2026.10.23
台風30号(チャンパー)接近に伴う注意喚起(10/23更新)

非常に強い勢力の台風30号(国際名:チャンパー、中国語名:蔷琵)は、10月23日(金)午前現在、台湾の南東〜東の海上を北西〜北北西へゆっくり進んでおり、台湾では暴風圏が23日未明に南東部の陸地にかかり始めました。台湾当局は、23日夜〜24日(土)未明に台湾北東部の沖合に最も近づく見込みとしており、中心が陸地に近づく、または上陸する可能性があります。
台湾発着の国内線は23日終日欠航となり、国際線もアジア路線を中心に多数の欠航が発表されています。また桃園国際空港では、23日の予定793便のうち414便が欠航と報じられています(22日19時時点)ので。台湾へ渡航・滞在予定の方は、航空会社の最新の運航情報を逐次ご確認ください。
なお台風は24日にかけて動きが遅くなる可能性があり、影響が長引くおそれがあるため、日程の変更や余裕のあるご計画をご検討ください。
あわせて、中国東部(上海市・浙江省・福建省)では23日午後から25日にかけて大雨となる見込みです。
韓国南部(済州島・南海岸)では23日午後から雨が降り始め、25日〜26日も影響が続く可能性がありますのでご留意ください。
台湾交通部中央気象署(Central Weatehr Administration)|Sea Typhoon Warning
- 台湾:陸上警報が発表中です。影響が最も強い時間帯は23日(金)〜24日(土)午前で、台風の動きが遅くなると、風雨が24日正午ごろまで続くおそれがあります
- 中国東部:上海市は23日午後〜25日に雨風が強まり、23日夕方〜24日が最も荒れる見込みです。福建省では旅客航路56本が停運するなど、すでに海上交通に影響が出ています
- フィリピン北部・韓国南部:フィリピンのバタネス州などに風シグナル2が発令中です(22日時点)。韓国南部は25日にかけて接近し、済州島では23日午後から雨が降る見込みです
台北等へ渡航・滞在される方への注意喚起
台湾の中央気象署は、台風の中心が台湾の北東沖を通過する23日夜〜24日未明が最接近とし、中心が陸地に80キロ程度まで近づく場合もあり、上陸の可能性はもあるとしています(現地報道)。
台風はやや弱まって「中度台風」となりましたが、暴風半径は約320キロと大きく、23日昼には全土で最大瞬間風速11〜12級の風が吹くおそれがあります。台北市・新北市・桃園市・基隆市・宜蘭県などは、休業・休校の発表が報じられています。
台北をはじめ台湾へ渡航・滞在予定の方は、ご利用便の運航状況を航空会社の公式サイトやアプリで事前にご確認ください。
国内線は23日終日欠航のため、台湾国内の移動は鉄道・高速鉄道(運行予定)に集中し、混雑が予想されます。空港や駅へは早めにお越しいただき、状況によっては日程の前倒し・後ろ倒しや、陸路など代替手段もあわせてご検討ください。
| 地域 | 主な影響と時期 |
|---|---|
| 台湾 (台北・基隆・宜蘭・花蓮など) |
暴風圏は23日午前4時ごろ(台湾時間)に南東部の陸地へかかり始めました 23日夜〜24日未明が最接近で、台影響は24日正午ごろまで続くおそれがあります 24日午後に北東へ加速し、夜には台湾から遠ざかる見込みです 雨は北部・北東部の山地で24日までに600〜900ミリ、宜蘭県の山地では「超大豪雨」のおそれがあります |
| フィリピン北部 (バタネス州・カガヤン州など) |
23日は北北西へ、24日(土)に北北東へ進路を変え、23日夕方〜24日未明に監視領域を出る見込みです その後は勢力が弱まり、24日朝には強い熱帯低気圧となる可能性があります |
| 中国・上海市 | 23日午後〜25日に降雨があり、23日夜〜24日が最も強まる見込みです 累積雨量は50〜70ミリ、風は6〜7級(沿江・沿海部の突風は8〜9級)と予想されています 中心の最接近は24日夕方〜夜で、上海・芦潮港から約250〜300キロとされています |
| 中国・浙江省 (寧波・杭州・温州・舟山など) |
23日夜〜26日に大雨〜暴雨が予想され、東部では累積90〜150ミリ、沿岸の局地では200ミリを超える見込みです |
| 中国・福建省 (福州・厦門など) |
台湾海峡や沿岸で強風が予想され、東部・北部では23日夜〜26日に大雨〜暴雨の見込みです |
| 韓国南部 (済州島・南海岸・釜山周辺) |
25日3時に西帰浦の南約330キロの海上へ進み、26日朝までに温帯低気圧へ変わる見込みです 済州島では23日午後から雨が降り始め、23〜24日の予想雨量は済州(北部・西部を除く)で30〜80ミリです 南部と済州島の雨は26日朝まで続くとされています |
| 香港・ベトナムなど (南シナ海方面) |
香港天文台は、10月中の直接の影響は考えにくいとの見通しを示しています ベトナムの水文気象予報センターは、南シナ海北東部に入る確率を10%未満と見ています |
台湾の交通機関(航空・フェリー・離島)
詳しい運航状況等は各航空会社および運行会社のウェブサイトをご確認ください。
チャイナエアライン(CI)|Due to Typhoon CHAMPI, passengers are advised to check flight status
スターラックス航空(JX)|台風30号の影響に伴う運航スケジュール変更のお知らせ
| 航空 (国際線) |
桃園空港では、23日の予定793便のうち414便(旅客353便、貨物61便)が欠航と報じられています
・チャイナエアラインは松山・桃園の午後発着便と台中の終日往復便を欠航 ・エバー航空は23日正午以降の欧米長距離線を全便欠航、23日〜24日正午前の桃園・松山発着の一部も欠航 ・スターラックス航空は台湾発着のアジア路線を23日全便欠航 |
|---|---|
| 航空 (国内線) |
立栄航空・華信航空の国内線が終日欠航 澎湖・金門・馬祖へは、航空便での移動が難しい状況です |
| 空港アクセス | 桃園空港MRT(機場捷運)は、直通車と臨時車が23日全日運休で、普通車のみ約15分間隔で運行します A1・A3駅での事前搭乗手続きと手荷物預けは停止されています |
| 鉄道 | 台湾鉄道は、23日の西部幹線・東部幹線の対号列車(自強号など)を全て運休、海線・成追線・宜蘭線・北廻線の非対号列車も運休 花蓮〜台東など、その他の区間は天候に応じて運行します 台湾高速鉄道は、23日は通常ダイヤの運行予定ですが、天候により変更される可能性があります 台北MRTは運行予定ですが、高架・地上区間は強風時に運休となる可能性があります |
| フェリー | 23日は10航路106便の欠航が予定されています(航港局の予測) 基隆〜馬祖、金門〜厦門・泉州、高雄〜澎湖、富岡〜緑島・蘭嶼などが含まれます 屏東〜小琉球線は24日・25日も全面停航の予定です |
| 道路 | 東西を結ぶ中部横貫公路(台8線の關原〜太魯閣)は、23日終日不通です 台7線・台7甲線・台9線(蘇花公路)などでも、23日朝から通行止めや出口のみの規制が予定されています 淡江大橋は、二輪車・歩行者・自転車レーンが封鎖されています |
中国東部(上海・浙江・福建)の空港・海上交通
台湾・浙江・上海・江蘇・福建の計29空港が影響を受ける可能性があり、浦東・虹橋・杭州蕭山は24日20時に影響範囲に入る見込みと報じられています。
風雨が強まる23日夕方〜24日を中心に、遅延・欠航・運転見合わせが生じる可能性があります。
福建省・浙江省の沿岸では、旅客航路の停航が先行して出ています。
台風30号の経過と今後の見通し
台風30号は10月15日にマーシャル諸島付近で発生し、西北西へ進みながら急速に発達して、20日には今年世界最強級の勢力となりました。その後はやや弱まり、23日未明の台湾の発表では「中度台風」となっています。
台湾の東の海上で動きが遅くなると、冷たい海水が湧き上がって勢力が弱まりやすい一方、風雨の影響時間は長くなります。今後
台風は24日午後に北東へ加速し、25日にかけて東シナ海を進み、26日ごろに九州方面へ向かって温帯低気圧に変わる見込みですが、進路の予想は直前まで変わる可能性があるため、最新の公式発表をご確認ください。
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年10月23日午前・日本時間)までに確認できた公開情報に基づいています。台風の進路・強さ、各国の警報、航空便・フェリー・鉄道等の運航状況は、今後急速に変更される場合があります。なお、本記事は日本国内を除く海外のエリアを対象としています。
- 渡航前および滞在中は、台湾の中央気象署、フィリピンのPAGASA、中国の中央気象台、韓国気象庁、香港天文台などの公式サイトで最新の台風情報をご確認くださいませ。
- 航空便・フェリー・鉄道は、台風の進路次第で運航計画が急に変わることがあります。ご利用の航空会社・運航会社の公式サイトやアプリで、最新の運航状況をご確認いただくことをお勧めいたします。
- 欠航・遅延時の振替、払い戻し、宿泊・費用の補償などの条件は、航空会社・旅行会社・ご加入の旅行保険の会社により異なります。詳細は、ご契約先へ直接お問い合わせくださいませ。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、欠航・遅延・予定変更等について、当サイトは一切の責任を負いません。

