2023.04.17
フィリピン|渡航情報(必要な渡航書類、航空券手配、eTravel登録、入国・検疫等の手続き手順)
フィリピンへの渡航に必要な手続きの手順
フィリピンへの渡航に際して必要となる渡航書類、航空券手配、eTravel等の手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
◎ フィリピンの入国制限
フィリピン政府は2022年2月10日に入国ガイドラインを発表しました。
これにより外国人のフィリピン入国に際して、ワクチン接種等の要件を満たす外国人の、商用・観光目的の査証免除による入国 及び 既存の有効な査証による入国 が認められています。
フィリピン検疫局(Bureau of Quarantine)|Entry Guidelines
❶ 渡航書類について
フィリピン政府による新たな入国ガイドラインの発表により、ワクチン未接種・接種未完了者の入国制限が概ね 解除 されました。
2022年11月4日以降、日本国籍の方が 査証免除で入国する場合 の必要書類等は以下の通りです。
在フィリピン日本国大使館|フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その220:フィリピン入国規則)
フィリピンにおける日本国籍の方の無査証滞在について
2022年2月10日以降、ワクチン接種等の要件を満たす外国人の 商用・観光目的の査証免除 による入国が許可されます。
日本国籍の方は商用 または 観光目的であれば、フィリピンに入国する際の査証は不要となり最大で30日間フィリピンに滞在することができます。
フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)|Countries under Executive Order 408
- フィリピン到着後、30日以上滞在希望の30日間無査証短期滞在対象国・地域の国籍者は、滞在先近くのフィリピン入国管理局にて滞在延長の申請をすることができます(フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)|Visa Waiver)
15歳未満の外国人渡航者の入国について
15歳未満の外国人は、単身 または 親の付き添い無しでのフィリピン入国は許可されません。
単身・親の付き添い無しで渡航を希望する場合は、当該未成年者の親(または親権者)が、未成年者が 単独 あるいは 正式に指名を受けた付添人とともに渡航することに同意するという宣誓供述書(Affidavit of Support and Guarantee with Consent)を作成・大使館で認証し、フィリピン到着時に WEG(Waiver of Exclusion Ground)の申請 が必要となります。
詳細につきましては下記フィリピン共和国大使館ホームページ等にてご確認下さい。
フィリピン共和国大使館(Embassy of the Republic of the Philippines)|WEG申請に必要な「扶養・保証の同意宣誓供述書」の認証ガイドライン
フィリピン査証申請について
日本国籍の方の場合は、30日を超える商用・観光目的で渡航する場合や、それ以外の目的で渡航する場合には 有効な査証(ビザ)が必要です。有効な査証等をお持ちでない場合は、査証の申請・取得が必要となります。
- 2022年4月1日以降、全ての外国人渡航者は 入国停止免除文書(EED: Entry Exemption Document)の取得は不要 です。
❷ フィリピン行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記バナー(別ページ)に、日本主要都市⇔フィリピン間の直行便フライトの運行状況(抜粋)を記載しております。
❸ 海外旅行保険の加入
- 2022年5月30日以降、これまで必須とされていました最低補償額35,000USD以上の医療保険加入義務は廃止されました
(ただし渡航者に対しての医療保険への加入を強く推奨しています)
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹ 有効なワクチン接種証明書の取得
フィリピン入国時にワクチン完全接種者とみなされるためには、少なくとも出発14日以上前までに規定回数のワクチンを完全接種し、有効なワクチン接種証明書の取得・提示が必要 となります。
フィリピン入国時に有効なワクチン接種証明書 | ||
接種完了の定義 | 出発国出発日時から14日以上前に、定められた規定接種回数分(2回または1回)を接種済みであること | |
有効な証明書 | ・世界保健機関(WHO)が発行した国際ワクチン接種証明書 ・VaxCertPH ・外国政府の国 または 州の紙面/デジタルの接種証明書 ・その他のワクチン接種証明書 ※ 日本の市区町村で発行したワクチン接種証明書は現在有効です (デジタル庁・厚生労働省が提供する「新型コロナウイルスワクチン接種証明書アプリ」も有効) |
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有効なワクチン | ワクチンは以下のいずれかを使用すること - フィリピン食品医薬品局によって発行された緊急使用許可 または 特別許可が出ているワクチン - 世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに記載されているワクチン |
❺【ワクチン未接種者】出発24時間前以内に受けた抗原検査の陰性証明書の取得
ワクチン未接種・接種未完了の15歳以上の方 及び 同伴者のいない15歳未満の未成年者で、到着後の検査実施の免除を希望する場合は、出発24時間前以内の抗原検査の陰性証明書 の提示が必要です。
- 下記に該当する方が抗原検査で陰性の証明を提示できない場合、空港到着時に医療施設、研究所、診療所、薬局 または その他の同様の施設で医療専門家によって実施 及び 認定された検査室の抗原検査を受検する必要があります
フィリピン渡航時に必要な陰性証明書 | |
対象者 | 下記に該当する方で、到着後の検査実施免除を希望する方 - ワクチン未接種・接種未完了の15歳以上の方 - ワクチン未接種・接種未完了の同伴者のいない15歳未満の子供 |
検査方法 | 抗原検査 |
検体採取方法 | 特に指定なし |
有効な検査受検期間 | 出発24時間前以内に医療施設・診療所等で受検した抗原検査の陰性証明書 が必要 (経由便利用者は、乗継空港の敷地外 ないし 乗継国に入域・入国していないことが条件) 例)7/17(土)11:00 成田発のフライトの場合 → 7/16(金) 11:00以降に抗原検査受検 |
指定医療機関 | 指定の医療機関は無し |
証明書言語 | 英語 |
陰性証明書の形式 | 指定書式は無し |
提示・提出場所 | 出発空港での航空会社チェックイン時 及び 入国時にご提出下さい |
参照 | フィリピン検疫局(BOQ)|Entry Guidelines
在フィリピン日本国大使館|フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について |
❻ eTravel のオンライン登録
フィリピン政府は2022年12月1日、これまでフィリピン渡航に必要とされていた eARRIVAL CARD に代わり、新たに eTravel の事前登録 が必要になると発表しました。
この入力フォームは、フライトのチェックイン前までに下記ウェブサイトにてオンラインで事前にお客様の情報・フィリピン滞在先情報・渡航情報等を回答頂く必要がございます。
eTravel登録フォーム(Philippine One-Stop Electronic Travel Declaration System)
eTravel登録フォーム
パソコン または スマートフォンからのオンライン登録となります。
登録ホームページよりアクセス頂き、画面に表示される内容に従って登録を完了してください。
登録完了後は QRコード が発行されます。
発行されたQRコードが 緑色 の場合は、フィリピン到着時に Express Lane を利用することができ面接や書類の提出は不要です。
※ 赤色 の場合は検疫官から入国規則に適合しているかどうか等を確認され、適していない場合は検疫(到着日を初日として5日間)+ 5日目にRT-PCR検査が必要となります
❼ フィリピン入国手続き 及び 滞在について
フィリピン到着時に eTravel 登録時に発行されたQRコードを提示します。
(紙での出入国カード(Arrival Card / Departure Card)は2023年4月15日以降、段階的に廃止され、eTravelに置き換わります)
入国後の滞在について
ワクチン完全接種 及び ワクチン未接種・接種未完了で出発前検査の陰性証明をお持ちの方は、到着後の検査・隔離措置はありません。
ワクチン未接種・接種未完了者で、出発前検査の陰性証明を提示できない場合は、空港到着時に抗原検査を実施します。
(検査結果が陽性となった場合は、フィリピン保健省の検疫・隔離規則に従います)
接触追跡アプリ Traze
フィリピン入国時やフィリピン国内空港利用時に利用が義務付けられていたTrazeアプリの 利用義務は撤廃 されました。
つきましては現地での感染防止等に十分ご注意ください。
ダウンロード
ご自身のスマートデバイスの種類に合わせてダウンロードを行って下さい。
登録・使用方法
アプリのログイン画面に表示される Register より、登録を進めてください。
最初に表示される Select Type の画面では、Individual(個人)を選択してください。
登録の途中で顔写真を撮影する必要があります。
空港での様々な場所に Traze 用の QR コードを掲示しておりますので、Traze アプリにログインして頂き、 「TRAZE QR CODE」をタップして QR コードの読み取りを行ってください。
❽ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証・在留資格、Visit Japan Web等手続き
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。