海外

2021.08.09

パキスタン ムハッラム月及び宗教行事(アシュラ)に関する注意喚起

【ポイント】
8月10日(火)より約1ヵ月間はイスラム暦のムハッラム月となり、8月18日(水)から19日(木)の2日間はシーア派指導者の殉教を悼む行事「アシュラ」が行われます。

○特に「アシュラ」の期間中は、モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所に近づかないよう注意してください。

【本 文】
パキスタンでは、8月10日(火)より約1ヵ月間、ムハッラム月(イスラム暦1月)となります※。特に、8月18日(水)から19日(木)の2日間は、イスラム教シーア派にとって重要な追悼行事「アシュラ(Ashura)」が行われます。ムハッラム月、特にアシュラ及びその前後は、テロが発生する危険性が高まりますので、邦人の皆様におかれましては、以下の情報を踏まえ、慎重な行動をお願いいたします。
※ムハッラム月の正確な開始日及び終了日は、月の見え方により決定されます。これによりアシュラの日程も変更となりますが、開始日から起算して9日目及び10日目がアシュラとなります。

1 ムハッラム月の期間中、特に9日目から10日目のアシュラには、パキスタン各地でイスラム教シーア派による指導者の殉教を悼む行進が行われる他、KP州等一部の州では、外国人に対する移動を制限することが予想されます。過去には当国内で、それら行進を標的としたテロ事件が発生しているほか、スンニ・シーアの宗派対立が発生し、暴動に発展する事件が起きています。2013年には、ラーワルピンディー市内で行われた同行進において、シーア派の行進グループがスンニ過激派グループと衝突し、周辺の店舗に火が付けられるなど両派のグループが暴徒化し、10名が死亡、多くの負傷者が出る事態に発展したため、事態鎮圧のため軍が派遣され、市内に外出禁止令が布かれました。

2 特に、8月18日(水)から19日(木)の2日間にかけては、パキスタン各地で「アシュラ」に関連する大小様々な行進が行われる予定であり、治安当局は厳重な警戒態勢をとり、不測の事態に備えています。なお、上記1で紹介した事態が過去に発生したのはこの期間であり、宗派間衝突だけではなく、テロ事件が発生する可能性も否定できません。

3 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。特に「アシュラ」の期間中は、モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所に近づかないよう注意してください。また、パキスタン政府は期間中の新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関しても注意喚起を行っていますので、その点もご注意ください。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)行進や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に行進等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、報道機関には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、外国資本等のホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

4 地域にもよりますが、携帯電話サービスの利用制限が実施される可能性も考えられますので、他の連絡手段(固定電話、インターネット等)の確保についても確認願います。

5 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○在パキスタン日本国大使館ホームページ: http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

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