海外

2019.11.01

メキシコ メキシコシティ国際空港における恐喝被害

2019年10月30日
【ポイント:メキシコ乗り継ぎで成田に向かう邦人出張者が,メキシコシティ国際空港において,制服のような服を着た男から「乗り継ぎ先のゲートまで案内する」と言われ,ついて行ったところ,車に乗せられて別のターミナルに連れていかれ,施錠された車内において,案内料として300米ドルを脅し取られる被害に遭いました。】

1 概要

10月11日午後11時頃,リマ(ペルー)からメキシコを経由し成田に向けて移動中の邦人出張者が,乗り継ぎ地のメキシコシティ国際空港第2ターミナルにおいて,制服のような服を着た男に,「成田行の航空会社ゲートまで案内する。」と声を掛けられました。男は第1ターミナルと第2ターミナルの位置を入れ替えた偽物の地図を用いて,「成田行きのゲートは第2ターミナルにあり,空港内は広く,移動する必要がある。」と述べ,被害者は男を空港職員であると信じ,案内された車に乗ってしまいました。

車内には運転手の男が待機していて,目的地に向かい出発しましたが,途中空港の外に出るような道を通ったので,この時点で被害者は彼らに対し疑問を抱きました。しかし,車は中からカギが掛けられており,車内には被害者に声を掛けた男の他に運転手の男もいたため,彼らを刺激することで拉致される可能性があると考えた被害者は,このまま乗車し,到着を待つことにしました。10分程経過後,車内において男より,第2ターミナル(実際には第1ターミナル)まで案内したので,その料金として500ペソ支払うよう要求されました。車のカギが掛かった状況下で要求を断った場合,拉致されるかもしれないと危惧した被害者は,米ドルしかもっていないことを伝え,男に150ドルを渡しました。同様に案内係にも同額の支払いを要求されたため150ドル渡し,合計300ドルを支払いました。

2 注意点

(1)海外での犯罪手口は多様で巧妙化してきています。親しげに近づいてくる人を信じて油断したために,事件に巻き込まれるというケースも多く見られます。少しでも怪しいと感じたら,ためらわず「ノー」と断り,その場を立ち去るようにしてください。また,声を掛けられ,そちらに注意を向けた隙に所持していた荷物を盗まれる等の被害も発生していることから,見知らぬ人から話かけられた際は,十分に注意するようにしてください。
(2)当地においては,銃器による犯罪被害が多く報告されています。本件でも,車内で抵抗した場合,誘拐や強盗に発展する,または銃で撃たれるという可能性もありました。
(3)以上を踏まえて,次の事項を意識して行動するよう心掛けてください。
ア 空港等の公共の場所においては, 悪意を持った第三者が犯行対象者を物色している可能性がある,という認識を持ち常に警戒を怠らない。
イ 面識の無い者の車には絶対に乗らない。
ウ 犯罪被害に遭った場合, 犯人が刃物や銃器を所持している可能性を考え, 抵抗せずに身体の安全を最優先に行動する。
エ 車が立ち去った後にナンバーなどを控え,警察等に通報する。

(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 Mexico, Ciudad de Mexico.
Tel:+52(55)5211-0028(代表番号が不通の場合:+52(55)5091-3081)
Fax:+52(55)5207-7030
メール:ryojibu@me.mofa.go.jp

 

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