持ち込みの場合 | 使用よりも重い罰則の対象となる可能性あり(税関での没収・罰金) |

ベトナムにおける電子たばこ規制の経緯
ベトナムでは若年層を中心とした電子たばこの急速な普及を受け、2024年11月の国会でその生産・販売・輸入・保管・輸送・使用を全面禁止する決議が可決されました。この禁止措置により、ブルネイ・カンボジア・ラオス・シンガポール・タイに次いで東南アジアで6番目、世界では43番目に電子たばこと加熱式たばこを禁止した国となりました。
2025年12月31日には政令第371/2025号により使用者への罰則が明確化され、さらに2026年5月15日施行の政令第90/2026号では保健分野全体の行政罰を整理した包括的な規定として、電子たばこ等に関するルールが改めて体系化されました。ベトナム保健省は世界禁煙デー(2026年)に際しても、地方当局に対して電子たばこ・加熱式たばこに関する違反への厳格な対応を指示しています。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年5月25日)における公開情報に基づいています。ベトナムにおける電子たばこ・加熱式たばこに関する規制内容・罰則額は今後変更される場合があります。
- 渡航前に必ず在ベトナム日本国大使館・在ホーチミン日本国総領事館の公式サイトおよびベトナム政府当局の最新情報をご確認ください。
- 空港での取り扱いや罰則の適用は、渡航先・時期・担当官によって異なる場合があります。「知らなかった」では通用しないケースもありますので、ご注意ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、トラブルや罰金等について、当サイトは一切の責任を負いません。

