2026.03.26
アメリカ(米国)|連邦政府予算失効による全米空港の大規模混雑についての注意喚起

2026年2月14日に米国国土安全保障省(DHS)の予算失効に伴う、運輸保安局(TSA)職員の欠勤や離職により主要空港で4時間半を超える保安検査の行列が確認されています。
米国国土安全保障省(DHS)プレスリリース
SPRING BREAK UNDER SIEGE: Democrats’ Reckless DHS Shutdown is Forcing TSA Officers to Work Without Pay and Holding American Travelers Hostage
米国内の空港を利用する予定のある方は、以下の点にご注意ください。
保安検査の待ち時間は空港・時間帯により大きく異なり、予測が極めて困難な状況なため、各航空会社は出発の最低3〜4時間前には空港に到着することを強く推奨しております。
なお各航空会社は、空港混雑への対応として以下の案内を行なっています。
- 全社共通:フライト状況を出発前に航空会社公式アプリまたはウェブサイトで確認するよう推奨。出発の3時間以上前に空港に到着するよう呼びかけています
- 欠航・大幅遅延の場合、米運輸省(DOT)の規定により、払い戻し不可のチケットであっても全額払い戻しを受ける権利があります(航空会社に要確認)
- 公式アプリでのオンラインチェックインとデジタル搭乗券の利用を推奨
主要空港の状況一覧(3月25日現在)
| 空港 | コード | 待ち時間 |
|---|---|---|
| ヒューストン(ジョージブッシュ空港) | IAH | 3〜4時間超 |
| アトランタ | ATL | 約2時間 |
| ニューヨーク(JFK) | JFK | 不明(長時間化) |
| ニューヨーク(ラガーディア) | LGA | 不明(長時間化) |
| ニューアーク | EWR | 不明(長時間化) |
| フィラデルフィア | PHL | 長時間化 |
| ニューオーリンズ | MSY | 長時間化 |
| ダラス・フォートワース | DFW | 10〜11分 |
| シカゴ・オヘア | ORD | 比較的短い |
| オーランド | MCO | 30〜45分 |
| ヒューストン(ホビー空港) | HOU | 約10分 |
ニューヨーク地域(JFK・LGA・EWR)

ニューヨーク地域の3空港(JFK、ラガーディア、ニューアーク)はいずれも保安検査の待ち時間表示を停止しています。
ラガーディア空港の公式サイトには「連邦予算失効のため、保安検査の待ち時間は通常より大幅に長くなる可能性がある」との告知が掲載されています。JFK空港も同様に「待ち時間の報告を一時停止中」と表示しています。待ち時間のデータが通常の列の範囲を超えて延びているため、計測システム自体が機能しなくなっている状況です。
ICE職員がJFK・ニューアークに配備され、TSA職員が保安検査に集中できるよう出口の警備等を担当しています。
なお、ラガーディア空港は3月22日の航空機事故の影響もあり、滑走路閉鎖(3月28日金曜朝まで)による減便と合わせて極めて混雑した状態が続いています。
ヒューストン(IAH・HOU)

ヒューストン・ジョージブッシュ・インターコンチネンタル空港(IAH)は、全米で最も深刻な混雑が報告されている空港の一つです。3月中旬以降、待ち時間が3〜4時間を超える日が頻発しています。
ヒューストン・ホビー空港(HOU)は、3月8日に要請されたTSAの全米緊急展開部隊(National Deployment Force)が3月10日から勤務を開始したことで、一時的に待ち時間が約10分まで短縮されていますが、IAHにはこうした増援が回っていない状況です。IAH空港では、列がターミナルの複数フロアにわたって延びる光景が報告されています。
その他の空港
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港では、TSA職員の欠勤率が約30%に達し、待ち時間が2時間に及ぶ事態が発生しています。待ち時間の表示は停止中です。また、フィラデルフィア国際空港では、TSA職員の人手不足により3つのセキュリティチェックポイントが完全に閉鎖されるという異例の措置が取られています。
サンフランシスコ国際空港(SFO)やカンザスシティ国際空港(MCI)など、保安検査を民間企業が運営している約20空港では、TSA職員不足の影響を受けておらず、通常通りの待ち時間で運用されています。
免責事項および注意喚起
本記事の情報は2026年3月26日14:00(日本時間)時点のものです。
空港の運用状況、保安検査の待ち時間、DHS予算交渉の進展は急速に変化する可能性があります。
- 最新の保安検査待ち時間やフライト状況は、各航空会社の公式アプリ・ウェブサイト、および各空港の公式サイトで直接ご確認ください。
- DHS予算の合意が成立した場合でも、TSAの人員体制が完全に回復するまでには数日から数週間を要する可能性があると当局は指摘しています。
- 航空会社の救済措置(手数料免除、振替など)は各社・路線により異なります。詳細は利用予定の航空会社に直接お問い合わせください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づく行動により生じた損害等について、当社は一切の責任を負いかねます。


