2025.09.12
ペルー|中長距離バス・観光バス利用時の注意喚起
ペルーでは、スピード超過、車体の整備不良、居眠り等による中長距離バス、観光バスの追突事故や崖からの転落事故等が多発しています。特に、長距離バスは、運転手の不注意運転や車体の整備不良等により事故が多発していることを念頭に、できるだけ使用しないことをお勧めします。
中長距離バス、観光バスを使用する際には、不測の交通事故に巻き込まれる事態を想定して、夜行バスはなるべく使用しない、安全策を講じているバス会社を選ぶ、車内でもシートベルトを常に着用する、といった安全対策をご自身でも取ってください。
各ルートを運行するバス会社の情報については、iPeru(ペルー貿易観光促進庁旅行者支援インフォメーションセンター)にご確認ください。
iPeru(ペルー貿易観光促進庁旅行者支援インフォメーションセンター)(英語可)
TEL:(01)616-7300 (24H)
WhatsApp: 94449-2314 (24H)
メール: iperu@promperu.gob.pe
安全対策を講じているバス会社の選定
バスの追突事故や崖からの転落事故等が多発しているペルーにおいて、中長距離バス、観光バスを選ぶ際には、いかなる場合でも事故が起こることを十分に想定し、下記のような安全対策を講じているバス会社を選ぶことを強くお勧めします。
□GPSや速度監視システムが車内搭載されているか
□乗車前に荷物検査や顔写真撮影を行っているか
□出発地から目的地までは直通であり、途中下車・乗車がないか(運転手と共謀して窃盗を行う犯罪者の途中下車・乗車を防ぐため)
□長距離の場合は2人以上の運転手が交代で乗務するか(旅客輸送者の運転手は、日中は連続5時間、夜間は連続4時間運転することが禁止されています)
(参考)ペルー運輸通信省(MTC)ホームページ
バス会社名を入力すると、同省で認可を受けたバス会社かどうか確認できます(スペイン語のみ)。
https://www.mtc.gob.pe/tramitesenlinea/tweb_tLinea/tw_ConsultaDGTT/ntransporte_pasajeros.aspx
シートベルトの着用と座席の選定
ペルーの中長距離バス、観光バスに乗車する際は、乗員および乗客のシートベルト着用が義務づけられています。発車前には、シートベルトが壊れていないかを確認の上、乗車中は常に着用するとともに、乗車中は不必要に車内を歩かないでください。
また、乗車時には、脱出経路や非常口の位置を確認し、万一の事故に備えた連絡手段や身分証を携帯し、携帯電話の充電を保ってください。
その他、事故防止のための対策
上の棚に重いものを置くと、急ブレーキや横転時に落下し、けがをする可能性があります。荷物は頭上に置かない、または、しっかりと固定してください。
運転手がスピードを出しすぎている、居眠りしていそうなどと感じた場合は、即座に乗務員へ報告してください。
またペルー国内のバスターミナルやバス車内では、貴重品の盗難が多発しています。
ペルーの中長距離バス、観光バスを利用する際には、以下の防犯対策を講じることをお勧めします。
(1)バスターミナル周辺では荷物の置き引きが多数発生しています。単独犯だけでなく、1人が話しかけて来て気を取られている内にもう1人の仲間から荷物の置き引きに遭うといった複数犯での犯行による被害も発生していることから、バスターミナル周辺では、周囲をよく確認して十分注意してください。
(2)バス車内では、パスポート、携帯電話、財布等の貴重品は肌身離さず所持し、睡眠時には十分に気をつけてください。また、睡眠薬盗難を回避するため、見知らぬ人物からは飲食物を受け取らないようにしてください。
(3)当館ホームページ掲載の安全の手引き「5旅行の際の注意点」を読み、緊急事態に備えて同手引き「9緊急連絡先」を把握しておいてください。
https://www.pe.emb-japan.go.jp/files/100145917.pdf
在ペルー日本国大使館