2025.05.07
ナイジェリア|e-VISA 及び デジタル入出国カードを正式導入(5/1~)
2025年5月1日、ナイジェリア入国管理局は、電子ビザ(e-VISA)及び デジタル入出国カード(Landing & Exit Cards)の運用を正式にスタートしたと発表しました。
新しいシステムにより、入国審査の効率が大きく向上し、待ち時間の短縮や出入国管理の制度の向上やさらなるセキュリティ強化が実現されるとしています。
これに伴い、従来の「アライバルビザ(Visa on Arrival)」制度は廃止されました。
ただし、既に発給されたアライバルビザについては、2025年5月30日まで有効であるとナイジェリア入国管理局が発表しています。
新しいナイジェリアe-Visaの主な特徴
新制度のe-VISA申請は、ナイジェリア政府の 公式ポータル(evisa.immigration.gov.ng)を通じて行います。
ナイジェリア入国管理局(Nigeria Immigration Service)|e-VISA
- 迅速な処理時間:正しく申請が行われた場合、48時間以内に審査結果が通知されるとしています。従来の大使館・領事館経由の申請では、最大で10営業日ほどかかっていたため、大幅なスピードアップ
- 柔軟な有効期間:e-VISAの有効期間は、申請者の国籍 及び ビザの種類に応じて「30日~90日」とされています(延長は不可。長期滞在の場合は在外公館にて要ビザ申請)
- 多様なビザカテゴリー:観光、商用、親族訪問、通過、短期留学等、全13種類のカテゴリーに対応
- セキュリティと透明性の向上:オンラインでの申請はデータ保護とリアルタイムでの進捗確認が可能
e-VISAでの入国が可能な国際空港
下記6空港が対象とされています。
(予告無く変更となる場合がございます。詳細はナイジェリア入国管理局にお問い合わせ下さい)
・ンナムディ・アジキウェ国際空港(アブジャ)
・ムルタラ・モハンマド国際空港(ラゴス)
・ポートハーコート国際空港(オマグワ)
・マラム・アミヌ・カノ国際空港(カノ)
・マーガレット・エクポ国際空港(カラバル)
・アカヌ・イビアム国際空港(エヌグ)
デジタル入出国カード(Landing & Exit Cards)
e-VISAと併せて、新しい 入出国カード(Landing & Exit Cards)システムも併せて導入しました。
これは、従来の紙ベースのカードを置き換えるものとなります。
ナイジェリア入国管理局によると、ナイジェリア国籍者を除くすべての国際線旅行者は、出発前にこのカードをオンラインで記入する必要があります。(外国籍の到着客は、搭乗前にオンラインで入国カードを記入する必要があります。出国客についても、同様に出発前にオンラインで出国カードを記入する必要があります)
ナイジェリア入国管理局(Nigeria Immigration Service)|Landing & Exit Card
新しい入出国カードシステムはビザ管理とシステムが統合されています。
オーバーステイ(滞在超過)に対しては、下記罰則が科されるとしています。
・滞在超過1日につきUSD15の罰金
・滞在超過が3か月を超えた場合、最大5年間の入国禁止措置
・滞在超過が1年以上超えた場合、永久的な入国禁止措置
この記事は、ナイジェリア入国管理局(Nigeria Immigration Service)および公式eVISAサイトの発表に基づいています。
なお上記内容は予告なく変更となる場合があり、将来に渡ってその内容を保証するものではありません。