海外

2014.11.27

オーストリア:クリスマス・シーズン及び年末年始にかけての注意喚起(スリ,置き引き,偽警察官等)

在オーストリア日本国大使館より
2014年11月14日

 

1 治安状況

(1)オーストリアでは年末恒例のクリスマス・マーケット,コンサートや オペラ鑑賞等を目的に,これから年末年始にかけて多数の観光客が訪れます。他方,ウィーンをはじめとする観光地,駅や地下鉄の公共交通機関内等ではスリ,置き引き,偽警察官等による犯罪が多数報告されており,日本人も多数被害に遭っています。
(2)また,クリスマス・マーケットも大勢の人で混雑することから,毎年スリによる被害が多数発生しています。
(3)更に,ウィーン市内においては地下鉄車内での集団によるスリや,偽警察官による詐欺事件も増加する傾向にあります。

 

2 対策

オーストリアに渡航・滞在中は,「外国にいる」ことを忘れず,常に警戒心を 緩めずに,以下のような対策をとることをお勧めします。
◦毎日使う財布には必要最小限の現金(と使用予定のクレジットカードのみ) を入れ余分なお金や使わないクレジットカードは入れない。また,パスポ ートや現金等の貴重品はできるだけ分散して管理する。 【参考1】
◦パスポート,予備の現金やクレジットカード等はシャツの下に直接身につ けるネックポーチやマネーベルトに入れて携行し,人に見せない。
◦観光地,人混みの中,電車や地下鉄等公共交通機関の中では,鞄やリュッ クサックは「体の前」に持つ。ショルダーバッグ等はベルトをたすき掛け にした上で「体の前」に持ち手をかけておく。 【参考2】
◦レストラン等ではハンドバッグや鞄は,椅子の背もたれにかけたり脇に置 いたりせず,膝の上に置く等体から離さないようにする。また,短時間で あっても椅子に置いたまま席を離れることはしない。 【参考3】
◦ズボンの後ろポケットやコートのポケットには財布等貴重品を入れない。
◦地下鉄やトラムの乗車時や車内において,人が密着してきたらすぐにその場を離れる。【参考4】
◦地下鉄車内等で集団(子供を含む)に囲まれたら,何か尋ねられても無視 して鞄をしっかりと押さえて速やかに集団から離れる。 【参考5】
◦路上で警察官と称する者がパスポートや財布の提示を求めてきたら拒否し, 133(又は112)に電話して本物の警察官を呼ぶ。 【参考6】
◦国際列車や長距離列車に乗車する際には,貴重品の入ったバッグは網棚や 離れた場所に置かず,常に手元に置いておく。 【参考7】
【参考1】普段使う財布には毎朝外出前にホテルの自室でその日必要な現金やクレジットカードを入れ,予備の現金やカードは別に管理する。パスポート,現金,カードや鍵等の貴重品を一つの財布やポーチ等にまとめて持っていると,その財布やポーチを盗まれた途端すべてを失ってしまうので,被害を最小限にとどめるためにも貴重品は分散して管理することをお勧めします。
【参考2】鞄を体に密着させていても,自分から見えない位置に鞄があると知らぬ間に開けられて貴重品を盗まれる危険性が高くなります。また,トートバッグやマグネット・ホックで開閉するようなバッグは手を入れやすく狙われる危険性が更に高まりますので貴重品を入れないことをお勧めします。
【参考3】レストランやカフェを利用する際に椅子の背にバッグをかけたり,空いた椅子にバッグを置くと置き引きに狙われやすくなります。また,レストランの椅子にハンドバッグを置いたままビュッフェの食事を取りに行って席に戻るとバッグを盗まれていたという被害も多数発生していますので,席を離れる際はバッグを持って離れるようにしてください。
【参考4】地下鉄やトラム等に乗車する際,後ろから強引に押すような感じで乗車すると同時にポケットや鞄から貴重品を盗んだり,車内で乗車中前後を挟むように立って貴重品を盗むという手口のスリが発生しています。
【参考5】地下鉄内において数名の集団で旅行者を囲み,一人が停車駅等を尋ねて気をそらしている間に残りのメンバーがポケットや鞄から貴重品を盗み,扉が閉まる直前に全員下車するというスリ事案が多数発生しています。スリ集団は大人だけでなく10代前半の少女も確認されていますので,相手が子供であっても注意してください。
【参考6】旅行者が道を尋ねたりした直後に偽警察官(警察官に似た服装をしていたり,私服の場合もあります)が現れ,麻薬捜査等を理由にパスポートや財布の提示を求め,これに旅行者(サクラ)が応じてパスポート等を見せた上で同様に従うよう求めてくるというパターンが一般的です。 当館がウィーン警察に確認したところでは,「市内の観光地で警察官が薬物検査等のため に職務質問を行うことはまずあり得ない」とのことですので,パスポートや 財布の提示を求められても拒否してください。警察官と称する者に対してはIDの提示とIDナンバーを要求するとともに,「133」(又は112)に 電話して本物の警察官を呼んでください。また,クレジットカードのPINナンバーを聞かれても絶対に教えないでください。 (注:133及び112は警察の電話番号です。)
【参考7】寝ている間や目を離している隙に鞄を盗まれる被害が多く,個室を単独で使用していても被害に遭う例もあることから注意が必要です。
(問い合わせ窓口)
○ 在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Wien, Östereich
電話:(市外局番01)531920
国外からは(国番号43)1-531920
ファックス:(市外局番01)5320590
国外からは(国番号43)1-5320590
ホームページ:http://www.at.emb-japan.go.jp/

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