2026.05.07
イギリス(英国)|テロ事件発生に伴う脅威評価レベルの引上げに関する注意喚起

2026年4月29日(水)午前11時過ぎ、ロンドン北西部のユダヤ系住民が多く暮らすゴールダーズグリーン地区(バーネット特別区)において、ユダヤ系男性2名がナイフで刺傷される事件が発生しました。
ロンドン警視庁の対テロ部門(Counter Terrorism Policing London)は同日中にこの事件をテロ事件と認定。翌4月30日(木)には、英国のテロ脅威分析を担う専門機関・合同テロ分析センター(JTAC)が、テロ脅威レベルを5段階中3番目に高い「Substantial(相当)」から、上から2番目に高い「Severe(深刻)」へと引き上げました。
英国への渡航・滞在を予定されている方は、最新の安全情報に十分ご注意ください。
GOV.UK|Threat level increase following antisemitic terror attack
英国保安局(Security Service - MI5)|Terrorism threat levels
- 4月29日のゴールダーズグリーン刺傷事件はテロ事件と認定。容疑者は殺人未遂で起訴されました。
- 翌30日、英国JTACはテロ脅威レベルを「Severe(深刻)」に引き上げ。「今後6か月以内にテロ攻撃が起きる可能性が非常に高い」と評価しています。
- 脅威レベルの引き上げはゴールダーズグリーン事件のみを起因とするものではなく、英国内でイスラム過激主義および極右勢力によるテロの脅威が継続的に高まっていることを反映しています。
ロンドンへ渡航・滞在される方への注意喚起
英国のテロ脅威レベルは現在「Severe(深刻)」に設定されており、テロ攻撃が発生する可能性が非常に高い状態が続いています。
ロンドンへの渡航・滞在を予定されている方は、以下の点にご注意ください。
- 人混みや混雑した場所(マーケット、交通機関の駅、観光スポットなど)では周囲の状況に常に注意を払い、不審な人物・不審物を発見した場合はすぐに警察へ通報してください。
- 外務省の「たびレジ」に登録し、在英国日本国大使館からの最新情報を受け取れるよう設定しておくことを強くお勧めします。
- 現地の報道や英国政府・大使館の発表を随時確認し、情勢の変化に応じた行動を心がけてください。
- 緊急時は英国の緊急通報番号(警察・救急・消防:999)に連絡してください。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 事件発生日時 | 2026年4月29日(水)午前11時頃(英国夏時間) |
| 事件発生場所 | ロンドン北西部・ゴールダーズグリーン(バーネット特別区)ハイフィールド・アベニュー付近 |
| テロ認定 | ロンドン警視庁対テロ部門が同日中にテロ事件と認定 |
| 脅威レベル変更 | 4月30日付でJTACが「Substantial」→「Severe」に引き上げ (今後6か月以内にテロ攻撃が発生する可能性が非常に高い) |
事件の背景:相次ぐ反ユダヤ主義的事件と高まるテロリスクの実情
英国政府は、国内のイスラム過激主義および極右勢力によるテロの脅威が長期にわたり増大しており、さらにイランをはじめとする外国勢力が英国内のユダヤ系コミュニティを狙った暴力行為を助長しているとの分析を示しています。英国独立テロ法審査官のジョナサン・ホール氏はBBCに対し、一連の反ユダヤ主義的攻撃が2017年以来最大の国家安全保障上の緊急事態になっていると述べています。
直近の主な反ユダヤ主義的事件:
・2026年3月23日:ゴールダーズグリーンで救急組織ハツォラーの車両が放火被害
・2026年4月:ロンドン市内のユダヤ教会堂への火炎瓶投擲未遂を含む複数件の放火事件
・2025年10月:英北部マンチェスターのヒートン・パーク・シナゴーグでユダヤ系信者2名が死亡するテロ事件
免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年5月7日)における公開情報に基づいています。
英国のテロ脅威レベルや現地の安全状況は今後変化する場合があります。
- 渡航前および滞在中は、英国政府(GOV.UK)、外務省海外安全ホームページ、在英国日本国大使館の最新情報をご確認ください。
- テロ脅威レベルは情勢の変化に応じて随時変更される場合があります。「Severe」レベルの維持・変更については、英国政府および在英国日本国大使館の発表を継続的にご確認ください。
- 現地での滞在中は、人が多く集まる場所・施設や宗教施設周辺での行動に特に注意を払い、不審な人物・不審物を発見した場合は直ちに現地当局(緊急番号:999)に通報してください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、現地での事件・事故等による被害について、当サイトは一切の責任を負いません。


