更新日:2024.07.22
台風接近|対策と欠航時の対応(国際線)
国際線の飛行機は台風が接近しているからといって、すぐに欠航とはなりません。
台風の飛行機への影響は、離着陸時に空港周辺で強風(特に横風)が吹いているかどうかが重要で、飛行機の飛ぶ経路に台風が存在してもあまり関係ありません。
よほど強力な台風が空港付近を直撃しそうな場合は、事前に欠航が決まることもありますが、実際に飛行機が飛ぶか飛ばないかは、空港の状況によって判断されることが多いようです。
欠航に明確な基準はありません
天候不良によって出発を見合わせる基準は、航空会社各社が独自に取り決めています。
そのため、ある航空会社が欠航となっても、他の航空会社は運行していることもおこりえます。
また、台風の影響により以下のような理由で欠航となる可能性もございます。
機材繰り
飛行機の運行は各空港間を往復したり順に回ったりして機材を使用しているため、前便が何らかの理由で遅延や欠航になった場合
乗務員調整
天候、交通機関の遅れ等の理由により、乗務員の調整がつかない場合
台風が接近している時の海外渡航でやるべきこと
海外渡航時に台風が接近した場合の事前の対策と飛行機が欠航になったときの対応については以下のとおりです。
対策① 最新情報の確認
国際線の飛行機は台風等の悪天候でもスケジュールを調整することで運航されることが多いため、最新の運行情報を空港や航空会社ホームページで収集しましょう。
航空会社 | ホームページリンク |
運航の見通し|JAL・日本航空 | |
運行状況のご案内(国際線)|ANA・全日空 |
対策② 空港へ早めに到着する
電車やバスなど空港までの交通手段に遅れが生じることが多いため、十分に時間に余裕を持って空港へ向かいましょう。
台風が空港に近づく時間を避けるために、予定より早く飛行機が出発することもあります。
対策③ お祈り
◆飛行機が欠航になった場合
【利用便の振替】
予約が変更できない割引運賃であっても、変更料、差額等無しで、同一航空会社の他の便へ振替が可能な場合がございます。
詳細は航空会社スタッフまたは手配先旅行会社に確認しましょう。
別冊で発券されている乗継便や海外発着航空券は特別対応の対象外になるため、変更する場合は通常通りの規定が適用になります。
また振替便が当日の便ではなく翌日以降になる場合もあります。
その際の宿泊費は原則お客様が負担することになります。
【取り消しによる払い戻し】
予約が変更できない割引運賃であっても、台風などの不可抗力で欠航が決まりお客様が渡航を中止される場合は原則払い戻しになります。
詳細は航空会社スタッフまたは手配先旅行会社に確認しましょう。
返金は購入した航空会社または旅行会社から行われ、返金処理手続は通常2~3ケ月程かかります。
別冊で発券されている乗継便や海外発着航空券は特別対応の対象外になるため、取消する場合は通常通りの規定が適用になります。
◆交通機関の遅れにより飛行機に乗り遅れた場合
原則は購入した運賃の取消規定が適用になります。
ただし、航空会社が特別に利用便の振替を認めることがありますので、まずは空港カウンターで航空会社スタッフまたは手配先旅行会社に確認されることをお勧めいたします。
◆その他注意事項
国際航空券は途中区間を未使用(未搭乗)にした場合、航空会社が特別に認めない限り、以降の予約は全て取り消され利用することは出来ません。
そのため、例えば往路の予約便に乗り遅れたため、別途目的地までの片道航空券購入して、復路目的地から出発地点の区間を利用することは原則出来ませんのでご注意ください。