海外

2016.12.16

イスタンブール・デュッセルドルフ研修旅行(2016年11月19日~11月23日)

 

1.はじめに

 ① 研修旅行 概要

 ・渡航先:ドイツ・デュッセルドルフ、トルコ・イスタンブール
 ・期間:2016年11月19日(土)~2016年11月23日(水)
 ・参加者:本社エアーセクション 岩下由季

・スケジュール
月日 地名 現地時間 交通機関 視察ルート
11月19日(土) 東京 22:35 TK053便(エコノミークラス) 成田空港(NRT)出発
11月20日(日) イスタンブール 05:00 イスタンブール(IST)到着 → ラウンジ・空港見学
09:00 TK1523便(ビジネスクラス) イスタンブール(IST)出発
デュッセルドルフ 10:35 デュッセルドルフ(DUS)到着
    *Hyatt Regency Dusseldorf 泊
11月21日(月) 09:00   現地Hyatt営業担当と朝食・ホテル視察
18:40 TK1528便(ビジネスクラス) デュッセルドルフ(DUS)出発
11月22日(火) イスタンブール 00:05 イスタンブール(IST)到着
08:00   Complimentary breakfast
11:00   現地Hyatt 営業担当とホテル視察・昼食
11月23日(水) 02:25 TK052便(エコノミークラス) イスタンブール(IST)出発
東京 19:55 成田空港(NRT)到着 → 解散

 ② Hyatt、Turkish Airlines について

 ハイアットホテルズコーポレーションは、2016年3月現在世界53か国で652軒のホテルやリゾート施設を運営する。
パーク ハイアット、グランド ハイアット、ハイアット リージェンシーなど12のプレミアブランドを展開している。

 ターキッシュエアラインズ(TK)は6年連続でスカイトラックス社による「ベスト・エアライン・ヨーロッパ」を受賞し、就航国数世界一(世界115か国以上、290都市以上)を誇る。
また、拠点のイスタンブールからは38か国・80の都市へ3時間以内で移動が可能。受賞歴のある機内食サービスは、日本路線を含む一部の路線でフライングシェフが直接提供する。

2.研修内容

① NRT(成田空港)出発~ IST(イスタンブール・アタテュルク空港)

成田でのチェックインは、機械にパスポートをかざすだけで手続きが完了でき、座席変更も可能。
TK53便には、日本語を話せるスタッフが3人搭乗していた。シート、画面ともに新しく清潔感があり、2列・4列・2列の配列でセンターアイルとウィンドウアイルは真横にならないよう交互にずれていた。背もたれの角度が緩やかなことや、テーブルが半分に折り畳めることもありエコノミーでも座席周りは比較的ゆとりを感じた。また、水のペットボトルに加えて、スリッパ・アイマスク・靴下・歯ブラシ・リップが入ったポーチも無料で配られた。

  

 イスタンブール・アタテュルク空港に到着後、入国手続きレーンは空いており、6~7割が乗り継ぎ客で混みあっていた。早朝着は欧州各地へ乗り継ぐ人が多いとのこと。ビジネスクラス利用客用のfast trackがある。セキュリティゲート・ボディチェックは念入りに行われる。

   

イスタンブール空港ではサイレントエアポートポリシーを導入しており、放送でのゲート案内がないため出発直前に自分で電光掲示板を再度確認する必要がある。
スターバックスの後ろに構えるTKラウンジは、TK便のビジネス利用客とスターアライアンス ゴールドメンバーが利用可能で、「世界最高のビジネスクラス航空会社ラウンジ」に選ばれたこともあり図書室・ビリヤード・ゲームコーナーまで備えた高級感のある空間。ドリンク、ケーキ、パン、オムレツなどを無料で頂ける。早朝はがらがらだったテーブルも、朝7時を過ぎるとほとんど埋まっていた。    

② IST(イスタンブール・アタテュルク空港)出発 ~ DUS(デュッセルドルフ空港)到着

IST~DUS間の移動はビジネスクラスを体験。前菜とメインからなる機内食はフライングシェフ自ら持ってきてくれる。 
DUS空港での入国手続きは、欧州人で混雑していたが、税関もなく、入国ゲートの外はすぐ空港の出入口だった。タクシー乗り場は空いていた。

  

③ DUS(デュッセルドルフ)滞在1日目

デュッセルドルフ空港からHyatt Regency Dusseldorfへはタクシーで12分程、多くの宿泊客が空港~ホテル間はタクシー移動とのこと(タクシー1台40ユーロ弱)。ホテル~中央駅間はトラムでも10分で移動可能(トラム4回券は5.90ユーロ)。中央駅は多くの路線が乗り入れており、スーパーやカフェなども充実している。
夕方は時間が空いたため、他の方と一緒に鉄道を利用してケルンへ足を運んだ。(ケルンのホテルが取れない時など代わりにDUSに滞在される出張者も多い。)ドイツの高速鉄道ICEでケルンまで往復35ユーロ、片道約20分。駅前のケルン大聖堂を見学した。
夕食はデュッセルドルフの旧市街(ホテルから徒歩30分弱)のレストランでシュニッツェル(ドイツ版ヒレカツ)やソーセージなどを味わった。

      

 最寄りのトラムの駅からホテルまでの道中に、Marriott、INNSIDE Dusseldorf Haffenホテルが並ぶ。    

④ DUS(デュッセルドルフ)滞在2日目

朝は現地Hyatt営業担当の方とホテル視察後、朝食を共にした。

●Hyatt Regency Dusseldorf

Medien Hafen地区の半島状エリアに位置する。19階建てのホテル棟内には全303部屋が入っている(キングベッドルーム260室、ツイン30室、Regency Suite10室、Executive Suite、Presidential Suit各1室と障害のある方のための部屋を含む)。レストラン、バー、スパ・サウナ、ジムが利用可能。
客室は全部屋バストイレが分かれている点が日本人向けだが、利用客の多くは欧州からのビジネスマンとのこと。Suiteからは特にライン川を一望でき、年末ラインタワーで行われる花火も間近で見られる。18階に位置するRegency Clubは、Hyattゴールドステータス以上の利用客、またはクラブルーム以上の部屋の宿泊客が利用可能で、朝食やカクテル、シャンパンも無料で楽しめる。クラブルーム利用客は2時間無料で、それ以外の客は750ユーロで利用可能なMeeting room(12名収容)も。
1階にあるミーティング・イベントスペースには、2部屋に分けられる445㎡のBallroomの他、62㎡のExecutive Boardroom、60㎡のMeeting roomが2室、40㎡のMeeting roomが1室と80㎡のバーを備えたPebble’s Barがある。
またスパ・サウナは6am~11pmまで、ジムは24時間利用可能。レストランには寿司バーもある。

   

  

          

中央駅に近いASAHI HOTEL、Hotel nikko dusseldorfの視察や市内観光をした後は、タクシーで空港へ移動。ドイツの出国審査も厳重だった。ターミナルはコンパクトで、TKも含むopen skyラウンジで少し休憩。座席数は少なくほぼ満席だったが、スープやケーキ、飲み物が用意されていた。TK1528便は新しめの機材で、機内入口より前方に位置するビジネスの座席はフルフラットだった。モニターのリモコンは日本語を含む12か国語から選択可能。

    

⑤ IST(イスタンブール)滞在

深夜0時過ぎISTへ到着後、TKのSTPCサービスカウンター(入国ゲートを出て右奥、スターバックスとTKラウンジの向かい)の場所を確認した。エコノミーは10時間以上、ビジネスは7時間以上乗継ぎ時間が空く場合、ホテル手配をしてくれる。TKラウンジはTKビジネス搭乗者のみ利用可能。

空港の出口にはタクシーがひしめきあいあちこちでクラクションが鳴っていた。空港は郊外に位置し、周りは開けている。空港~ホテル間はタクシーで片道25分程(60トルコリラ)。ホテルの敷地内に入る際には、ガードマンが車体を探知機で検査し、ホテルの建物に入るのにも都度セキュリティゲートと荷物検査を通る必要がある。

   

  

ホテルのレストランで朝食後、ホテル周りを散策した。徒歩数分以内の距離に、Intercontinental、Hilton Hotelが並ぶ。Grand Hyattは交差点に位置しており、朝は車通りが多い。お昼には、現地Hyatt営業担当とホテル視察後、ホテル内のレストランで昼食を共にした。昼食はケバブやバクラヴァなどのトルコの伝統料理を頂いた。

●Grand Hyatt Istanbul

空港から20km、車で約25分のビジネス街、タクシム広場から徒歩圏の位置にある。Grand King 98室、Grand Deluxe 157室、Grand Club room 71室、Grand Executive Suite 3室、Grand Suite 22室、Presidential Suite 1室、luxury apartment 8室の全360室。うち219室が禁煙である。
2部屋に分けられるGrand Ballroom(395㎡)を含む、計19のMeeting roomを完備。また、ジムに加え、スパではトルコ伝統のサウナ「ハマム」を楽しむことができる。ロビー2階のMezzanineフロアでは、14~17pmまでアフタヌーンティサービスが受けられる。Club room フロアには、フロントにつながる専用エレベーター、専用チェックインカウンター、ラウンジがある。ラウンジには1h無料のMeeting Spaceもあり、酒類やカナッペなども用意されている。

  

   

   

ホテル視察後はホテルから徒歩15分のドルマバフチェ宮殿、タクシーで15分の旧市街にあるブルーモスク、アヤソフィア(チケット:40リラ)周辺を散策し、ガラタ橋付近で夕飯として名物のサバサンド(8リラ)を購入。観光施設も入口には必ずセキュリティゲートと荷物検査があったが、治安の悪い印象はなくトルコ人に日本語で挨拶をされることも多かった。現地の人は、テロ以降日本人観光客はほとんど見なくなってしまったと話していた。

IST空港へ向かい、機械でチェックイン。往路でも利用したターミナルは土産物屋やカフェが多く並び、時間をつぶすのに困らない。TK52便のゲート304は他のゲートと待合いスペースを共有しており、ベンチはほとんど埋まりかなり混雑していた。ここからバスで飛行機まで移動する。

TK52便で約11時間半のフライトを経てNRTへ到着後、空港で各自解散をした。

    

   

3.最後に

フライト・ホテル共に実際に体験することで、長時間のフライトでの座席の位置がいかに重要かを実感し、さらにホテル手配についてもこれまでより身近に感じることができた。TKのサービスの質の高さも肌で感じることができたので、今後積極的に案内していく大きなきっかけとなった。

また、HyattとTKの営業の方、他の旅行会社の方から直接お話を伺えたことも非常に勉強になった。

今回得た知識と経験を今後の業務に活かしていきたい。改めて今回は貴重な機会に参加させていただき、ありがとうございました。研修中大変お世話になった皆様に重ねて御礼を申し上げます。

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