2022.07.01
カタール|渡航情報(必要な渡航書類、乗り継ぎ、航空券手配、PCR検査、EHTERAZ、誓約書、入国・検疫等の手続き手順)
カタールへの渡航に必要な手続きの手順
カタールへの渡航に際して必要となる渡航書類、乗り継ぎ航空券手配、海外旅行保険、PCR検査の手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
外務省海外安全ホームページ|新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置
IATA(国際航空運送協会)|新型コロナウイルス旅行規制マップ(COVID-19 Travel Regulations Map)
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、現在各国で入国時の検疫の強化(隔離措置)や入国、ビザ発給制限を行っています。
各国の対応は予告無しに入国制限が実施・変更される場合があります。
都度渡航先 及び 経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか最新情報を必ずご自身でご確認下さい。
全ての情報を網羅しているものではありません。最新情報、情報の詳細は必ず各自でご確認下さい。
航空機搭乗時に搭乗拒否、または渡航国の出入国管理局の審査で入国拒否された場合も、当社は一切その責任を負いません。
最終的に入国を認めるかどうかの判断は、入国時の入国審査官によって決定されます。
政府の規制は予告無く変更されており、各地空港係官・航空会社への通告も公表されている規制と異なる場合があります。
航空便を利用する際、マスク等の着用を各国政府や航空会社により義務付けられていることがありますのでご注意ください。
手配代行を伴わないご質問は、大使館・総領事館等にお問い合わせ下さい。
◎ カタールの入国制限
2022年2月28日よりカタールへの新たな入国・再入国方針が適用され、カタール政府は各国を危険度に応じての2つのカテゴリーに区分しています。
この新型コロナウイルス国別保険措置において、日本は危険度の低い「標準保健措置適用国・地域」に指定されています。
カタール保健省(Ministry of Public Health)|Qatar Travel and Return Policy
各カテゴリーとワクチン接種有無に応じて、入国時の 隔離ポリシー と PCR検査ポリシー が異なります。
COVID-19リスクレベルに基づく危険度リスト(2022年3月26日19:00~) Countries subject to COVID-19 Red Health Measures |
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カテゴリー | 対象国 |
標準保健措置適用国・地域 Standard Health Measures |
レッド以外全ての国・地域 ( ![]() |
レッド保健措置適用国・地域 Red Health Measures |
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◎ ドーハ・ハマド国際空港での乗り継ぎ
トランジットでハマド国際空港をご利用の方(カタールへ入国されない方)に対する、事前申請、PCR検査 及び 新型コロナウイルス検査証明書の提出等の制限はありません。
※ 最終目的地において検査証明書等の提出が必要な場合は、当該目的地の要件を満たしている必要がありますのでご注意ください。
在カタール日本国大使館|トランジットでハマド国際空港をご利用予定の方へ
カタール航空|Travel requirements - Transit through Doha
❶ 渡航書類について
カタール政府が定める危険度リストとワクチン接種有無に応じて、必要となる渡航書類や隔離・PCR検査ポリシーが異なります。
- ワクチン未接種の12歳未満の子供で、同伴の親がワクチン完全接種者の場合は、親と同じ方針が適用され、事前PCR検査は不要ですが、以下の場所で到着後の迅速抗原検査を実施する必要があります
【カタール国籍者・居住者】
到着後24時間以内に公立/私立医療機関で実施
【GCC国籍者(非在留者)・渡航者】
親が隔離免除の場合、カタール入国時の空港で実施
カタールにおける日本国籍の方の無査証滞在について
2017年8月にカタール内務省 及び カタール政府観光局は、日本を含む80か国の国籍者に対して査証免除での入国を許可すると発表しました。(現在は無査証入国可能な対象国は95か国に増加)
つきましては、日本国籍の方は 30日以内の観光・商用等での滞在は原則無査証での滞在が可能 となります。
カタール政府観光局(Qatar Tourism)|Visa Details
- 就労や家族滞在・長期滞在予定者は、通常カタールのスポンサー(現地受け入れ先等)を通じて査証申請手続きが必要です
現地受け入れ先・関係機関を通してNOC(No Objection Certificate)を取得する必要等がありますが、在日カタール大使館での申請はできませんので詳細は現地受け入れ先を通じてカタール内務省等にお問い合わせください
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要否・滞在可能日数 | 渡航目的 | パスポートの必要残存期間 | その他注意事項 | |
〇 | 30日 | 観光・業務・通過・外交・公用 | 入国時6か月以上必要 (未使用査証欄は見開き2ページ以上) |
出国用航空券 滞在期間中の宿泊予約 |
❷ カタール行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記ページに日本-カタール/ドーハ間のフライト運行状況についてご案内しております。
経由便等の運行・空席状況、航空券代金等につきましては弊社にお問い合わせ下さい。
- 新型コロナウイルス感染症の影響により、減便検討中あるいは各国当局の制限により、一部フライトで航空会社が新規予約受付を見合わせている場合がございます
- 航空会社都合等により下記記載のフライト運行状況は予告無く変更となる場合がございます
詳しくは各航空会社ホームページ等にてご確認ください - 当情報は、コンテンツの正確性・妥当性について細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません
本ホームページ掲載情報で利用者に何らかの損害が発生しても、かかる損害について当社は一切その責任を負いません
日本 ⇔ ドーハ・ハマド国際空港(Doha Hamad International Airport / DOH)
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出発空港 | 到着空港 | 航空会社 | 便名 | 運航曜日 |
成田(NRT) | ドーハ(DOH) | カタール航空 | QR807 | 毎日 |
羽田(HND) | QR813 | 運休 |
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出発空港 | 到着空港 | 航空会社 | 便名 | 運航曜日 |
ドーハ(DOH) | 成田(NRT) | カタール航空 | QR806 | 毎日 |
羽田(HND) | QR812 | 運休 |
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹ 有効なワクチン接種証明書の取得
日本から渡航する日本国籍者のカタール入国に際して、有効なワクチン接種証明書を取得している方(ワクチン完全接種者)は、入国後の隔離措置が不要です。
なお、ワクチン完全接種とみなされる条件は、カタール保健省により承認された下記の新型コロナウイルスワクチンを接種し、免疫の有効期間内であること が条件となります。
- 日本の市区町村等で発行した QRコード付きワクチン接種証明書は 現在有効です
- 日本国籍の方の日本からのカタール渡航に際しては、ワクチン接種証明書の取得は渡航の必須条件ではありませんが、有効なワクチン接種証明書をお持ちでない場合は 入国後5日間の隔離 が必要となります
- 国内外で医学的に新型コロナウイルスの感染を確認された者は、感染から9か月間は有効な免疫を有するとみなされます
(ただし、過去の感染証明となる公式な検査結果が求められます)
カタール入国時に有効なワクチン接種証明書 | ||
有効な証明書 | カタール国外でカタール保健省が承認したワクチン接種を完了した渡航者は 以下の条件を満たした QRコード付きワクチン接種証明書 の提示が必要
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承認済み ワクチン Approved Vaccines |
2回接種型 | ファイザー/ビオンテック(Pfizer/BioNTech) モデルナ(Moderna) アストラゼネカ(AstraZeneca) |
1回接種型 | ヤンセン/ジョンソン&ジョンソン(Jansen/J&J) | |
条件付き承認済み ワクチン Conditionally Approved Vaccines |
シノファーム(Sinopharm) シノバック(Sinovac) スプートニクV(Sputnik V) コバクシン(Covaxin) |
❺ EHTERAZ にて必要書類のアップロード
カタールに渡航する非在留者は、EHTERAZ(イハテラーズ)ウェブサイトを通じて、渡航の3日前までに登録をし、必要な公式書類をアップロードすることが求められています。
カタール保健省|Registration for travelers entering Qatar
- 免疫基準を満たしたGCC国籍者・在留者 及び EU国籍者・在留者は、本手続きに代わり下記アプリケーションを利用する場合、本手続きが免除されます(ただし、入国後のEHTERAZアプリのインストールは必要)
<GCC国籍者・在留者>
GCC国内で認められている以下の新型コロナウイルス・アプリケーションを使用する場合
・バーレーン:Be Aware Bahrain
・サウジアラビア:Tawakkalna
・クウェート:Shlonik
・オマーン:Tarassud
・アラブ首長国連邦:Al Hosn
<EU国籍者・在留者>
COV Pass Healthアプリケーションを使用する場合
(ただしカタール入国後24時間以内に承認された私立医療機関での迅速抗原検査が求められる)
- カタール国籍者 及び 在留者は事前登録が任意ですが、カタール到着時に入国手続きを円滑に行うため、全ての入国者に事前登録を推奨しています(同意書への署名 及び 隔離を求められる未接種の家族を同伴する者には特に推奨されています)
❻ 出発前48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書を取得
2022年3月16日以降、日本を含む 標準保健措置適用国・地域からの下記に該当するカタールへの入国者は、出発前48時間以内に、出発国の保健当局によって認定された医療機関でPCR検査を受け、検査証明書を取得し、入国時等に提示する必要があります。
・GCC国籍のカタール非居住者(ワクチン未接種・接種未完了者)
カタール渡航時に必要な陰性証明書 | |
適用開始日 | 2022年3月16日~ |
対象者 | 日本を含む 標準保健措置適用国・地域からの下記に該当するカタールへの入国者 ・カタール訪問者(ワクチン接種有無問わず) ・GCC国籍のカタール非居住者(ワクチン未接種・接種未完了者) ※レッド保健措置適用国・地域から入国する場合は別途規定あり ※GCC諸国のカタール非居住者でワクチン完全接種者・回復者の受検は任意(事前PCR検査済みの場合は入国後の検査が不要となる) ※カタール入国を伴わない乗り継ぎに陰性証明書の提出等の制限は無し ただし最終目的地において検査証明等の提出が必要となる場合は事前に関係書類の提示を求められます |
検査方法 | PCR検査 |
検体採取方法 | 鼻咽頭拭い液 または 唾液 |
有効な検査受検期間 | 出発前48時間前以内に受検した検査の陰性証明書が必要です 例)7/16(金) 17:00 出発のフライトの場合 → 7/14(水) 17:00以降に検査受検 |
医療機関 | 政府指定の医療機関はありません (地元(渡航者の居住地)保健当局に承認されている医療機関で発行されたPCR検査の陰性証明書を認めるとしています) |
証明書タイプ | 紙 |
証明書言語 | 英語表記 |
証明書形式 | 指定書式は無し。 ただし、医療機関による押印 または QRコードが必要 |
提示・提出場所 | 出発空港での航空会社チェックイン時 及び 入国手続き時にご提示下さい |
参照 | カタール保健省(Ministry of Public Health)|Qatar Travel and Return Policy |
❼ 誓約書(Undertaking and Acknowledgement Form)の記入
カタールに到着するすべての乗客は、カタールに到着する前に 誓約書(Undertaking and Acknowledgement Form)への記入及び署名が必要です。
カタール保健省(Ministry of Health)|誓約書(Undertaking and Acknowledgement Form)
※ 本フォームはカタール保健省ウェブサイト、EHTERAZウェブサイト、航空会社オンライン予約フォーム等で入手可能です。
※ カタール国内にてワクチン接種完了したカタール国籍者 及び 居住者で、標準保険措置適用国・地域から入国する場合は不要です。
❽ カタール入国手続 及び 滞在について
入国時にEHTERAZアプリのインストール
カタール入国時、各入国地点の空港等到着時にスマートフォンに EHTERAZアプリ をインストールし、起動させる必要があります。
そのため以下の手配等が必要となります。
- 同アプリに関するお問い合わせは カタール保健省ホームページ 等をご参照ください
・インターネットアクセス
・Android6 または IOS13.5以上のスマートフォン
・Google Play、Apple App Store または 他の検索エンジンを通じてアプリケーションをダウンロード
・SIMカード 及び スマートフォンはハマド国際空港、アブ・サムラ国境において購入可能
EHTERAZアプリのインストール
Android または iOSデバイスに下記リンクよりアプリをインストールします
EHTERAZのステータスについて
カタール国内では、あらゆる行政機関、商店、企業、飲食店、公共交通機関等を利用する際に、「EHTERAZ」のステータスの提示が求められます。
ステータス表示は、渡航者の新型コロナウイルス感染状況等を下記4つの色で表示します。
(外出するにはステータスが 緑色(陰性)であることが必要です)
ステータスの色 | 色の意味 |
緑色+金色枠![]() |
カタール国内でのワクチン完全接種者 (カタール国外でのワクチン完全接種者のシステム上ワクチン接種データが更新された場合も含む) |
緑色![]() |
カタール国外でのワクチン完全接種者 (システム上のワクチン接種データが更新されるまで) |
黄色![]() |
隔離期間中 (検査での陰性結果が判明するまで) |
赤色![]() |
新型コロナウイルス陽性 |
灰色![]() |
PCR検査結果の結果待ち |
Starting tomorrow, installing Ehteraz app on your smartphone is mandatory for everyone when leaving the house for any reason as a precautionary measure to limit the spread of COVID-19. #YourSafetyIsMySafety
— مكتب الاتصال الحكومي (@GCOQatar) May 21, 2020
App Store: https://t.co/XfgPgduY98
Google Play: https://t.co/Cvs9kMm8oi pic.twitter.com/K2Zujm6rhS
入国後の隔離措置とPCR検査
カタール保健省は、2022年2月28日付けで、日本を新型コロナウイルスの危険度評価(標準・レッド)の 標準保健措置適用国・地域 に指定しました。
これによって、日本からカタールへの入国者に対する隔離 及び 入国後の検査の実施等は以下の通りとなります。
(レッド保健措置適用国・地域からの入国の場合は措置が異なりますので、カタール保健省ホームページ等よりご確認ください)
日本からカタールへの渡航の場合:カタール入国後の隔離期間・場所
- ホテル隔離が求められる渡航者の場合は、渡航前にカタール航空のウェブサイト Discovery Qatar に掲載されている隔離ホテルパッケージを予約する必要があります(自宅が隔離要件を満たさない渡航者の場合も同様)
ワクチン接種 | 隔離の種類・期間 | |
カタール国籍者 居住者 |
完全接種・回復者 | 隔離免除 |
未完了・未接種 | 5日間自宅隔離 | |
GCC国籍者(非居住者) 訪問者 |
完全接種・回復者 | 隔離免除 |
未完了・未接種 | 5日間自宅 or ホテル隔離 |
日本からカタールへの渡航の場合:カタール入国後の新型コロナウイルス検査
- 入国後の迅速抗原検査は、以下の承認された医療機関で実施する必要があります
(カタール保健省|Accredited COVID-19 Testing Healthcare Facilities)
ワクチン接種 | カタール入国後の迅速抗原検査 | |
カタール国籍者 居住者 |
完全接種・回復者 | 入国24時間以内 |
未完了・未接種 | 入国24時間以内+隔離5日目 | |
GCC国籍者(非居住者) 訪問者 |
完全接種・回復者 | 不要 |
未完了・未接種 | 隔離5日目 |
カタールから日本へ入国・帰国時の注意事項
ワクチン接種証明書の有無 及び 接種回数にかかわらず、出国前72時間以内に受検した陰性結果の検査証明書 の提出が必要です。
検査証明書は、厚生労働省所定のフォーマットの他、任意のフォーマットの提示も妨げられませんが、「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要があります。
なお、厚生労働省が求める検査証明書が提示出来ない場合は、航空機への搭乗が拒否されますので十分にご注意ください。
在カタール日本国大使館|日本入国・帰国後の隔離措置等について(6/14時点)
【参考】カタールにおける検査機関
在カタール日本国大使館ホームページに記載されている、日本入国に必要な厚生労働省が定める各種基準を満たすとされている検査証明書を発行する検査機関のリスト(抜粋)です。
(必ず事前に対応可能かご確認頂きますようお願い致します)
- 下記記載の検査機関は、在カタール日本国大使館が指定・承認するものではありません
これらの検査機関の利用に伴い、トラブルや検査証明書の記載内容や不備による航空機搭乗拒否等が発生した場合にかかる損害に対しては、当社では一切その責任を負いません - 発行された検査証明書が厚生労働省の定める基準を満たすか または 不備がないかを厚生労働省ホームページ等をご一読の上、必ずご自身でご確認するようお願い致します
- 各地域のヘルスセンター(国立医療機関)では、持ち込みによる日本政府指定フォーマットの使用は原則として受け付けておりません
❾ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証制限、陰性証明書、スマートフォンアプリ、誓約書等必要な手続き
日本政府は、変異ウイルスの感染拡大を受け、新規感染者の減少傾向を継続させ、再拡大(リバウンド)を防止すべく、日本に入国されるお客さまに対する入国制限と検疫体制の一層の強化を発表しております。
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。