2023.03.10
オーストラリア|渡航情報(必要な渡航書類、ETA(電子渡航許可)申請、航空券手配、入国・検疫等の手続き手順)
オーストラリアへの渡航に必要な手続きの手順
オーストラリアへの渡航に際して必要となる渡航書類、ETA(電子渡航許可)申請、航空券手配、海外旅行保険等の手続き手順を纏めました。弊社では一部の手続きをサポートしています。
◎ オーストラリアの入国制限
2022年7月6日以降、オーストラリア入国に際してはワクチン接種状況に関わらず 入国要件が撤廃 されました。
これにより日本からオーストラリアへ渡航する場合、各種証明書の提示 及び 隔離措置等は不要 となっています。
smarttraveller.gov.au|COVID-19-related border restrcitions lifted
オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)|COVID-19 and the border
オーストラリア保健省(Department of Health)|International travel and COVID-19
◎ シドニー国際空港での乗り継ぎについて
日本国籍を含む 無査証通過(TWOV: Transit without a visa)の対象国籍者である場合は、以下の条件をすべて満たしている場合は無査証で乗り継ぎが可能です。
オーストラリア内務省(Department of Home Affair)|Travellers eligible to transit withou a visa(TWOV)
- 無査証通過(TWOV)対象外の国籍の方は 通過ビザ(Transit Visa: Sub Class 771)が必要となります
・オーストラリア到着後8時間以内に出国し、第三国(最終目的地)へ向かうための航空券を所持していること
・最終目的地へ入国するために有効な渡航文書を所持していること
・乗り継ぎでの待ち時間の間はエアサイド(トランジットエリア内)に留まること
(手荷物の預け直しやチェックイン等で入国が必要な場合は、ビザが必要となります)
❶ ETA(電子渡航許可)または オーストラリアビザの申請
2022年7月6日以降、ワクチン接種有無にかかわらず、これまでオーストラリアへの渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は撤廃 されました。
これにより、日本からオーストラリアへの入国に関する条件は、新型コロナウイルス発生以前の状態に戻りました。
オーストラリア入国に際しては、有効な渡航書類 及び 電子渡航許可(または査証)をご用意下さい。
オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)|COVID-19 visa information
オーストラリア電子渡航許可 及び 査証申請について
オーストラリア入国に際しては渡航目的に応じて、有効な電子渡航許可(ETA)または 査証(ビザ)が必要です。
下記記載以外の査証等につきましては、オーストラリア内務省ホームページ にてご確認下さい。
主なオーストラリア査証の種類
電子渡航許可(ETA: Electronic Travel Authority)申請について
観光、知人・家族訪問、出張・業務目的でオーストラリアへ渡航する日本国籍の方は、電子渡航許可(ETA: Electronic Travel Authority)を申請する必要があります。
必要事項をETAS(Electronic Travel Authority System)を通じて、オーストラリア移民局に登録し、問題がなければ電子渡航許可と呼ばれる電子査証(Subclass 601)が発給されます。
在日オーストラリア大使館|Electronic Travel authoriy(ETA 電子渡航許可)
ETA申請方法について
日本国籍の方が日本のパスポートを所持している場合は、スマートフォン等のモバイルデバイスで オーストラリアETAアプリ(Australian ETA) を利用して申請を行います。
オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)|Subclass 601 - Electronic Travel Authority
アプリは Apple Store または Google Play Store からダウンロード可能です。
- 欧州のパスポート所持者は、同様の電子査証の eVisitor(Subclass 651)を申請可能な場合があります
またアプリを使用できない場合は、必要に応じて別の査証を ImmiAccount からオンラインで申請ができます
❷ オーストラリア行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記バナー(別ページ)より、日本⇔オーストラリア間の日本路線フライト運行状況についてご案内しております。
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹オーストラリア入国手続 及び 滞在について
オーストラリア到着後は、到着地の州・準州の取り決めに従う必要があります。
検査・検疫措置 及び 各種規制は予告なく変更される場合がありますので、入国する州・準州の入境制限措置等を必ずご確認下さい
(国内各州から陸路 または 経由での入州に関しては、下記と規定が異なります)
オーストラリア政府(Australian Government)|State and Territory Information
オーストラリア到着時の入国手続き等
オーストラリア入国カード・税関申告書
機内にて配布される入国カード(Incoming Passenger Card)に記入し、税関検査時に係員にご提示ください。
(下記はオーストラリア国境警備隊発行の日本語訳となります)
ニューサウスウェールズ州(シドニー)に到着する場合
シドニー等ニューサウスウェールズ州(NSW)到着後の検疫要件等の概要は以下の通りです。
詳細は下記ニューサウスウェールズ州ホームページ等もご確認ください。
ニューサウスウェールズ州政府(NSW Government)|International air travel to and from NSW
到着後の流れは下記となります。
オーストラリア国境警備隊(Australian Border Force)|Crossing the border
降機後に案内表示に従い、入国審査場にて入国審査を行います
16歳以上の日本国籍の方がIC旅券をお持ちの場合は スマートゲート(SmartGate)を利用可能です
↓
② 受託手荷物の受け取り
↓
③ 税関検査
受託手荷物の受け取り後、持ち込み荷物が免税限度額を超えず、また輸入管制・禁止・制限されていない物品の場合は
緑色のチャネル(Nothing to Declare)に、申告物がある場合は赤色のチャネル(Goods to Daclare)にお進みください
税関検査時に係員がいる場合は機内で配布される入国カード・税関申告書(IPC:Incoming Passenger Card)をご提示下さい

↓
④ 自宅・宿泊施設に移動可能
2022年6月21日以降、NSW到着時の新型コロナウイルス検査義務等は廃止されました
(症状が出た場合は、新型コロナウイルス検査を実施)
ビクトリア州(メルボルン)に到着する場合
メルボルン等ビクトリア州(VIC)到着後の検疫要件等の概要は以下の通りです。
詳細は下記ビクトリア州ホームページ等もご確認ください。
VIC.GOV.AU|Information for overseas travellers
ビクトリア州到着後、自宅・宿泊施設に移動可能です。
(到着後24時間以内に自己検査による迅速抗原検査が推奨されています)
入国・出国時の便利なシステムについて
スマートゲート(SmartGate)
スマートゲート(SmartGate)は、オーストラリアの10空港に設置されている、自動化ゲートを利用した出入国審査システムです。
オーストラリア国境警備隊(Australian Border Force)|SMARTGATES
対象国のIC旅券をお持ちで、下記のいずれかに該当する場合は SmartGate を使用できます。
利用可能対象国 | 対象の方 |
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16歳以上の方 10~15歳で少なくとも2人の大人と一緒に旅行する方 |
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16歳以上の方 |
スマートゲートの利用方法
キオスク端末を利用しパスポートの読み込み 及び 質問への回答を行い、その後スマートゲートで顔認証を行います。
(端末は入国審査エリア または 空港によっては到着後ゲートから入国審査エリアに向かう途中にも設置されています)
下記キオスク端末(写真左)にパスポートを挿入、画面に質問が表示されますので、タッチパネルにて答えを入力していきます
入力完了後パスポート返却 及び チケット(写真右)が発行されますので、お持ちになり入国審査エリアに向かいます
↓
STEP② スマートゲートの利用
キオスク端末で発行されたチケットをスマートゲートに挿入、前方のカメラで顔認証を行い、IC旅券のデータと照合します
照合が完了すると、チケットを受け取るように画面に表示され、返却されたチケットを受け取るとゲートが開きます
(照合に失敗した場合は、有人カウンターで入国審査を行って下さい)

↓
STEP③ スマートゲート通過後
受託手荷物をピックアップし、税関検査に進みます
国境警備隊員に入国カード・税関申告書(IPC:Incoming Passenger Card)及び チケットをお渡しください

❺ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証・在留資格、Visit Japan Web等手続き
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。