2023.08.28
フィリピン|渡航情報(必要な渡航書類、航空券手配、eTravel登録、入国・検疫等の手続き手順)
フィリピンへの渡航に必要な手続きの手順
フィリピンへの渡航に際して必要となる渡航書類、航空券手配、eTravel等の手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
◎ フィリピンの入国制限
フィリピン政府は2023年7月21日に大統領布告297号を発出しました。
これまで新型コロナウイルスに対する防疫規制等に関する公衆衛生上の非常事態宣言は解除されました。
❶ 渡航書類について
2023年7月21日以降、ワクチン接種有無にかかわらず、これまでフィリピンへの渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は撤廃 されました。
これにより、日本からフィリピンへの入国に関する条件は、新型コロナウイルス発生以前の状態に戻りました。
フィリピン入国に際しては、有効な渡航書類 及び 査証(必要な場合)をご用意下さい。
フィリピンにおける日本国籍の方の無査証滞在について
2022年2月10日以降、ワクチン接種等の要件を満たす外国人の 商用・観光目的の査証免除 による入国が許可されます。
日本国籍の方は商用 または 観光目的であれば、フィリピンに入国する際の査証は不要となり最大で30日間フィリピンに滞在することができます。
フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)|Countries under Executive Order 408
- 30日間を超える予定でのフィリピン渡航に際し、入国前に必要な査証を取得しない場合、在留許可期限を29日間まで延長(合計で59日間の滞在)することができます。ただし、以下ご注意いただきますようお願い致します
※ 上記での渡航の場合は、入国時には30日以内に出国する航空券の提示が必要です(無査証の入国となるため)
※ 到着後、30日以上滞在希望の30日間無査証短期滞在対象国・地域の方は、滞在先近くのフィリピン入国管理局にて滞在延長申請をすることができます(フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)|Visa Waiver)
その他注意事項
15歳未満の外国人渡航者の入国について
15歳未満の外国人は、原則として単身 または 親の付き添い無しでのフィリピン入国は許可されません。
単身・親の付き添い無しで渡航を希望する場合は、当該未成年者の親(または親権者)が、未成年者が 単独 あるいは 正式に指名を受けた付添人とともに渡航することに同意するという宣誓供述書(Affidavit of Support and Guarantee with Consent)を作成・大使館で認証した上で、フィリピン到着時に WEG(Waiver of Exclusion Ground)の申請 が必要となります。
詳細につきましては下記フィリピン共和国大使館ホームページ等にてご確認下さい。
フィリピン共和国大使館(Embassy of the Republic of the Philippines)|外国籍の未成年のお子様のフィリピン入国について
- 扶養・保証に関する同意宣誓供述書をフィリピン大使館にて申請できない父母または親権者は、同書類を公証役場で公証手続を行い、日本国外務省でアポスティーユ認証を取得して下さい。アポスティーユ認証された書類は、フィリピン大使館での手続が不要です。
配偶者がフィリピン人の方の入国について(バリクバヤン・プログラム)
フィリピン国外に在留しているフィリピン国籍者の里帰りを奨励するために バリクバヤン・プログラム(Balikbayan Program)が規定されています。このプログラムでは、フィリピン国籍者と共に入国する日本人配偶者等に、下記の特典が与えられています。
フィリピン共和国大使館(Embassy of the Republic of the Philippines)|バリクバヤン・プログラム
在外フィリピン人委員会(Commission on Filipinos Overseas)|BaLikBayan
フィリピン査証申請について
日本国籍の方の場合は、30日を超える商用・観光目的で渡航する場合や、それ以外の目的で渡航する場合には 有効な査証(ビザ)が必要です。有効な査証等をお持ちでない場合は、査証の申請・取得が必要となります。
- 2022年4月1日以降、全ての外国人渡航者は 入国停止免除文書(EED: Entry Exemption Document)の取得は不要 です。
❷ フィリピン行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記バナー(別ページ)に、日本主要都市⇔フィリピン間の直行便フライトの運行状況(抜粋)を記載しております。
❸ 海外旅行保険の加入
- 2022年5月30日以降、これまで必須とされていました最低補償額35,000USD以上の医療保険加入義務は廃止されました
(ただし渡航者に対しての医療保険への加入を強く推奨しています)
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹ eTravelのオンライン登録
フィリピン政府は2022年12月1日、これまでフィリピン渡航に必要とされていた eARRIVAL CARD に代わり、新たに eTravel の事前登録 が必要になると発表しました。
この入力フォームは、フライトのチェックイン前までに下記ウェブサイトにてオンラインで事前にお客様の情報・フィリピン滞在先情報・渡航情報等を回答頂く必要がございます。
eTravel登録フォーム(Philippine One-Stop Electronic Travel Declaration System)
❺ フィリピン入国手続き 及び 滞在について
フィリピン到着後の検査 及び 隔離措置は不要 です。
到着時に eTravel 登録時に発行されたQRコードを提示します。
(現在提示を求められないケースが散見されています)
黄熱予防接種証明書(イエローカード)について
フィリピンは黄熱に関する危険のある国ではありませんので、黄熱(Yellow Fever)の予防接種は推奨されていませんが、黄熱に感染する危険のある国から来る生後9か月以上の渡航者 は 黄熱予防接種証明書(イエローカード)が要求されています。
なお、乗り継ぎのために黄熱に感染する危険のある国の空港に 12時間以上 滞在した渡航者も黄熱予防接種証明書が必要です。
米国疾病予防管理センター(CDC)|Philippines - Travel Health Notices
入国後の滞在について
到着後の検査・隔離措置はありません。
接触追跡アプリ Traze
フィリピン入国時やフィリピン国内空港利用時に利用が義務付けられていたTrazeアプリの 利用義務は撤廃 されました。
つきましては現地での感染防止等に十分ご注意ください。
ダウンロード
ご自身のスマートデバイスの種類に合わせてダウンロードを行って下さい。
登録・使用方法
アプリのログイン画面に表示される Register より、登録を進めてください。
最初に表示される Select Type の画面では、Individual(個人)を選択してください。
登録の途中で顔写真を撮影する必要があります。
空港での様々な場所に Traze用のQRコードを掲示しておりますので、Trazeアプリにログインして頂き、「TRAZE QR CODE」をタップしてQRコードの読み取りを行ってください。
❻ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証・在留資格、Visit Japan Web等手続き
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。