2025.06.24
イスラエル|イランへの攻撃による情勢の急激な悪化に伴う注意喚起(6/24更新)
2025年6月13日早朝(現地時間)、イスラエル国防軍(IDF)は「オペレーション・ライジング・ライオン(Operation Rising Lion)」と名付けられた大規模な軍事作戦を開始し、イラン国内の核施設および軍事施設に対する攻撃を実施しました。これに伴い、イスラエル全土で非常事態が宣言されました。
イスラエルのネタニヤフ首相は「この作戦は脅威が排除されるまで必要な期間継続する」と述べており、事態の長期化が予想されます。地域情勢は極めて流動的であり、予告なく状況が変化する可能性があります。つきましては現在、イスラエル・イラン および 周辺地域への渡航は極めて高いリスクを伴います。やむを得ず渡航される場合は、十分な安全対策を講じ、常に最新の情報を確認してください。
イスラエルによるイラン核施設への大規模攻撃と非常事態宣言
報道等によれば、6月22日にトランプ米国大統領は、米軍がイランの3つの各施設を攻撃したと発表しました。
これにより各国米国大使館を含む米国権益への攻撃や、大規模なデモ等の発生により、治安が悪化する恐れがあります。
-
2025年6月24日
(8:35更新)イランがイスラエルとの停戦に合意と報道
各種報道によると、アメリカが提案したイスラエルとイランの停戦案についてイランが同意したと、カタールの外交当局者が明らかにしたとしています。
-
2025年6月22日
(21:45更新) -
2025年6月22日
(21:45更新) -
2025年6月22日
(21:45更新) -
2025年6月22日
(16:05更新)米国によるイランへの攻撃等中東情勢に関する注意喚起
6月22日にトランプ米国大統領は、米軍がイランの三つの核施設を攻撃したと明らかにしました。
6月13日以降、イスラエルとイランの間の攻撃の応酬により、双方に民間人を含む多数の死傷者が発生しているほか、両国以外でも空域や空港の閉鎖が発生している場合があります。中東地域においては事態がさらに急速に悪化する可能性が排除されません。既に、イラン外相は、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明しています。
現地滞在中は、複数の情報源から米軍施設をめぐる状況を含めた最新情報を確認し、自らの安全確保に努めてください。また、現地で不測の事態に遭遇した際には、現地の在外公館にご連絡ください。
-
2025年6月19日
(20:55更新)近隣国への陸路での退避の検討について
在イラン日本国大使館は、現在、近隣国へのバスでの退避を再度実施することを検討しています。この退避の詳細に関しては、在留邦人の皆様に追って連絡いたします。早ければ6月21日(土)頃に実施される可能性があります。
なお、現在イラン国内でインターネットの接続に障害が生じている模様です。
-
2025年6月18日
(8:50更新)イラン情勢の緊迫化に伴う注意喚起
報道等によりますと、イスラエル国防軍(IDF)は、第18区(メフラバード空港近く)に滞在するすべての人々に対し、避難警告を出しました。
現在詳細については確認中ですが、イランに既に滞在中の方は、細心の注意を払うとともに、今後不測の事態が生じた際は、速やかに安全な地域・場所に退避する等、自らの安全確保に努めてください。
-
2025年6月17日
(17:40更新)イランの危険レベル引き上げ
6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、同14日以降、イランとイスラエルの双方が攻撃を続け、双方に死傷者が発生しています。このような状況を受け、イラン全土の危険情報がレベル4(退避勧告)となりますので、イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、安全に出国可能と判断される場合は速やかに国外に退避してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。出国については、在イラン日本国大使館と緊密に連絡を取るようにしてください。
在イラン日本国大使館は、現在、近隣国へのバスでの退避の実施を検討しています。
この退避の詳細に関しては、在留邦人の皆様に追って御連絡いたします。早ければ6月19日(木)頃に実施される可能性があります。 -
2025年6月17日
(2:00更新)イスラエル情勢の緊迫化に伴う注意喚起・安全対策(6/16)
報道によれば、イラン・イスラム革命防衛隊はテルアビブ市民に対し早急に避難するよう警告した旨報じられています。
ただし、本日19:55時点で、ホームフロントコマンド(https://www.oref.org.il/eng)からそのような避難指示は発出されていません。引き続き、ホームフロントコマンドから最新の情報を入手し、指示に従うようにしてください。
不測の事態に備え、ミサイル、ロケット弾の飛来を警告するレッドアラート(Red Alert: https://redalert.me/index_en.html(英語))等のアプリケーションをご利用のスマートフォンにインストールするとともに、シェルター等への避難体制をはじめ最新情報を確認しつつ、自らの安全確保に努めてください。
-
2025年6月16日
(23:30更新)イラン情勢の緊迫化に伴う注意喚起
イスラエル国防軍(IDF)は、X(旧twitter)への投稿にて、テヘラン市第3地区の以下地図に滞在する人々に対し、避難警告を出しました。
イランに既に滞在中の方は、細心の注意を払うとともに、今後不測の事態が生じた際は、速やかに安全な地域・場所に退避する等、自らの安全確保に努めてください。
-
2025年6月16日
(3:45更新)在イスラエル日本国大使館:領事窓口閉鎖のお知らせ(6月16日以降)
イスラエル政府(ホームフロントコマンド)からの指示に鑑み、職員及び来館者の皆様の生命・身体の安全確保のため、在イスラエル日本国大使館は、6月116日(月)以降、領事窓口を当面の間閉鎖させていただきます。緊急時には、大使館代表電話への連絡をお願いいたします。領事窓口再開時には、改めて領事メール等でご案内します。
-
2025年6月13日
(21:55更新)イランの危険レベル引き上げ
イスラエルによるイランに対する攻撃を受け、首都テヘラン、シスタン・バルチスタン州チャーバハール市 及び 同市周辺の自由貿易地域、及びケルマーン州他の地域の危険レベルを3(渡航中止勧告)に引き上げます。これにより、イラン全土の危険情報がレベル3(渡航中止勧告)またはレベル4(退避勧告)となりますので、イランへの渡航は止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、商用便の運航状況を確認の上、出国することを検討してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。
-
2025年6月13日
(21:55更新)イスラエル、ヨルダン川西岸地区及びガザ地区の一部地域の危険レベル引き上げ
イスラエルのイランへの攻撃に伴い、イラン側によるイスラエルに対するミサイル攻撃とドローン攻撃が予想されるとして、イスラエル全土に特別非常事態を発令しました。同日、ネタニヤフ首相はイランに対する軍事作戦について、脅威を排除するまで同作戦を継続する旨表明しました。今回の攻撃を受けてイランはイスラエルに対し報復する等、事態は緊迫しています。
このような状況を受け、現在危険レベル2となっている地域の危険レベルを3に引き上げます。
これにより、イスラエル全土の危険情報がレベル3(渡航中止勧告)または レベル4(退避勧告)となりますので、イスラエルの渡航は止めてください。 -
2025年6月13日
(13:15更新)在イスラエル日本国大使館:臨時休館のお知らせ
イスラエル国防省は、イスラエルのイランに対する先制攻撃を踏まえ、イラン側によるイスラエル とその民間人に対するミサイル攻撃とドローン攻撃が近い将来に予想されるとして、イスラエル全土に特別非常事態を発令しました。
在イスラエル日本国大使館は、イスラエル政府(ホームフロントコマンド)からの指示に基づき、6月13日(金)を臨時休館とさせて頂きます。
ホームフロントコマンドから、都市別の行動制限等が発出されています。引き続き、当局の発表や報道を随時確認し、最新の情報を入手するよう努め、周囲の状況に十分ご注意ください。事態が悪化した場合に備えて、携行品や備蓄用物資の準備状況を改めてご確認ください。
今後追加 及び 延長となる可能性もありえますので引き続き関連情報等をご確認ください。
航空便への影響(2025年6月18日現在)
イスラエル運輸省(Ministry of Transportation)は以下の通り声明を発表しています。
- 乗客と航空機へのリスクの防止・最小化のため、イスラエルの空域は追って通知があるまで閉鎖
- ベン・グリオン国際空港から出発予定だった乗客は自宅に留まり、空港に向かわないよう要請
- 空域閉鎖解除については、少なくとも解除6時間前までにメディアを有事て通知される予定
これに伴い、イスラエル空港管理局(IAA)は、現在の特別な安全保障状況により、ベン・グリオン国際空港発着の全てのフライトを追って通知があるまでキャンセルすると発表しました。エルアル・イスラエル航空を含むテルアビブへ就航をしている各航空会社につきましても、当面の間運休と発表されています。
フラッグキャリアのエル・アル航空は、6月27日(金)まで運休することを公表しました。
また、7月15日(火)までに出発予定のエル・アル航空の便は、治安状況がより明確になるまで、予約システムでの新規予約受付を停止しています。
他航空会社の動向は、空港が閉鎖されていることから未だ発表されていませんが、対空攻撃に対応しているエル・アル イスラエル航空に先んじて運行できる民間航空会社が出てくる可能性は非常に低いと考えられます。
イスラエル・ヨルダン間の陸路国境検問所については、以下の時間帯で通行可能となっております。
(陸路でのヨルダン入国は要e-VISA取得)
・アレンビー / キングフセイン橋: 8:00~14:30(観光客は利用不可)
・北部(ヨルダン川 / シェイクフセイン橋)検問所:8:30~14:30
・南部(イツハク・ラビン / ワディ・アラバ)検問所:8:00~22:00
タバからエジプトへの陸路国境も24時間開いているとのことですが、エジプト政府による入国規制が厳しいとの情報がありますが、現在の状況を踏まえて、通行可能時間が予告無く変更となる可能性がございますのでご注意ください。(参考:在エルサレム米国大使館ウェブサイトより)
【 ベン・グリオン国際空港|Ben Gurion Airport 】
https://www.iaa.gov.il/en/
イスラエルから出国を希望する短期渡航者向けの支援
なおイスラエル観光省は、イスラエルからの出国を希望する短期渡航者向けの支援のため、現在イスラエルに滞在している者の出国便の予約を仲介する取り組みを始めました。
利用登録は以下のリンク(英語)から可能です
https://govforms.gov.il/mw/forms/TouristEvacuationFromIsrael@tourism.gov.il?displang=en
※ イスラエル観光省は関係省庁と連携しつつ、関連航空会社との調整を行い、渡航者の出国を円滑に実施するとしています。
※ 上記サイトはイスラエル政府が運営しており、運用状況等については在イスラエル日本国大使館ではお答えできません。
イランから陸路でトルコまたはアゼルバイジャンに入国する際に必要な事前通知・事前申請
日本国籍の方がトルコへ渡航する際に査証(ビザ)の事前取得は必要ありませんが、現在、イランから陸路でトルコへ入国する際に、在トルコ日本国大使館を通じ、トルコ外務省への事前通知が必要となっています。
また、日本国籍の方がイランから陸路でアゼルバイジャンへ入国する際に、アゼルバイジャン政府が提供する e-Visa(https://evisa.gov.az/en/)を事前取得した上で、在アゼルバイジャン日本国大使館を通じ、アゼルバイジャン外務省に対して特別許可証の事前申請が必要となります。
出国される際は、在イラン日本国大使館または外務省領事局海外邦人安全課と事前に連絡をお取りください。
米国国務省 及び 在イスラエル米国大使館による情報
在イスラエル米国大使館は、以下の緊急措置を発表しました:
2025年6月23日付け安全警報
イスラエルとイラン間の紛争の継続を受けて、全ての米国政府職員とその家族に対し、追って通知があるまで自宅内 及び 自宅付近での避難を継続するよう指示しました。また、米国国務省はイスラエルからの出国に際して米国政府の支援を希望する米国市民 及び 合法永住者向けのサポートを開始しました。
安全確保や移動制限への対応等を含む情報収集について、在住者や渡航者へ下記(一部抜粋)等の勧告を行っています。
【 在イスラエル米国大使館|U.S. Embassy in Israel 】
https://il.usembassy.gov/31518/
【 米国国務省|Travel.State.Gov 】
https://travel.state.gov/content/travel/en/international-travel/International-Travel-Country-Information-Pages/IsraeltheWestBankandGaza.html?wcmmode=disabled
- 最寄りのシェルターまたは防護された場所の確認
- イスラエル国防軍ホームフロントコマンドのアプリケーションをダウンロード
- 「レッドアラート」サイレンが鳴った場合は、すべて本物として扱い、直ちに避難
- 不要不急の移動を控え、デモや大規模集会・警察が多く配置されている地域を避ける
- 現地当局の指示に従う
Israel, the West Bank and Gaza: The U.S. Embassy in Jerusalem will conduct limited in-person operations Tuesday, June 24 through Friday, June 26 to provide limited validity, emergency U.S. passports to those without a valid U.S. passport. No appointment necessary in both… pic.twitter.com/ADuKwKfYxO
— Travel - State Dept (@TravelGov) June 23, 2025
在イスラエル日本国大使館
電話:+972-(0)3-6957292
FAX:+972-(0)3-6960340
e-mail:ryouji@tl.mofa.go.jp
HP:https://www.israel.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在イラン日本国大使館 領事班
電話:+98-21-22660710(代表)
FAX :+98-21-22660746
e-mail: consular@th.mofa.go.jp
HP: http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html