海外

2017.07.05

ドイツ デュッセルドルフ市内で偽警察官によるスリ事件が連続発生中

●デュッセルドルフ市内で偽警察官によるスリ(現金抜き取り)事件が連続発生中。複数の日本人が被害に遭遇。
●犯行時間は日中、夜間、早朝等様々。犯行場所はデュッセルドルフ中央駅から半径1キロ以内の路上に集中。特に、付近に人気がないタイミングを狙って仕掛けてくることが多い。
●囮役とやり取りしているときに、偽警察官役が違法薬物捜査を名目に声をかけてくる手口が多くみられる。
●最も効果的な予防策は、路上で声をかけられても相手にしないこと。身分証明書の提示を求めることも有効。
●警察官の真偽の見分け方については本文を参照ください。

偽警察官によるスリの主な手口は次のとおりです。
1.犯人グループの囮役が被害者に声をかける(道案内やホテルなどの場所に関する質問、たばこを吸うので火を貸してほしいなど)
2.そのやりとりの途中、犯人グループの警察官役が声をかけてくる(私服刑事を名乗る例が多い)
3.偽警察官は「違法薬物取引に関する捜査中であり、所持品を検査させてもらう」旨申し向けてくる(このとき偽警察官は、身分証のような物をちらりと見せてくることもある)
4.偽警察官は、パスポートの他、バッグや財布を開示するよう求め、現金(お札)について「臭気検査をする」と申し向け、お札の臭いを嗅ぐような仕草をする
5.偽警察官はお札を財布等に戻す際、その一部を被害者に気づかれないよう抜き取る

本件犯行予防に関する当地警察からのアドバイスは次のとおりです。

1.道ばたで声をかけてくる人物の中には、悪意を持っている者がいるという前提で行動する。偽警察官によるスリの場合、囮役から離れればその後の展開は予防できるため、見知らぬ相手とのやり取りをしないか、可能な限り速やかに終えるように心がける。
2.見知らぬ相手とやり取りをしている際に、「警察官である」と言って近づいてくる人間は基本的に犯人グループであると考えられる。
3.警察官の職務質問に対しては、当該警察官の身分を示すよう要求できるので、「身分証明書(Dienstausweis)を見せてほしい」旨申し向ける。身分証明書は青色または緑色のカードで、NRW州警察のマーク、写真、氏名、番号等が記載されている。私服警察官の場合、身分証明書のほか「犯罪捜査従事証(Kriminaldienstmarke)」も持っているはずであるので、「犯罪捜査従事証も見せてほしい」旨申し向ける。犯罪捜査従事証は金色のメダル状の物で、表面に「KRIMINAL POLIZEI」、裏面に番号等が刻印されている。なお警察は、違法薬物の判断を臭気検査で行うことはない。
※画像でサンプルをご覧になりたい場合、NRW州刑事局のホームページ https://polizei.nrw/  の検索(SUCHE)枠に「trickdiebstahl polizeibeamte」などを打ち込んで検索すると、関連ページ(PDF)を見ることができます。
4.3.の対応で警察官が偽物である疑いが高いと判断した場合、所持品検査に応じることなく、110番通報して制服警察官に現場に来てもらうよう要請する。110番通報を受理する警察官は英語での対応が可能。
5.上記のとおり手間をかけさせれば犯人グループは諦めて去って行くことが想定されるが、状況によっては強盗に変貌する可能性もある。その場合、抵抗して怪我等をすることを避け、金品を渡すなど被害を最小限にとどめるよう対応する。いずれにせよ、可能な限り現金や貴重品を持ち歩くのは控えるべき。

【問い合わせ先】
在デュッセルドルフ日本国総領事館
電話: +49(0)211-164820
FAX: +49(0)211-357650
メール: konsul@ds.mofa.go.jp

 

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