2026.01.14
ボリビア|全国各地での道路封鎖についての注意喚起(1/14更新)

<2026年1月14日更新>
1月12日午後、ボリビア政府は、これまでの激しい抗議活動の要因となっていた最高政令第5503号を廃止し、一部条項を修正した「最高政令第5516号」を正式に公布・発効させました。この決定を受け、ボリビア労働者中央組織(COB)は全国的な道路封鎖の解除を公式に指示しており、1月14日現在、国内の主要幹線道路における封鎖地点はすべて解消されています。
今回の政令変更では、批判の強かった政府の強権的な契約権限や、資源開発における行政手続き簡素化などの条項が削除・修正されました。これにより主要労働団体との合意に至りましたが、経済政策の根幹である「燃油補助金の削減(実質的な燃料価格の引き上げ)」については変更なく維持されています。国内の燃料価格は引き上げられたままとなり、輸送費の上昇に伴う食料品・日用品等の広範な物価高騰(インフレ)が強く懸念されます。
主要労働団体は、今回の封鎖解除後も政府の対応を注視していくとしています。燃料価格の据え置きや物価上昇に対する市民の不満は依然として根強く、今後の状況次第では、再び抗議活動や道路封鎖が再燃・激化するリスクを排除できません。
邦人の皆様におかれては、引き続き現地報道や交通情報(ABC道路状況マップ等)を注視し、不測の事態に備えた備蓄や移動計画の見直しなど、警戒を怠らないようにしてください。外出の際は周囲の状況に注意を払い、デモや集会が行われている場所には決して近づかないよう、自らの安全確保に努めてください。
現地報道によれば、最高政令第5503号により燃料助成が廃止されたことに反発する鉱山労働者団体等による抗議行動が続いており、2026年1月8日現在、ボリビア全国で30か所以上の道路封鎖(bloqueos)が発生しています。政府とボリビア最大の労働者団体COB(ボリビア労働者中央組織)との対話は継続していますが、封鎖は各地で断続的に続いており、状況は流動的です。
これらの道路封鎖により、ラパス~コチャバンバ間及びサンタクルス~コチャバンバ間をはじめとする主要都市間の陸路移動が大きく制限されています。加えて、日本人観光客が多く訪れるウユニ塩湖方面への陸路やチチカカ湖(ラパス県コパカバーナ方面)へ向かう道路についても封鎖や通行制限が報じられており、長距離バスの運休や移動の見合わせが続いています。
また、抗議行動や流通停滞の影響により、家庭用ガス(GLP)や燃料などの生活必需物資の供給を巡り、一部地域で販売所周辺の混雑や行列が発生しているとの報道もあります。今後、封鎖が長期化した場合、生活への影響がさらに拡大する可能性があります。
ボリビアの抗議活動では、ダイナマイトの小片に導火線を取り付けた手製ダイナマイトを爆発させる事例があり、強い衝撃波により負傷する危険があります。道路封鎖地点、デモ行進ルート、集会場所及びその周辺には決して近づかないようにしてください。
邦人の皆様におかれては、不要不急の陸路による長距離移動は極力控え、特に高速バスでの地方都市・観光地への移動については慎重な判断を行ってください。外出時には最新の交通・治安情報を確認し、危険を感じた場合は速やかに安全な場所へ退避するとともに、現地当局の指示に従ってください。
(参考)
ボリビア道路公社(ABC): https://transitabilidad.abc.gob.bo/
※ ボリビア国内の幹線道路における、道路封鎖状況等を確認できます。
○在ボリビア日本国大使館
住所:Calle Rosendo Gutierrez No. 497, esq. Sanchez Lima, La Paz, Bolivia (P.O. Box 2725)
電話:(591-2) 241-9110~3
FAX : (591-2) 241-1919
http://www.bo.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
Email:consul.lpz@lz.mofa.go.jp (領事班)
○在サンタクルス領事事務所
住所:Calle Saavedra No. 314, Esq. Cochabamba, Santa Cruz, Bolivia (P.O. Box 543)
電話:(591-3) 333-1329
FAX : (591-3) 335-1022
http://www.bo.emb-japan.go.jp/itpr_ja/santacruz.html
Email:consuladojaponscz@lz.mofa.go.jp


