2026.03.30
中東紛争の燃料危機が旅行者を直撃 ── SAS・ベトナム航空など各社で数千便が欠航

2026年2月28日に開始された米国・イスラエルによるイラン攻撃による石油価格高騰に加え、物理的な供給不足が同時に発生している影響で、欧州・アジア太平洋地域を中心に、SAS(スカンジナビア航空)、ニュージーランド航空、ベトナム航空、ベトジェットエア、バンブーエアウェイズなど複数の航空会社が大規模な欠航・減便を発表しており、その他にも多くの航空会社が運賃値上げや燃油サーチャージの改定を実施しています。
影響は4月以降さらに拡大する見通しで、国際線・国内線を問わず広範な路線に波及する可能性があります。
旅行者の方への注意喚起
燃料価格の高騰・供給不足による欠航は、ストライキや天候と異なり、終了時期の見通しが立ちにくい点が特徴です。特に4月以降の航空券をすでに購入済みの方は、ご利用の航空会社から欠航・スケジュール変更の連絡が届いていないかこまめにご確認ください。
また、欠航が発生した場合の振替・払い戻しの条件は航空会社によって異なります。
連絡先の確認と、公式サイト・アプリ等での運航状況の確認を習慣づけることを強くお勧めいたします。
特にベトナム・東南アジア方面は燃料の物理的な供給不足が発生しているため、国内線の大幅な減便が既に始まっており、現地での移動計画にも影響が出る可能性があります。
| 航空会社 | 欠航・減便規模 | 主な影響路線 |
|---|---|---|
| SAS (スカンジナビア航空) |
3月:数百便 4月:少なくとも1,000便 |
ノルウェー国内線、スカンジナビア域内短距離路線が中心 |
| ニュージーランド航空 (Air New Zealand) |
約1,100便(全体の約5%) | NZ国内線全般(各路線の便数削減)、トランスタスマン路線、サモア路線 |
| ベトナム航空 (Vietnam Airlines) |
国内7路線運休、週23便欠航 (さらに月間10〜20%削減の可能性) |
国際線で最大18%、国内線で最大26%欠航の可能性 ホーチミン発(ヴァンドン、ラックザー、ディエンビエン行き) ハイフォン発(ブオンマトート、カムラン、フーコック、カントー行き) |
| ベトジェットエア (VietJet Air) |
一部路線で減便 | 国内線、東南アジア域内路線 |
| バンブーエアウェイズ (Bamboo Airways) |
特定路線の運休 | 詳細は公式サイトで確認 |
| ジェットスター (Jetstar) |
スケジュールの12%に影響 | オークランド〜クライストチャーチ、ウェリントン、シドニー、ブリスベン |
免責事項および注意喚起
本記事の情報は2026年3月27日時点で確認できたものであり、中東情勢・燃料市況・各航空会社の運航方針は急速に変化する可能性があります。
- 各航空会社の欠航・減便の対象路線や期間は、今後の燃料価格動向に応じて拡大または縮小される場合があります。最新のフライト状況は、必ずご利用予定の航空会社の公式サイト・アプリでご確認ください。
- 欠航に伴う振替・払い戻しの条件は航空会社・路線・航空券の種類によって異なります。詳細は各航空会社に直接お問い合わせください。
- 燃油サーチャージの改定は各航空会社が個別に実施しており、日本航空(JAL)・全日本空輸(ANA)の6月〜7月発券分の正式な金額は2026年4月中旬〜下旬ごろに発表される予定です。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づく行動により生じた損害等について、当社は一切の責任を負いかねます。


