2026.02.06
シンガポール|入国管理に関する新制度「搭乗拒否指示(NBD)」について

シンガポール入国管理局(ICA)は、国境警備の強化 および 入国手続きの円滑化を目的として、2026年1月30日より新たなスクリーニング制度「搭乗拒否指示(No-Boarding Directive: NBD)」を導入しました。
これにより、シンガポールの入国要件を満たしていないお客様は、出発地の空港(チェックインカウンター)で搭乗を拒否されることになります。トラブルなくご出発いただくため、以下の内容を必ずご確認の上、余裕を持って渡航準備をお進めください。
「搭乗拒否指示(NBD)」とは?
これまで、書類不備や入国資格の問題は、主にシンガポール到着時の入国審査で確認されていましたが、新制度では出発前にこれらの審査が行われます。
シンガポール入国管理局(ICA)は、フライトの乗客名簿や、渡航者が提出する電子入国カード(SG Arrival Card)の情報を事前に入手し、リスク評価を行います。審査の結果、入国に問題があると判断された場合、ICAは航空会社に対して「搭乗拒否指示(NBD)」を通知します。通知を受けた航空会社は、対象のお客様の搭乗を拒否することが法的に義務付けられます。
なお今回の措置で対象となるのは、チャンギ空港 および セレター空港に到着するすべての航空便を利用する方となっています。
(海路は2028年末までに導入予定、陸路は現時点で対象外です)
シンガポール入国管理局(ICA)|ICA to Issue No-Boarding Directives from 30 January 2026
搭乗拒否の対象となる主なケース
以下のような不備がある場合、空港でのチェックイン時に搭乗を断られる可能性がありますので、出発前に必ずご確認ください。
| パスポートの残存有効期間不足 | シンガポール入国時に、パスポートの有効期限が6か月以上残っていない |
| ビザの不備 | 渡航目的や国籍によりビザが必要な場合において、有効なビザを所持していない |
| SGアライバルカードの未提出・不備 | 電子入国カード(SGAC)が提出されていない、または申告内容に誤りや不備がある |
| 入国不適格者としての記録 | 過去の記録等によりシンガポールへの入国禁止対象者、または好ましくない人物と判断された |
万が一、搭乗を拒否された場合
NBD制度に基づき搭乗拒否となった場合、その場で即座に異議を申し立てたり、決定を覆したりすることはできません。
対応方法:
シンガポール入国管理局(ICA)のフィードバックチャンネル(公式ウェブサイト)を通じて、異議申し立てを行い、入国の承認を得る必要があります。
※ ICAからの承認が得られた後に、改めて渡航の手続きをし直す必要があります
※ 航空会社や空港職員員は、ICAの指示に従う法的義務を要するため、カウンターでの交渉で搭乗することはできません
シンガポールへ渡航される皆様へ
下記事項を必ずご確認の上、渡航準備は余裕を持っておすすめください。
1. パスポートの更新:有効期限が十分に残っているか(入国時6か月以上)ご確認ください
2. 電子入国カードの正確な登録:SGアライバルカードは到着日を含めて3日前以内から登録可能です
3. ビザの確認:必要な方は早めにご準備・ご取得ください

免責および注意事項
本記事の情報は2026年2月6日時点のものです。本制度は予告なく変更される場合があります。
最新情報は必ずシンガポール入国管理局ウェブサイトにてご確認ください。
※ 入国拒否となる適用条件や、今後の海路・陸路への導入スケジュールについては変更される場合があります。
※ 本記事の情報に基づく損害について、当社は一切の責任を負いかねます。


